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紙の本
仏教ではこう考える (学研新書)
著者 釈 徹宗 (著)
みんなが感じている悲しいこと、耐えがたいこと、ヘンなこと、納得のいかないこと…を仏教的に快答乱麻。どんな難問・奇問・珍問にも答える住職、シャク先生が絶妙の回答で「仏教の思...
仏教ではこう考える (学研新書)
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商品説明
みんなが感じている悲しいこと、耐えがたいこと、ヘンなこと、納得のいかないこと…を仏教的に快答乱麻。どんな難問・奇問・珍問にも答える住職、シャク先生が絶妙の回答で「仏教の思考法」を教えます。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
釈 徹宗
- 略歴
- 〈釈徹宗〉1961年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院人間文化学研究科比較文化専攻博士課程修了。兵庫大学准教授。NPO法人リライフ代表。浄土真宗本願寺派・如来寺住職。
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紙の本
こんなに丁寧に質問に答えてくれるお坊さん、うちにも一人欲しい。
2009/02/18 22:24
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の釈氏は仏教研究者であり、かつ、浄土真宗本願寺派のお坊さん(ご住職)でもある。失礼な言い方にならなければ良いのだが、お坊さんにしておくのがもったいない、そういうお坊さんの一人である。
前半(第1章)は「紙上問答編」で、『京都新聞』に連載された仏教系のQ&Aである。53回の質問と回答が見開き2ページ分で完結している(3つの質問・回答で4ページ分というのもある)。仏教や社会学的な知識を前提として真摯に答えているので難解かというと、全然そんなことはない。これが大変に平易でわかりやすい。
後半(第2章)は「日々の問答編」と題し、いろいろな出来事をヒントに、氏自身が質問を設定して答えていく。質問のみならず、質問を前提する世界の広がりにも思いを馳せつつ、現実的な状況に丁寧によりそい、丁寧にじっくり考え、だんだんに答えのようなものを見つけ出していく。
真宗のお坊さんだから真宗のことしか知らない、のではなく、きちんと真宗以外の仏教のことも知っていて、そちらについても答えてくれる。ある特定の宗派に所属しつつ、その宗派に限らず他の宗派についても大変に造詣が深い、こういう人を「碩学」[せきがく]と言う。
なので、読めば、真宗や仏教全般についての知識と教養を深めることができる。のみならず、宗教的な味わいが底流にあるので、本には変な力みや揺らぎがない。安心して読むことができる。
なお、発行月日(11月28日)は、浄土真宗の祖師・親鸞聖人のご命日(旧暦)にあたる。たぶん狙っている。
以下、大変に個人的なことです。
新聞で紹介文を読み、早く読みたくて、いてもたってもいられなくなったが、その日はもう遅かったので書店に行くことはあきらめた。翌日、二日越しの欲求に気が急いていたのだろうか、書店の入ったショッピングモールの駐車場に停める際、壁から突き出た非常に頑丈な構造物にクルマの左後方側面を派手にこすりつける。覆水盆に返らず。これはひどい。噫、何と深い傷だろう。顔は平然と・心でおいおい泣きながら書店へ。本は購入できた。クルマには6ケタの修理費。私にとっては桁外れに高価な本となった。
‥‥元は、取れるだろうか。
紙の本
「仏教」というフィルター
2009/09/22 17:48
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イム十一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
浄土真宗の僧侶である著者が、宗教に関する様々な疑問に対して「仏教」というフィルターを通して答えている本です。
内容は二部構成になっており、第一部は宗教行事・仏教教義から心霊現象・お経の意味等、様々な疑問を少ない頁数(2~4P)で平易・簡潔に答えています。
第二部は著者が特に印象に残っている質問・相談を7つ挙げて、それぞれについて仏教教義や仏教用語等を引用しつつ、さらに深く掘り下げて答えています。
単なる宗教・仏教に関するQ&Aではなく、そこからさらに一歩進めて「そこから私達は何を学ぶべきか・人生の指針をどこへ向けるべきか」を解りやすく説かれていたように私は感じました。
日常生活の中での宗教・仏教に関する疑問を持たれた方、また答える側の方にもお勧めの一冊ではないかと思います。