紙の本
そっと読みたい、智恵の宝庫。
2009/03/17 17:39
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
『断る力』の著者である勝間和代氏が
絶賛したことがきっかけとなり
WAVE出版より1993年から出された
同タイトルの作品を
加筆再構成されたものとして
復刊された。
この原著が1977年という
かなり前の時期に著されたにもかかわらず
今読んでも、十分に得るものが多い
貴重な1冊である。
そして、今この本を手に取る意義は
アメリカの1977年の状況と
今、ここにある自分の状況とを
引きくらべて
目の前の躓きに対処したり
おこり得る迷いに対処したり
することではないだろうか。
原題は「GAMES MOTHER NEVER TAUGHT YOU」
副題は「Corporate Gamesmanship for Women」
この原著の題がすべてを語っている、といって
良いのだけれども
ひとりの女性が、仕事を通じて社会に
出て活躍しようと思うとき
どのように、考えて行動していったらいいのか。
仕事のやり方や先輩の言動から学びつつ
でも、実は
そこには戦略という智恵が必要だと
著者は言うのである。
「母」が教えてくれないというのは
今ではさすがに古いような気もするけれど
まずはそれでも
p187からの「金言集」を
一読してみることを、お勧めする。
ビジネスパーソンとして
働く女性は飛躍的に伸びているが
それでもそのそれぞれで躓いたり
迷ったりすることが多いだろうと思う。
主にこれから
ビジネスパーソンになろうとしている
女子学生の方に
あるいは
既にビジネスパーソンであり、それも専門性や
権限の大きい場所で働いておられる方には
もっともためになると思われるが
そうした組織に属して
ビジネスに携わる女性のみならず
ビジネスの世界のまわりで生きる
すべての女性にとっても
刺激的だ。
例えば、こんな一文がある。
**
家庭と仕事の両立は働く女性にとって
普遍的な問題とされていますが、
実はこのことが「女性の問題」と限定
されていること自体に、私たちはもっと
疑問と怒りを持つべきではないでしょうか?
(第10章150p)
**
これは、今だに
ふるびていない永遠の問いである。
よく働きうるひととなるために
女性たちよ、聡くあれ。と
著者のエールが
こうして再び届けられた。
惜しむらくはやはりアメリカと日本の
文化の差を感じてしまうところ。
ゆえに
さらに理解を深めたい方には
この本の翻訳をなさった福沢氏と勝間和代氏共著の
『会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール』をも
併せて読まれることをお勧めする。
より親身に感じる事柄が多く
この本をも意識した構成になっている。
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職場の中で、女性は「母」「恋人」「娼婦」としか男性から見られない。母になるべきだ。
自分の仕事以外のことをやるな。
キレイごろじゃなく、かなり率直で面白い
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会社の中での自分の立ち位置、これまでの仕事やポジションの選択が本当に行き当たりばったりだったと考えさせられる一冊。そのため手厳しい、、、という印象だったんだけど、一読の価値はありです。
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ビジネスパーソン女子は是非読むべし。
体育会系所属経験のない人は特に。
ときどき読み返したい一冊です。
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組織で働く際に認識すべき事柄が、
様々な視点から明快に描かれている。
本書では、
管理職になることを推奨し ・・・女性はなぜか消極的になりがちだということから
軍隊組織であることを認識させ ・・・自分のやるべき仕事をしっかりこなす
不当な処遇にあっている場合には行動をおこすべき ・・・自分の理想に近づくための努力をしてハッピーに
管理職は「いかに他人に仕事をさせるか」である ・・・そのためには社内の情報収集が非常に重要
などなど、さまざまなエッセンスが具体的かつ理論的に
述べられていて、すっと心に入ってくる。
文庫本で出版されたことはありがたい。
必要なことをコンパクトにまとめてあるので
持ち歩きにも邪魔にならない。
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誰も教えてくれなかった女性の働き方という副題がついているだけあって、ものすごく現実的に、女性が社会でどう生き抜いていくかが書かれた本。
就活でいっぱいいっぱいだったけど、そんなんではいけない。
どうやって会社内で自分の働きやすさを追求すればいいのか。
5年後、10年後を考えさせられる1冊。
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会社のルールってしってしますか?
知らない人は読んだ方がいいですよっと
言える一冊でした
上司を敬い 上司に逆らわないこと
昇進にはルートがある 手順を飛ばさないこと
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この本は、昇進を望む女性に向けて書かれているので、昇進とかにまったく興味の無い女性が読んでも
まったくピンとこないだろうし不愉快になるかと思いました。
ただ、すこしでも昇進ー管理職を目指している女性はピンと来る事がおおいのではないでしょうか。
ビジネスの社会というのは男性社会で、暗黙のルールがわからないと昇進したくても昇進できないよ。
だからそのビジネスゲームのルールを覚えてから試合をやろうね、という…一言で言えばそんな内容です。
女子はなかなかその男性社会の空気を読むのが苦手だったりする場合が多いのですね。
ビジネスは軍隊。軍隊では上官の命令は絶対。だからむやみに上司に逆らうな。
そういう分かりやすいたとえで、「ルール」を教えてくれる本というのはなかなか無いですよね。
「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」はこの本を下敷きに書かれているらしいので
併読すると一層理解が深まると思いました。
「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」は分厚い本でしたが、
「ビジネスゲーム」は手軽に読める分量なので、隙間時間等に是非読んで欲しい一冊です。
自分も時折読み返したくなるので手元に常に置いてます。
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男性社会の中には『暗黙のルール』があり、大人になるまでに誰もが知らず知らずのうちに身に付けているもの。
女性はその『暗黙のルール』を知らないため、ビジネスの世界で芽が出にくい。
会社は軍隊、上司(上官)の言うことは絶対!
なるほど、と思う箇所は多いものの、偏りすぎているふしがある。
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話題の一冊。
ビジネス・ゲーム。
タイトルからして面白い。女性は感覚的に分かりにくい
ビジネスはゲームであるという概念の説明から始まる。
これまた知ってると知らないでは大違いだと思う。
ただ、翻訳のためところどころ微妙な文章表現あり。
残念ながら読んだ段階でまだ仕事をしていなかったため
リアリティに欠けた。また落ち着いたら読み直してみたい一冊。
「ゲームに勝つための秘訣は誰も教えてくれない」
「スポーツマンが一番トレーニングをすることは、負けても
必要以上にがっかりしないということ」
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これはいいですね。勝間和代氏の言葉を借りれば「腹落ち」するところが数多くありました。
後書きの勝間氏のコメントがまた痛快。
キャリア志向の女性たちにはぜひ読んでもらいたいですね。
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昇進した時に、女性の先輩に貸して頂いた本。
自分の会社では、男性・女性でそれほど役割が異なる部分はないが、
恐らく男性社員の潜在意識には、女性蔑視という視点は少なからずあると思うので、
それを知っていつつ、男性とどう付き合っていくかという部分で役立った。
クライアントとの付き合い方をどうするか、という部分に置き換えて読むことで参考になった。
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女性と男性は違う
でも劣っているのではなくルールを知らないだけ。
ビジネスをやっていくうえでは
「ん?」
と思うこともルールとして受け止めねばならんかも。
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仕事でライバル的な存在にあった女性の先輩から貰った本。
実際社会人としての経験が浅く、なんでだろうとおもうことが
結構多かった自分にはかなりターニングポイントと
なったほんである。
学生生活を終えて、社会に丸腰のままほっぽりだされるのだが
そのなかでどうしたいのか右も左もわからず、男と同じ職系に
いるのだが攻略ポイントもよくわからないのだったがこの本を
読むことで社会、会社におけるゲームの仕組みを理解することが
できたと思う。正直、自分の生き方におけるプライオリティが
見えるまではこの本の通り進むベキだと思うが、自分はこの道は
おそらくムリなんだろうなーなんておもったり。
この本を読んで、実践した勝間さんはすごいとおもう。心底。
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案件がらみで読みました。偶然にも勝間本。
■概要
「ビジネスはゲーム」、ゲームに勝つためにはルールを知らなければならない、と
女性がビジネス(ゲーム)で成功するために知っておくべき「ルール」と、望ましい振舞い方が紹介されています。
「女性は会社の「外国人」である」
男性の現地人は、あなたが旅行者である限りは親切ですが、いったんそこに住みつこうとしたら、途端にそっけなくなります。
「会社とは「軍隊」である」
?目的が明確で、?いくつものセクションからなる大きな組織であり、?自分の上官・上司に逆らうことは許されない
等々。
■仕事に活かせる点
命令の鎖、昇進チャートの考え方は目から鱗…というか、改めて現実を突きつけられた感じで、頭から水をぶっかけられたような感覚を受けました。
やりがいとか、成長とか、そんなのとは別の次元で会社や仕事は回っているんだな、と。
しかも、じわじわ効いてきました。読み終わった直後は「なるほどねー」程度だったのに。この「知ってしまった」感は、すごい本の証でないかと思います。
なんとなく知っていたけれど、実行できていなかったことオンパレードです。
働く女性必読。このすぐ後に読んだ『男は野球で〜』にもかなり影響を受けました。