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デザインするな ドラフト代表宮田識
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デザインするな ドラフト代表宮田識

著者 藤崎 圭一郎 (著),DRAFT (監修・デザイン)

広告デザイン会社「ドラフト」の活動を通して、普段見ているものの変化に気付く感性が、広告や商品開発、ブランディングへ展開されていく様を描き出し、デザインと社会の関係を語る。...

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デザインするな ドラフト代表宮田識

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商品説明

広告デザイン会社「ドラフト」の活動を通して、普段見ているものの変化に気付く感性が、広告や商品開発、ブランディングへ展開されていく様を描き出し、デザインと社会の関係を語る。作品も多数掲載。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

藤崎 圭一郎

略歴
〈藤崎圭一郎〉1963年横浜生まれ。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。デザインジャーナリスト。美術出版社で『デザインの現場』編集長を務めた。93年より独立。デザイン、建築に関する記事を執筆。

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)

2009/09/28 06:43

投稿元:ブクログ

杏の狂い咲き ヘンだ、おかしいと思える眼

デザインとは、頭の中に描いたものを複写すること
頭の中で思い描いたリアルさの方が、人の心に響く場合がある

か、かた、かたち 建築家 菊竹清訓
か=本質 そもそも、理念、フィロソフィー、
かた=実体 仕組みを考えること、システムや構造
かたち=現象 目に見えるもの、表現の世界
仕組みをそもそもの次元に照らし合わせる

一番絞り
うれしいという言葉がテーマだったけど、なぜうれしいか、なぜ一番麦汁だからおいしいか、というエビデンスは語らなかった。ただ、うれしいという気持ちだけを表現してきた。王道を突き詰めていくと、しゃべらないことのほうが王道

うまいビールはキリンがつくれ
おいしさでは負けられない
世界の”お母さん”に負けられない
こう言い切ることで、開発スタッフ全員の向かう方向が決まる。

売れる仕組みをまず作る。営業ツールや店作りなど売るための仕組みを整えておいて、実績をつくっておいてから、広告をてがける。広告を先にやると、広告だけで商品を売ることになるから、たくさんの要素を入れないといけなくなって、表現が窮屈で苦しくなる。しかし売れる仕組みをつくって、広告をその仕組みのひとつと位置づけておけば、要素を絞れて、広告はシンプルで余裕のある表現にできる

続くのか、続けられるのか? 何かひとつ面白いことをやればいいという考え方は存在しない 
虚業ではなく、実業。広告という手法を使いながら実業をやる

最終的に人の笑顔にたどり着きたいと思ったとき、彼に笑ってくれと言うのではなく、彼が笑うようにどうもっていくか。それが、撮影。形ではない(十文字美信)

2011/01/31 22:48

投稿元:ブクログ

期待が大き過ぎたため★3つ。


大好きなD-BROSの母体、広告会社DRAFT。
代表の宮田さんの仕事の歴史や考え、人となりが紹介されている。

575Pの分厚い本は
ちょうど前半分が文章で、後半分が作品集になっている。

私は、やっぱり高いクオリティのデザインに
これからも関わっていきたいと再認識。

2013/02/04 17:01

投稿元:ブクログ

ここで語られているのはデザインの技術ではない。
宮田識というひとりの人間の人格であり、その力である。
小手先のわざや思考法などでは到達しえない、デザインというものを生み出すための生き方そのもののように思える。
ドラフトのデザイナーたちはなんと幸せなのだろう、とこの歳になって思う。若い頃には入りたいと思ったこともあったけれど今ひとつ気後れして踏み出す勇気が出なかった。その消極性がそもそも駄目なのだと思う。このような人にしっかり怒られて、苦労するという経験はきっと何ものにも代えがたいだろう。

今はただこんなアートディレクターがいることが、嬉しい。

2010/02/27 20:17

投稿元:ブクログ

うーん白いですね。



最近は、原研哉さんの影響か、デザイン・広告系の書籍は、白地に黒文字というのが、ほんとに多い。

白黒はシンプルで強くて、さまざまな装丁がひしめく本屋さんの中では、相対的にとても目立ちます。



そんな白黒装丁の中で、一番好きだったのが、「デザインするな」。



DRAFTとは、宮田識氏の設立したデザイン事務所です。

モスバーガーやキリン淡麗などの広告が有名ですね。



最近では、「世界のkichenから」の仕事が素敵でした。

あのデザインにグッときた人も多いんではないしょうか?



そんなDRAFTの仕事を紹介している本の表紙に、「デザインするな」と書いていある。

もうこのタイトル一発で、気になりますねー。



タイトル横のコピーも、帯ではなく表紙に書かれているところが印象を強くしています。

文章は、行間に余裕をもたせ、余白を贅沢にとり、読みやすく工夫がされています。


またそれによって生まれた本の厚み、重みがさらに所有欲を掻き立てます。



本文の文章一行一行が、とても大事にされているような本だと感じて購入しました。





内容は、装丁のシンプルさとは対照的な、アートディレクター宮田氏の熱い仕事ぶりが、

デザインジャーナリスト藤崎氏の取材によって描かれています。



モスバーガーの仕事では、広告のみならず、販促計画や商品開発、人事にまで入り込んでいたそうな。

その豪腕な仕事ぶりに驚きました。



本の後半はDRAFTの主な広告がカラーで紹介されています。これだけでも見ていて楽しいです。

2010/06/18 01:06

投稿元:ブクログ

これは買ってよかった。

D-BROSとか、「世界のキッチンから」とか、ウンナナクールとか、

ソフィーナボーテもシアタープロダクツもさ・・・

わたしはドラフトのデザインが好きだ。

それは、ただ、その雰囲気が好きだったのだけれども、

この本を読んで、そのデザインに至ってゆくまでの考え方とか、

信念とか、本質を捉えるということ、本文中にもあったけれど、

「志」と「仕組み」と「表現」

それがそろっているからのこそ、なんだなあと

あらためて尊敬した。


今はこうしたことをインプットとして「読んで」いるのだけれども、「行って」いく立場になりたい。

2011/12/29 16:42

投稿元:ブクログ

本書は、広告やグラフィックデザインを手がけるデザイ
ナー集団DRAFT(ドラフト)を率いる宮田識氏に関する初の評伝で、
著者はデザインジャーナリストの藤崎圭一郎氏です。

ドラフトは、一般的な知名度はあまり高くないかもしれませんが、
モスバーガー、PRGR、キリン一番搾り、淡麗、世界のKitchenから、
ラコステ等、国民的なブランドの成功を支えてきた、知る人ぞ知る
クリエイティブ集団です。

ドラフトの特徴は、一つのクライアントと、時には20年にも及ぶ長
期間にわたって仕事を続けることです。また、単に広告やグラフィ
ックデザインを手がけるだけでなく、売る仕組みや経営戦略的な部
分も含めてデザインしてしまうことにも特徴があります。小手先の
デザインではなく、商品や企業や社会はどうあるべきかという視点
から、本質を見極め、形にしていくのが、クリエイティブディレク
ター宮田識の姿勢であり、ドラフトの方法論なのです。

違和感を見逃さず、本質を真摯に追求する宮田氏の言動は、その正
直さゆえに、多くの人を魅了します。怒鳴り続けても、人が集まり、
人が育つのは、そんな宮田氏のブレのない正直さが根っこにあるか
らでしょう。しっかりと根を張った巨木のようなブレのなさに人は
惹かれます。そして、その巨木に守られ、励まされるから、周囲の
動植物達は自らの生命を花開かせることができる。ドラフトという
集団を見ていて思い浮かべるのは、そんなイメージです。

本書は、「道を識(し)る」「道を定める」「道を行う」「道をつ
なぐ」という4部構成で、意外と遅咲きだった宮田氏の足跡を辿り
つつ、その思想やドラフトの方法論を解き明かしていきます。「道」
は、「ディレクター道」のことで、「人を同じ方向に向わせ、個性
を尊重して、いっしょに成長していく」あり方を意味しています。

宮田識という一人の人間を通じて語られるこの「ディレクター道」
に、何かを生み出そうとしている人やリーダー的ポジションにある
人は、きっと多くを学ぶことでしょう。これからのリーダーが身に
つけるべき心構えがディレクター道にはあると言っても過言ではあ
りません。

3,990円と高価ですが、600ページ近い大部の半分以上は、ドラフト
の作品写真になっています。作品集として後々まで楽しめることも
考えると、決して高くはありません。是非、読んでみて下さい。

=====================================================

▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)

=====================================================

「個性はすでにその人が持っているもので、つくるものではない。
個性を出すには、まず自分のことをよく理解することです」

「デザインとは思いを複写することと考えると、グラフィックデザ
インもファッションデザインもプロダクトデザインも建築もみんな、
デザインという意味で同じものになる。(中略)自分の思い描く世
界観を形にするという意味では、誰���がみなデザイナーなのです」

「僕は、そもそも人や企業や社会がどうあるべきかを思い描いて、
それを実現していくことがデザインだと思っている。そう考えると
絶対に必要なことです、デザインは」

ディレクションとは道を示すことだ。志があるから、進むべき道が
見える。そもそも何のために歩むのか。そこに立ち帰られるから、
道を誤れば、引き返して、新しい道を探すことができる。
道を識る人が描き出す表現は力強い。人の心に響きわたる。

「お金がないから映画館にも行けない。お茶も飲みに行けない。だ
から歩いたんです。歩いたら、何かにぶつかる。じっとしていても、
ぶつからない。朝から何も見つからなくても、疲れたと言わず、ず
っと歩きつづける。不思議と見つかるんだよね。意志があれば必ず
何かにぶち当たる。そのことは、いまもずっと信じてます」

「『思い』がない写真は、単なる商品撮影なんだよね。技術のある
カメラマンなら誰でも撮れる。思いがあるからアートディレクター
の写真になる。思いが形を変えるんです」

「ルールは変わるけど、マナーは変わらない。ルールは約束事です。
規則や決まり事は、組織によって違うし、時代に合わせて変わって
いく。マナーは、他の人に気持ちよいと感じてもらいたいと思って
自ら率先して行うものです。人を思いやる気持ちは、いつの時代も
変わりませんよね」

「デザインは単純にカッコいいものをつくるだけじゃ済まされない。
その商品やそれを売る企業が、社会から『ここにいてもいいよ』と
認めてもらえるようにすることがデザインなんだよね」

たとえ広告であっても、本当のことをやろうよ、本当のことじゃな
いと伝わらないよ。そういう宮田の思いに、人がついていく。
本当のものを見つけて、本当のことを伝えたい。その思いが、宮田
識の真髄だと思う。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●[2]編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

東京でも桜が開花しました。10年ちょっと前、4月上旬に結婚式を
挙げた時には、千鳥が淵の桜がちょうど満開だったことを思うと、
開花が年々早まっていることを実感します。やはり着実に地球は温
暖化しているのでしょうか。

それにしても桜は本当に日本人にとって特別な花ですね。梅やボケ
の方が春の訪れを告げる意味では印象深い花だと個人的には思いま
すが、桜の国民的人気にはかないません。そんなに桜に思い入れが
なくても、この時期は、花見をしないと、何かとても大切なものを
逃してしまった気になるから不思議なものです。

サクラの「サ」は、サツキ(五月)のサ、サナエ(早苗)のサ、サ
オトメ(早乙女)のサと同じく、稲田の神霊=田の神を指すのだそ
うです。「クラ」は、その神が依りつく場所のことを意味する言葉
と解されますから、サクラとは、稲穀の神霊の依る場、という意味
になります(和歌森太郎著『花と日本人��角川文庫)。

山の神は春先に里に降って、田の神になるとされてきた伝承と合わ
せると、山から降りてきた神が、田の神となって休息するのが桜の
花ということになります。つまりは、山の生命力が稲の生命力に転
化する境界線に花開くのが桜なのです。そう言われると、桜の花が
特別視される理由がわかる気がしますね。

なお、花見は、桜に依る神の霊力を鼓舞するために酒を飲み、踊り、
囃し立て、男女が睦み合う行為に原型があるようです。山から降り
てきた霊力に接しつつ、その霊力をさらに増幅させる、そういう花
と人との交歓のプロセスとして花見は生まれてきたらしいのです。

桜は静かに愛でるものではなく、囃し立てて見るのが、神に対する
礼儀なのですね。そう考えると、桜の樹の下でのドンチャン騒ぎも、
眉をひそめるものでなく、むしろ歓迎すべきものなのでしょう。

2012/09/24 22:41

投稿元:ブクログ

表現とは世界観を作る、それはただ作るではなくて商品の今後や開発などが作ろうと思った考えやそういうものを含むのもあるのだと感じた。

2011/06/27 22:49

投稿元:ブクログ

DRAFTの代表、宮田さんの仕事観やそこから生まれた作品などなどについての本。思想と信念、人を育てるという意識をめちゃくちゃ感じられた。いいデザインとは表面ではなく、対象への理解と明確なコンセプト、永続可能な仕組みづくりがあるのだと実感。ものづくりに対する考えもさることながら、人を育てることの意識がすばらしいと思った。

『あるタイミングで、ある「場」を与えてあげれば、その人がパーッと伸びる可能性がある。飛躍する場を与えてあげないまま、見切ったり、その人に合わない場を与えてしまったりすると、本当に伸びなくなる。真剣に付き合っていれば、いつかは伸びる』

確かに、できる人が集まってきているのだろうけど、そこを更に伸ばすから優秀な人が輩出されてるのだろうなぁと思った。

2011/05/29 22:37

投稿元:ブクログ

センスのいいデザインを発信し続けているドラフトという会社に興味があって購入。自分が納得した上で仕事をするというのは、当たり前だけど難しい。私も本気で惚れ込んだ人たちと何かを成し遂げたいな。

2012/01/24 17:15

投稿元:ブクログ

「思いを形にするのがデザイン」「人や企業や社会がどうあるべきかを思い描いて実現していくのがデザイン」「思いがあるからイメージが生まれる」「志、仕組み、表現があれば道は見えてくる」などなど、こころにメモしておきたいフレーズがたくさんでした。

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