紙の本
パズルでビジネス思考力を鍛える
2011/02/20 22:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
脳力UPのためのパズルの本。前半は「ビジネスに役立つ思考力」を解説、後半はそのビジネス思考力を鍛えるためのパズル(クイズ)問題という構成。本書ではビジネス思考力を高めることを目標としているが、著者が考える思考力というのが「立体思考力」だ。それは論理思考力(垂直思考)と水平思考力の組み合わせ。その2つの思考力を鍛え、活かせれば、ビジネス上の難問も解決できるとする。第4章が論理思考力を鍛えるパネル、第5章が水平思考力を鍛えるパズルになっている。本書に収められた問題は初心者にはかなり難しいものばかりかも、というように、脳みそが苦しくなるほどの難問ばかりである。第3章でも触れているが著者は子供の頃、多湖輝氏の「頭の体操」シリーズにハマったらしい。同世代の私にも懐かしい本だが、本書のパズルもその「頭の体操」に影響を受けたと思われる雰囲気のものが多いと感じた。本書で取り上げたようなパズルを用いてケータイでもトレーニングできるように、と携帯サイトも展開しているらしいので、興味のある方はサイトにアクセスしてみてはどうか。
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勝間さんの本なので、売れるんでしょうが、内容は、勝間さんの他の本と違いがよくわかりません。書いてある内容に新鮮さが感じられないのが、最近の勝間本の苦しさ(でも期待して読みはするのですが。読みやすいし)
【良い点】
・読みやすい(読者層を若者層にターゲティングしているのでしょう)
【悪い点】
・とにかく、一般論に終始している。いまさらMECEについて説明されても、勝間本読者には得るものはないのではないでしょうか
・他の勝間本との違いがよくわからない
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この本は、別に勝間さんじゃなくても良かったのではないだろうか。
確かに、勝間さんがおっしゃるからこそ説得力もあるのかもしれないが、表紙の「みるみる頭がよくなる!!」のサブタイトルには首を傾げてしまった。
確かにパズルは水平思考力を養うにはいいのかもしれない。
普段から考えることで思考力は磨かれるというのも納得できる。
しかし、なぜ私が史上最年少で公認会計士試験に合格できたのかという問題とパズルは結びつけない方がいい気がする。
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正直うさんくせーって思ってたんだけど!(すいません)
WEBテストの悲惨さに驚愕して思わず買ってみました。
これは面白い!
パズルを解けた時の嬉しさは小学生以来
わたしもカツマー(勝間ファン)になりそうですww
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パズルって大事だったんだなーと痛感した一冊。
コンサル系企業に落とされまくった理由がわかった気がしたのでした。
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いまや人気作家となってしまった勝間和代さんの本です。
ちょっと余計なことを書くと、最近勝間さんの本は写真が大きく出ていて、
しかも神々しい感じの写真なので若干宗教的な怪しさを感じてしまっています。
でも、彼女の本を読むと面白く、様々示唆があり、良い本だなと読み終わると結局満足しています。
(要するに少し神々しい感じは抑えて欲しいなということです)
さて、この本は前半の書き物的な部分と、後半のパズルの部分との二部構成になっています。
はっきりいってどちらも面白いですが、自分としては前半のほうが読んでいて考え方がわかる気がしてよかったと思いました。
クイズ本では『ウミガメのスープ』というのが良書らしいので、読んでみたいと思いました。
【内容】
おそらく、この本を手にとってくれたみなさんの中で、いま、自分がやている仕事に十分満足しているという人は、少数派だと思います。
多くの人が、自分はもっと想像的な仕事をしたい、頭を使った仕事がしたい、と願っているのではないでしょうか。
しかし、そう願っているだけでは、ダメなのです。
その段階で留まってしまっていては、もし、新規事業の立案や実行といった、やりがいのある仕事が自分に回ってきたときに、持っている力を存分に発揮することは困難でしょう。
そんなチャンスに百パーセントの力を発揮するためには、ふだんのトレーニングが欠かせません。
(あとがき)
とにかくもっとも大事なことは、毎日少しずつでいいから、続けることです。
誰も、最初から1万時間の練習量をもって生まれた人などいません。
だからこそ、続けられる仕組みが必要で、そこで考える続ける仕組みを身近に持った人だけが、まずは1000時間、
そして、長年の間に1万時間を超え、エキスパートと言われるレベルにまで到達することができます。
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【読書メモ】
●「立体思考力」は「論理思考力」と「水平思考力」からできていて、立体思考力を身につけるにはこの2つの思考力を身につける必要がある。
●論理思考力とは、物事を、規則(ルール)や法則に従って、文字通り「論理的」に考えることができる力。
●水平思考力とは、直感や想像力をふくらませたり、まったく新しいものを組み合わせたりすることで仮説を立てて、正解を見つけようとする力
●「区別すること」が、「理解すること」となるわけで、思考力の一番基礎にあたる
●論理思考力は「法則力」「当てはめ力」「数字力」に分けて考えられる。
・法則力:さまざまな現象やデータを分析して法則を発見する力(帰納法)
→いかに、精度の高い法則を見つけ出すかが、決定的に重要
→重要なのは「考えつづける」という行為。ふとしたキッカケでひらめく。
・当てはめ力:法則を適用して答えを導き出す力(演繹法)
→法則をきちんと問題に適用して、結論を出せる力
・数字力:いろいろなものを相対的にとらえ、公正に比較することを可能にする力
→数字力があると、効果を数字で測定することができる
●水平思考力は「否定力」からスタートし、「展開力」を経て、「試行力」に至る
・否定力:常識を疑い、否定することで正解を見つける力
・展開力:常識を否定した上で新しい思考を広げる力
・試行力:無関係に見えるものを組み合わせて正解を得る力
●法則力の問題は「現象やデータが、どういう結果となって、問題文にかかれているのか」ということを、まず把握するのが肝心
●佐藤雅彦さんは、新しいアイディアを思いつくためには「ルール」が必要だ、と著書で述べています。そして、自分自身が面白く感じたことや行動を調べ上げて、そこに「法則」=「ルール」を見つけ出すことに成功すれば、あとは、その「法則」にそって、アイディアを展開していけばよい、と付け加えています。
●「期待値」=「成功リターン×成功率-初期投資」
●ビジネスにおける投資の鉄則のひとつに、投資した資金はなるべく早く回収する、というのがある。もし、投資資金が、銀行などの金融機関からの借入金である場合は、資金の皆朱が遅くなればなるほど金利の負担が重くなるからである。
●複利計算の「72の法則」:72÷金利(%)=元金が2倍となる年数
●金利が高くても物価の上昇率が高ければ、実質金利は低くなってしまう。つまりインフレ率の高い国の通貨は、外貨預金で不利になる仕組みになっているのです。実質金利は「金利-インフレ率」
●水平思考元祖のアドバイス
1.問題に直面した際に意識して複数の見方をするように心がける
→最初は3通りと決めておき、慣れてきたら5通りに増やしていく
2.物事の関係を意識的にひっくり返すようにする
3.抽象的になりやすい問題は、より具体的な、類似した状況に置き換えて考えてみる
4.重要な問題点となっている部分から、意識的に注意をそらし、あまり重要でないと思われる部分に注意を向け��
●水平思考で生まれたアイディアは、論理思考で発展させ、現実のビジネスに落とし込む作業が必ず必要
●妬んだり、怒ったり、愚痴ったりするヒマがあったら、問題の対象を「法則力」により分解し、あるいは「当てはめ力」により仮説を立て、さらには「試行力」を発揮するなどで乗り越えられないのかを考えてみることは、立体試行力を高める、とてもいいチャンスになるというこわけです。
●まとめ
立体思考力=論理思考力×水平思考力
論理思考力=法則力+当てはめ力+数字力
水平思考力=否定力+展開力+試行力
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立体思考力を鍛えるためのパズルを集めた本。
いわゆる頭の体操的な本です。
立体思考力とは、
論理思考力+水平思考力のこと。
論理で縦に深堀りして、横に展開するってイメージ。
論理思考力:
法則力、当てはめ力、数字力
水平思考力:
否定力、展開力、試行力
比較的考えさせられる問題が多く、
すごく考えさせられ頭を使ったなあ
と感じました。
回答出来なかった問題も結構あり、
ちょっと凹んだりもしましたが、
通勤時間の隙間時間を楽しむことができました。
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ふだん勝間和代の本は読まないし、読む気にならないのだが、ブックオフで安く売っていたので購入。パズル自体は好きだし。
ビジネスで成功した人は、内容の薄い自己啓発本を乱発してさらに金を儲けるという、「出版界自己啓発の原則(?)」通りの本。
この本でも賞賛されている『頭の体操』シリーズや、小野田博一の論理パズル本などを読んだ方が、この本の目的をより達成することができる。
ビジネスで成功して金持ちになることが至上の目的と思っている人が多く存在する限り(つまり強欲資本主義が続く限り)、このテの本は売れ続けて、「自己啓発界」のスターたちを儲けさせ続けるんだろうなあ。
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後半はパズルクイズになったのでビックリしたけど発想の変換で 答えにたどり着く
マジカル頭脳パワーのような問題だった。
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思考は論理思考力と水平思考力の両輪で回すべきであり
論理思考力=法則力+当てはめ力+数字力
水平思考力=否定力+展開力+試行力
と表される。
という考えにあわせてパズル問題が収録されている。
パズルはおもしろくて好き!
勝間和代はそんなに好きではない!
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「能力UP」を読んで、何の能力をUPさせたいのか考えてみた。
仕事上で成功する能力だろうか。
各種試験に合格する能力だろうか。
本を書いて売る能力だろうか。
勝間本を読んで、勉強になるのは、なぜ、この本が売れるかを知ることだ。
星5つをつける人のレビューは、「参考になった」が少ない。
星1つをつける人のレビューは、「参考になった」が多い。
にもかかわらず、星5つつける人が、それなりにいて、本が売れている。
有名な人の本だから、どれか1冊でも読んでおかなければという人が買っているからかもしれない。
この著者の本を、のきなみ買っている「ファン」がいるだろう。
この2つのグループに対しては、どれだけ辛口の批評をしても仕方がない。
本が売れるような宣伝の仕方。
これまでと違う標題の本を作ろうとした企画力。
ゴーストライタか、編集部による口述筆記か、どういう量産体制を取っているかの分析。
勉強になる視点を見つける方法が3つある。
1 どんなつまらない本でも、それが売れている限り、なにか勉強になるところがあるという仮説をたてて読むことである。
2 勉強になる視点がみつけられるかどうかは、相手の問題ではなく、自分の問題だと考えてみることである。
1000冊に1冊くらい、売れている本でも、なにも勉強になる点がみつからない本がある。
これは、自分の能力、情報収集力不足の結果かもしれない。
3 勝間本は、どれを読んでも、金太郎飴のようで、中身には魅力を見出すことは難しいものが多い。
あるいは、世間一般で言われている無難なことに対して、
1)反対のことを言ったり
2)少し別の視点で言ったり
3)そのままを言ったり
適切に配分することにより、ちょうど手ごろな味付けができる。
勝間本には、「書かれている内容」以外のところに、勉強になる点がたくさんあるに違いない。
最近、勝間本の関係者から、著者が販売のために努力していることをお聞きした。
本を書いたら書きっぱなしの著者より、はるかに称賛に値する。
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4コマ漫画(起承転結)
繁盛している店には理由がある。→誘導される。
一連の頭の動き→思考 それを行う力→思考力
思考力がないと,同じ物事を見ていても,隠された秘密に気付く可能性がない。
仮説→隠された情報を見つける。
Brainteaser 難問
ビジネスに役立つ思考力→立体思考力(論理思考力 水平思考力)
MECE mutually exclusive collectively exhaustive
数字力→効果を数字で測定
村一番のおバカさん ピカピカ50セントコイン しわしわ5ドル札
エンリコ・フェルメ フェルメ推定 ピアノの調律師
知らない間に社内の負け組→バランスシート,決算書 すでに小売業でなく不動産業
脳は安定を好み,変化を嫌う
エドワード・デボノ「水平思考の世界」→ 垂直的思考をする人→娘が石を選ばなければならないということにこだわる。水平思考→残る石に目を向ける。
天才と呼ばれるのは,それまでに行った時間が1万時間を超えるところから始まった。
怒らない妬まない愚痴らない。→その間問題解決するいいチャンス。
論理思考 法則力,当てはめ力,数字力
水平思考 否定力,展開力,試行力
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コンサルタントは考えるプロ
○MECE
Mutually Exclusive = 相互に排他的で
collectively Exhaustive = 全体として漏れがない
○立体思考力=論理思考力×水平思考力
論理思考力=法則力、当てはめ力、数学力
水平思考力=否定力、展開力、試行力
ニセ金貨の問題
0(本物)と1(ニセ物)の記号に置き換えて考える。
二進法
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この本は、パズル本の形を取った、問題解決手法の本である。もちろん、パズルも面白いが、そのパズルを問題解決手法別に分類し、それぞれの問題解決能力(思考力)が鍛えられるようにしてあるところが面白い。