「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
毒のない桑原ひひひ
2009/06/21 23:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mafin - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでの著者作品はいずれもドタバタギャグといった感じが強いものでした。従って、読み終えた時の第一印象は『これが桑原ひひひの作品か?』というものでした。しかし読み返していく内に『桑原ひひひはこんな作品も書けるのか!』という思いに変わっていきました。同じ著者の違う作風の作品を見るのはこういうものなのかと思い、新鮮な感覚を味わいました。
著者も後書きで述べていますが、他の作品に比べて万人向けという事を強く意識した作品のようです。自称サンタクロースの小学生少女というテーマとその掲載誌も相まって、どうしてもややオタク向けの印象がついてしまいます。しかし実際に読んでみるとそういった雰囲気を感じさせませんし、むしろ児童書を読んでいるかのような微笑ましい感覚を覚えます。著者の『親戚に見せられる漫画』という試みはまず成功したと言えるでしょう。毒を使い分ける方法を覚えた筆者の次回作に期待します。