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商品説明
25歳で渡仏、ヴラマンクに師事。独特の画風で場末のカフェ・壁・広告塔などを描き、30歳でパリに客死した佐伯祐三。日本近代の画壇を一瞬疾走した天才的画家の芸術的達成と妻・米子がかかわる加筆、変死の実像を追尋する。【「TRC MARC」の商品解説】
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著者/著名人のレビュー
佐伯祐三は二十世紀...
ジュンク堂
佐伯祐三は二十世紀初頭のごくわずかな期間に活動した、伝説的な洋画家である。人生における二度の渡仏の中で、フォービズムのブラマンクやエコール・ド・パリのユトリロらの影響下、重々しいパリの風景画を多数残した。本書は祐三及びその伴侶であった妻・米子の人生を、小説仕立てで追った作品である。
作中では杏子という主人公が、祐三と米子の人生に関心を持ち、彼らの人生の軌跡を追う形で物語が進んでいく。まださほど人生経験の多くない若い女性として描かれる杏子が、祐三と米子が男女の葛藤の中で作品を生み出していったプロセスに、そして米子という人物そのものに深入りしていく構成は、読者を知らず知らずのうちに祐三・米子のストーリーに引き込んでいく。
そして物語が進むにつれ、祐三と米子の間にあった様々なミステリーが少しずつ露わになっていく。米子による祐三の作品への加筆、二人の夫婦としての関係の崩壊、そして祐三の死の原因。天才画家として現在も支持を受け続ける佐伯祐三の人生の謎を、本書で体感してみてほしい。