やさいおやつやさいごはん

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投稿者：めだかの兄弟　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　「野菜のビタミンCは、体内から排出されることはない」と昨日以来、私は甘いものを積極的に摂りいれるようにしている。著者自身の畑で作っている、数十種類の野菜の個性を生かしたシンプルでヘルシーな料理は、美容と健康に敏感な（と、思っている）私にはピッタリ。

　定番野菜といわれる、にんじん、かぼちゃ、そら豆、さつまいも、トマト、じゃがいもの6種類の野菜を使った、23種類のレシピ。クセのある野菜として、アボガド、ゴーヤー、パプリカ、きゅうり、ズッキーニ、ほうれん草、ごぼう、グリーンピース、小松菜の9種類の野菜を使った、18レシピ。巻末には、どこでも手に入るフルーツ3種類（りんご、バナナ、いちご）の15レシピが載っている。
　全部で56種類のレシピのなかから、家にある材料で、すぐに作れるレシピは《にんじんケーキ》、《にんじんのオレンジスコーン》、《パンコントマト》、《じゃがいものパンケーキ》、《ハッシュドポテト》、《フルーツとほうれん草の豆乳ドリンク》、《バナナセーキ》7種類。傷む寸前のオレンジを使いきりたかったのもあって、《にんじんのオレンジスコーン》をまず作ってみた。材料は、〈　薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、EXV．オリーブオイル、にんじん、オレンジ、レーズン、牛乳　〉。
　焼き時間も合わせると、1時間ほどで完成する。バターではなく、オリーブオイルを使用するため、コクはないのだろう、と想像していたが、にんじんの歯ざわり、オレンジの風味、レーズンの甘さ、三重奏の妙？　想像以上の味と、子どたちのおいしそうな顔も見られて大満足♪

　イチゴの季節が来たら作ってみたいのが、《いちごとアボガドのパフェ》。この本のレシピは、意外な組み合わせのレシピが多く、味の想像がつかないので、作りたくてウズウズする。著者の、「発見、実験（？）の中から生まれてきたものばかり」の野菜料理には、遊び心と自由な発想がぎっしり詰まっている。