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紙の本
世界の危機はめくるめく!4 (ファミ通文庫)
著者 佐藤 了 (著)
またまた俺、真吾のもとに神様から「世界の危機が来るから今回もよろしく」と電話が。もう勘弁して!でも容赦なく現れたのは—子猫?と思ったら目の前でボンッ!とネコミミ少女に変身...
世界の危機はめくるめく!4 (ファミ通文庫)
世界の危機はめくるめく!4
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商品説明
またまた俺、真吾のもとに神様から「世界の危機が来るから今回もよろしく」と電話が。もう勘弁して!でも容赦なく現れたのは—子猫?と思ったら目の前でボンッ!とネコミミ少女に変身した!(もちろん裸)「き、君は何者?」「うにゃ、ミヤは、ミヤなのですぅ」って答えになってないし(汗)。さらに飼い主の岩坂なる男が現れたけど、悪人ではないみたいだし…え?タロウがいきなり飛びかかった!?何で!?非日常系ラブコメ、因縁の第4弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
世界の危機÷浴衣×ネコミミ=世界平和!?【商品解説】
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1冊まるごとサイトストーリーみたいな伏線みたいな
2009/10/22 23:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に言うが、今回の「世界の危機」は、ある人物が舜殺しているため、実質的に世界の危機は訪れていない。前巻に続き、世界の危機の一端をチラ見せしながら全貌は未だ明かさず、来るべきその到来へ向けての土台づくりをせっせと行っている第4巻である。むしろ、今回登場したネコ耳娘【美也】と犬のタロウのサイドストーリー的物語が主題と言えるかもしれないのだが、この美也がまた実に良い娘。特にキャラ設定が良い。これまで数多のラノベ作品で「変わった言葉遣いの娘」が登場しているが、この美也も一風変わった話し方をする。これがなかなか味があって良い。よく見つけたなぁという話し方で愛嬌を振り撒いている。そして真吾ラヴなのはお約束。しかし、この美也にはラヴな人物がもう1人いる。実際はラヴと言うより『ごしゅじんさまぁ』なのだが、この人物が今回の敵となる。つまり、美也は板挟みなポジションに立つのだが、ここでなかなか上手な展開にしてホロリとさせる結末にもっていくところは作者の真骨頂である。その前提としての美也のヘヴィな過去、そしてタロウにも同様の過酷な過去があったことが判明する。それを今回の敵に繋げて、倒すべき意味を2つタロウに持たせて物語に深みを出しているのがニクいのだが、では、世界の危機ではない今回の敵が目指す目的は何か?というところで神のことや世界の危機のことなどの、次巻以降への伏線的要素へと繋がっていくのである。ここで少し見えてきたのは、どうやら神というのは善人(善神?)ばかりでもなさそうだということ。もしかしたら世界の危機というのは神同士の争いであって、真吾達はそれに巻き込まれているだけなのかも、という憶測が可能な現況である。今後どういう展開を迎えるのかが楽しみである。が、作品全体として説明的な文章が多いせいか、面白い割にのめり込めないのが何とももどかしい。