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紙の本
混沌 新・金融腐蝕列島 上 (角川文庫)
著者 高杉 良 (著)
産銀、芙蓉、朝日中央の大手銀行3行が経営統合を発表した。世界一のメガバンク誕生に、内部抗争のつづく大手都銀・協立銀行は騒然となる。焦る経営陣は、首都圏を基盤とするあけぼの...
混沌 新・金融腐蝕列島 上 (角川文庫)
混沌(上) 新・金融腐蝕列島
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商品説明
産銀、芙蓉、朝日中央の大手銀行3行が経営統合を発表した。世界一のメガバンク誕生に、内部抗争のつづく大手都銀・協立銀行は騒然となる。焦る経営陣は、首都圏を基盤とするあけぼの、中京圏に強い東亜の中位行連合に割り込もうとし、アライアンスの頭取特命を受けた広報部長の竹中治夫は折衝に乗り出す。銀行マンの意地とプライドを賭けた駆け引きが始まった!金融再編の暗部を迫真のリアリティで描いた経済小説の傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】
大手3行の統合で、世界一のメガバンクが誕生した。衝撃を受けた都銀上位行・協立銀行経営陣は、首都圏と中京圏を基盤とする都銀2行の弱者連合へ割り込もうと画策。特命を受けた広報部長の竹中は奔走する。【商品解説】
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紙の本
現実との対照や臨場感の面白さ
2009/12/29 18:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきはじめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
スポーツ新聞へ1年間連載されたものが5年余り経って文庫化されたもので、その間にも単行本化と文庫化が一度行なわれているようです。出版業界の事情はよくわかりませんが、昨今の経済情勢を反映して金融内部関係の読み物が興味を引くのも不思議ではありませんね。
物語は金融再編メガバンク誕生期の都市銀行が舞台で、大きな変化のある時期のノンフィクション風の話は現実との対照や臨場感の面白さもあって惹き込まれますし、所々に散りばめられた主人公と元部下との逢瀬が程よいアクセントになっていますが、せっかくの長編の結びがなんとなく尻切れに感じるのは連載の都合だったとしても少し気に残りました。
それにしてもあれもこれも組織の不条理はどこも似たようなものでしょうか。