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商品説明
親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が。【「BOOK」データベースの商品解説】
隠し事のある父は、才能のある娘の幸せを願っていた。だが親子の愛情に揺さぶりがかけられるような事件が起こる。覚悟を決めた父は、試練にどう立ち向かうのか。才能と親子の絆をめぐる感動長編。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
東野 圭吾
- 略歴
- 〈東野圭吾〉1958年大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。85年「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。「秘密」で日本推理作家協会賞、「容疑者Xの献身」で直木賞、本格ミステリ大賞受賞。
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紙の本
感動
2013/07/02 21:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆみぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
父と娘 親子の 絆が ためされる。
感動の 物語
紙の本
作品の優劣に関わらず内包してるリーダビリティがプロフェッショナルの証だ
2011/06/09 22:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チルネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
さらっと何か小説を読みたいときにうってつけの東野作品。今回もスラスラと読みやすくすぐ読了してしまったのだが、読み進めてるときも読み終わったときもなんだか軽い。プロットも人物造形も動機も、目に付いたところ全部そう感じてしまう。なんだか「定期的に作品を出すために書いてます」というような厚みのない作品となってしまっている(苦笑)
タイトルからもうなんとなく話は見えてきちゃうのだが、その通りで取○え○の話にひとひねり加えただけで、結末すら驚けないような筋が見え見えな小説となっちゃってる。スキーという題材のため、スポーツ医学の研究で〔遺伝子〕を扱っていて、科学には少なからず興味がある自分は、生物学的見地から少し期待もしていたのだが、、、、やっぱり薄っぺらい扱いしかしてなかった(苦笑)せっかく面白そうなガジェットなのにもっと活かせなかったのだろうかと首を傾げてしまう。他にも腑に落ちない点がたくさんあって、取り上げるとキリがなくなるかも知れないので辞めておこうと思う。
が、東野圭吾のすごいところはもちろんあるのだ。これは楽しめた楽しめなかった抜きで、東野作品の共通項だと思うのだけど、どの作品も一様にリーダビリティが凄いのだ。もちろん作品によってリーダビリティの優劣はあるが、小説を読ませる基本とも言うべき「こっからどうなるんだろ?」はいつでも内包されてる。この作品は個人的に楽しめなかったし、人物、伏線、ガジェット、結末、トリックなどなどどれも満足できないにも関わらず、全体的に見ると夢中になって読んでいるから不思議だ。なぜなのかははっきりとわからないのだが、たぶん「小説の書き方」が上手いのだ。題材とかそういうものを切り離して、書き方が読者を惹きつけてやまない気がする。それが東野圭吾の最大の武器であり技巧なのだ。たぶんとんでもない題材であっても、この人の作品は売れるんだろうなぁと思ってしまう。そこだけは今も昔も変わらず凄い。だからプロフェッショナルなんだろう東野さんは。