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商品説明
脳は、人間の社会的活動なしに、現在の脳を生み出しえただろうか？ 心を社会的に生み出されるものとして捉えながらも立場を異にする、日本を代表する６人の心理学者のスリリングな議論。【「TRC MARC」の商品解説】
心は、一人ひとりの頭の中にあると思っていませんか。しかし脳は、人間の社会的活動なしに、現在の脳を生み出しえたでしょうか？伝統的に心理学は、個人の心ばかりを研究し、文化や民族性など、文化的な所産としての心の研究はないがしろにされてきました。しかし今、大きく変わろうとしています。この本は、日本を代表する六人の心理学者の競演です。心を社会的に生み出されるものとして捉えながらも立場を異にする三人の心理学者が自らの考えを開陳し、さらに別の三人がそれを批判的に検討するという構成です。硬派な本ですが、スリリングな議論が楽しめること請け合いです。編者の他、執筆者は山岸俊男、石井敬子、佐伯胖、北山忍の各氏。【商品解説】
目次
- ◆目次
- 序章 文化と実践を問う 石黒広昭・亀田達也
- １ 心の本質的社会性
- ２ 本書成立の背景
- ◇北大ＣＯＥプログラム
- ◇心の生物学的基盤
- ◇心の文化的基盤
- ３ 本書の構成
- ４ 文化をめぐる「現実的問題」にむけて
収録作品一覧
| 文化と実践を問う | 石黒広昭 著 | １−１２ |
|---|---|---|
| 文化への制度アプローチ | 山岸俊男 著 | １５−６２ |
| 文化と認知 | 石井敬子 著 | ６３−１０５ |
著者紹介
石黒 広昭
- 略歴
- 〈石黒広昭〉立教大学文学部教授。研究領域は発達心理学など。編著に「保育心理学の基底」など。
〈亀田達也〉北海道大学大学院文学研究科教授。研究領域は社会心理学など。著書に「合議の知を求めて」など。
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