紙の本
わかりやすい
2020/04/14 09:54
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
男と女の心と体について、わかりやすく解説されていて、よかったです。なるほどと思うことができる面もあり、参考にできそうです。
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恋のかけひきの章では自分にあてはまる行動が多々あって笑ってしまった。統計からわかる大きな法則に知らずのうちに乗っ取っているわけだ。他にも、男女の違いをおもに進化の過程、配偶子の過程と言う面で解説している。絵がかわいくて文も読みやすいのでわかやすい。そして、脳の心の男女の線は明確には引けないということを改めて思った。私にも女性的な部分にあてはまったりしたりして。
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タイトルからわかる通り、科学(生物学)の視点から男女の脳の違いについて考える本。
内容的には「話を聞かない男、地図が読めない女」と大して変わらないという印象。
それよりは、図などを盛り込んで読みやすいのかなとは感じた。
ただ、参考文献がかなり細かく載っているのだが、この本を読む読者層はそんなのを求めていないような気がする。
個人的な感想は大きく期待はずれ。
統計データはほとんどアメリカのものだし、文化的にどういう違いがあるのか、日本人の傾向みたいなものを期待していたが。
著者は「学生と交わるのが好き」と言っているのだから、自分で学生相手にアンケートをとって日本人の男女の違いというものを考えて欲しかった。
まぁ、生物学者から見たら、日本人もアメリカ人も関係ないかもしれんが。
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一般的に、男が若い女性が好きなのはなぜか?女性がお金持ちを好むのはなぜか?浮気に関して等々動物行動学者の著者が科学的観点から解説。
小さめの本(文庫より一回り大きい新書サイズ?小B6判?)だが、結構内容は充実していてわかりやすい。
性差による異性の好みから、犯罪に関して、同一性障害などに関するまでが書かれていて、なるほどーと思うことも多々あり。
それなりに面白く読めました
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良く考えたら
この本もインターネットとか
紹介文とか見て購入したわけではないな〜
またもや、アマゾンにやられたわよ
Amazonのあなたへのおすすめ本わ…
で
タイトルに興味惹かれて購入
Amazonのオススメ、システムの精度恐るべし
電車書籍が仮に流行ったとしてもめちゃ、
エンドユーザーはトリコになるだろうな〜
本読む人だけやけど虜になるのは、需要はあるよねという所で…
あ!また余談きた!
だから※Amazoシステムにやられて読む本偏ってるのかぁ
一本取られたよアマ様
んとレビューん的には
そやね〜、あくまでも統計値を記している事が多くて
これが全ての人に当てはまるとは考えられない
ちなみにどんな統計というと
人間という生物の男女のあいだの生きていく上での
言葉で言い表すのは難しいけど
生きていく上に必要な参考資料的な統計とでも言おうかな、自分認識で
この本見てすんごく痛感したのが
人が人を産むんのは事実です
がしかし、お金が人を産み(出産費)、育てて(養育費)行っているのだなと痛感しました
昔だとそのお金が、食べ物だっただけ
そういう仕組を知り、何か世の中の不快感を感じました。
21世紀、地球が潰れない限りこの仕組を変えたいところなのが
一意見、残念な世の中
でも後ろめたさより、前のめりww前向きね
これ、天命を授かりし者(人)の運命と書いて【さだめ】
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麻生 一枝 (著), 東雲 水生 (イラスト)
あなたの“大スキ”を科学する
男はなぜ若い子を好むのでしょうか? 女はなぜ金持ちを好むのでしょうか? あたり前すぎて誰も調べないと思った方。そんなことはありません。科学的な調査が進んでいますが、内容がデリケートで科学者が口を開こうとしないだけです。本書はそんな、ふだん聞けない性の科学を明らかにしたもの。男女の恋の駆け引き、セックス、浮気から隠された性の裏側を、進化論という視点で解説していきます。
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『科学でわかる男と女の心と脳』(麻生一枝、2010年、サイエンスアイ新書)
本書は科学の視点から、主に恋愛に現れる男と女の行動や性向の違いに焦点を当て、解説したものである。男女の行動の違いが鮮明にわかって非常におもしろい。データやグラフもオールカラーで見やすい。
本書の副題には「男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか?」となっているように、男女の恋愛の性向を生物学・脳科学の観点から解説するとともに、性向の違いが長い年月をかけた進化の過程で男女それぞれが獲得していったものであるとしている。なるほど、しごく納得できる説明である。
本書を読むうえで一点注意すべきなのは、生物学的・科学的にはそういえても、それが倫理的に正しいとは必ずしもならないことが存在するということ。本書にはそういった例が多く出てくる。
性別から来る恋愛の性向の相違を知りたい人、あるいは異性の人の恋愛性向について知りたい人には自信を持っておすすめできる。
(2010年9月16日 大学院生)
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統計データを用いた説明なので、信用して読める。
信用していいのかはわからない。
遺伝子を残すために今生きているとか、異性を好きになると考えるとつまらない。
狩猟時代や戦国時代の風習などから、現代を解説されても納得できない。
遺伝子や本能がすぐに変わるとは思えないが、少しづつ変化している部分もあるのだから、現代はどうなのか触れて欲しかった。
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第1章 恋のはじまり―男が望むもの・女が望むもの
男と女の違いは平均の違い
オスとメスの定義 ほか
第2章 恋のかけひき―パートナーを獲得し、つなぎとめる
なぜ男は女より地位や収入にこだわり、それを誇示するのか?
なぜ女は男より見た目を飾ろうとするのか? ほか
第3章 恋の悲劇―性と犯罪
ダーウィンの進化論
犯罪者のほとんどは男 ほか
第4章 恋と脳―男女の脳の違い
脳の性差を、男女差別や固定観念に結びつけないで
男の得意と女の得意 ほか
第5章 恋とからだ―男女の発達の仕組み
3つの性
ほ乳類の性分化の仕組み ほか
「男は女をえり好みしない」というアメリカの研究結果
たとえば、3年の間に、男子は平均9人の異性と交際したいと考え、女子は平均2人の異性と交際したいと考えている。期間の長さにかかわらず、男子の理想とする交際相手の数は、女子の理想とする数より多い。一生のうちに何人と交際したいかとなると、女子は5人止まりだが、男子では18人と、20人近くに跳ね上がる。
■2.男が若い女にひかれる理由
男が若い女にひかれるのには生物学的な理由がある。それは、女の妊娠・出産能力の年齢差、つまり子をつくる能力の年齢差だ。
性的に成熟した10代後半以降の女たち。若いほど子どもができやすい。だから、男たちは若い女を選ぶ。若い女を選ぶことで、よりたくさんの子、そして、遺伝子を次世代に残せるからだ。
■3.なぜ男は女より地位や収入にこだわり、それを誇示するのか?
一般的に、男は女より地位や収入にこだわる。そして、地位や収入を手に入れた男は、自分がどれだけ偉いかをなにかにつけて自慢したがる。(中略)
なぜ、男は女より地位や経済力にこだわり、それを誇示するのか? それは地位や経済力が、とりもなおさず女が男に求めるものだからだ。男はそれなりの地位や経済力を手に入れ、それを手に入れたことを女に知らせなければ、パートナー獲得競争で勝ち残ることはできない。
■4.女性が浮気をする理由
恋人や夫のいる女が浮気をする理由。それは、恋人や夫の遺伝子よりも優秀な浮気相手の遺伝子を子に伝えるためだ、という説もある(Jennions & Petrie 2000)。(中略)
女が、地位や経済力があり、かつ、肉体的にも健康で魅力的な男(=優秀な遺伝子をもつ男、くわしくは後述)と結婚したならば、浮気をする必要はない。しかし、このようなすぺてをもつ男は、結婚相手にも高い資質を求める。従って男の資質に見合うだけの魅力が女にないかぎり、こういう男と結婚するのは難しい。しかしカジュアル・セックスなら可能だ。なぜなら、一般的に男は、妻に求めるような高い資質をカジュアル・セックスの相手には求めないからだ。つまり、女にとっては、「すべてをもつ男とは、結婚するよリセックスだけするほうが簡単」という状況が生じるわけだ。
だから、女は浮気をする。配偶者市場における自分の価値に見合った男と結婚して、まず、その男からの長期的な経済的支援を確保する。それから、結婚だったら手の届かない相手と浮気して、その男の優秀な遺伝子を子に伝えるのである。
■5.女には精神的裏切りが耐え難い
女にとっては、パートナーの精神的裏切りによって失われるものは、肉体的裏切りによるそれよりも大きい。男がほかの女とセックスしても、自分と子どもを経済的に支えてくれているかぎり、子孫を残すという意味では失われるものは少ない。しかし精神的裏切りとなると話は違う。精神的裏切りは、夫が自分と子どもを捨ててほかの女のもとへ走ってしまう可能性、つまり夫からの献身や、経済的資源の供給の終わりを意味する。だから女は男の精神的裏切りをより嫌う。
■6.なぜ、犯罪者のほとんどは男なのか?
オス同士の配偶者をめぐる競争は、メス同士の配偶者をめぐる競争に比べてずっと激しい。オスは勝者と敗者の得るものの格差が大きいので、危険を冒してでも戦う価値があるし、戦わなかったら子は残せない。そして、この「大きな危険を冒してでも大きな利益を狙う」という戦略が、ヒトの男の心理にも隠れている。だから男のほうが罪を犯しやすい、と考えられている(Daly & Wilson 1988a)。
■7.「右脳は直感的で、左脳は論理的」は本当か?
結論からいってしまえば、かなりウサンくさい。右脳と左脳が、ある程度作業分担をしているのは確かだ。少なくとも右利きの男性に関するかぎり、声を出して話すという機能に関連した部分は左脳に偏っているし、空間認識に関連した部分は右脳に偏る傾向にある(Hellige 1990)。しかし「右脳は直感的で左脳は論理的」となると、科学的基盤が揺らいでくる。そう書いてある本はあっても、それを支持するデータが見つからないのだ。
現在少なくとも専門書では、このように単純化した右脳・左脳論は登場しない。
【感想】
◆一部、長々と引用してしまったので、この辺で。
実は今回は引用部分がかなり偏っていて、前半の第1章、第2章が多めになっています。
というのも、目次では大見出しに全て「恋」とついているものの、実際には「モテネタ以外」が多かったから。
例えば「犯罪者の7~8割が男性」と言うのは感覚的にわかりますが、「殺された女性の3割は夫や彼氏によるもの」というのは指摘されるまで考えもしませんでした。
ちなみに、この男性によるパートナー殺しは、進化論的には大きな謎なのだそう(殺すことで得るものが、殺すことで失うものより大きいとは考えにくいため)。
◆この男性によるパートナー殺しの要因の1つが、ポイントの4番目に挙げた「女性の浮気」。
既婚(もしくはパートナーがいる)女性の浮気も、「優秀な遺伝子を残すため」というのは、私にとっては「目からウロコ」でした。
実際、バレたら殺されはしないまでも、まず関係は破綻してしまいますよね?
上記でポイントの5番目に「女性は精神的な裏切りが耐え難い」とありますが、逆に男性が許せないのは「肉体的な裏切り」だそうですから(確かに同意)。
もっとも、だからといって、男性が肉体的な裏切りをしていい、とい��わけではないのですがw
◆ところで本書は、装丁のイラストがほぼ全編で展開されており、一見初心者向けのようですが、書かれている中身は結構ハードコア。
何箇所か引用部分にカッコ書きで出典が載っていることからも分かるように、「エビデンス主義」ですし、巻末の参考資料も本文よりよほど小さな字で、英語の論文や書籍名がビッシリ列挙されています。
タイトルに「科学でわかる」とあるのも伊達じゃありません。
普通の新書でモノクロでイラストもなく、タイトルも「男と女の心と脳」だけだったら、書店にも並んでいなさそうなw
◆私としては、その装丁ゆえに(?)「モテ本」として買ったツモリなのですが、思った以上にシリアスな項目が多かったです。
ただ、個人的に「マストなモテ本」と思っているこの本の内容を、キチンとエビデンスを揃えて掘り下げてくれている感じがしないでもなく。
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本当に男と女の違いの最初の入門書という感じ!興味がわきやすいような、男女関係(恋愛、性、犯罪等)を中心に男女の違いを言っているが、正直他の本でも見たことがある内容ばかりで、個人的には今一つ・・・。
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男女の好みを進化論的な観点から解説する。
内容の多くは「男ってこうだよね」「女ってこうだよね」という俗説に対して、進化論的な説得力のある解説を入れていく。
アンケートの統計などのデータを必要に応じて取り入れており、説得力のある仮説が並ぶ。
この手の本でこわい、と思うのは教育や社会的環境などの後天的なもので人を好きになるのではなく、好みは遺伝子で決まっているという変えようのない結論が出てくること。
そのため、語られることも少ないのだろう。
とは言え、本書の「はじめに」でも注意されているようにそれぞれ個人差はあり、あくまでも「平均」的な傾向の話だという断りがある。
本書では触れていないが、平均的な傾向の話でしかないことは間違いない。
なぜならば、その傾向の中で負けると評価されるような人が存在するからだ。
全てが生物として生き残っていくために遺伝子で決まっているならば、勝てる要因の無い遺伝子しか持たない人は既に淘汰されている。
とは言え、全体的な傾向を客観的に知ることで、有効な判断が出来る可能性は高まるだろう。
本書が書かれた動機も、自分を見失うことで取り返しのつかない過ちを犯す人を減らしたい、という部分があるようだ。
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表紙がちょっと小っぱずかしいけどまじめな本。殺人や性同一性障害にもスポットを当てた現代風の本です。オールカラーでさらっと読めます。結局は男女とも優良な子孫を残すための本能が男女の行動の違いになって現れるのでしょう。それができない人は淘汰されたのでしょう。我々は自然淘汰された結果の子孫なんだなぁ。
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進化論と動物行動学の視点から、それぞれの統計結果を使いながら仮説を検証していく本。
最近流行りの、男女の脳の違いなども一部含まれるが、冒頭にあるとおり平均値の違いであって、男女に全て違いがあるわけではない。男性は若い女性を好む人もいるが、現実には熟女を好む人も実際にはいるわけで、あくまで平均値の違いを忘れてはならない。
個人的には進化論そのものの説も仮説であり、証拠がないこともかんがえると、動物と言うよりも、心理学の違いを表して、それを仮説として考えているだけであって、何一つ立証されたわけではないと思う気がした。
でも、血液型占いや星座占いよりは、信用性は高い(笑)
ということで気になる方は一読してみればよいかなと思います。
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良書。
『話を聞かない男、地図が読めない女』と同じような本だという人もいるが、全く違う。脳梁をめぐる科学的議論に推測に推測を重ねただけの本ではない。
脳梁の議論はいかに怪しいか、右脳左脳の議論はいかに根拠がないものか、そして生物学的な差は割り切れないものであることを明記して慎重に書かれてある(表紙を見るとサクッとお手軽に読める印象があるが)。
巻末には参考文献として論文も明記してある。どのような論文を参考にしたのか書かれていない『話を聞かない男、地図が読めない女』とは一緒に論じられない。生物学的にこうだ、というのと社会学的にこうあるべきだ、というのは分けて考えなければならないと著者は最初に書いてある。この本を読むような人は恐らくこのジャンルに初めて足を入れる人が多いだろうから、勘違いをしないように書かれてあることも良心を感じるし、初心者にも分かり易く平易にまとまっている。
わからないことは「まだわかっていない」「議論がある」とはっきり書かれている。推測を最小限に抑えている点でも、わかりやすさ(綺麗な画を含めて)、の点でも、良書と言える。
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「男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか?」なんてタイトルに惹かれて買ったのだけど、とても本屋では買えない表紙でしたので、ネットで注文。しかし、内容は至って真面目な内容で、なるほど!と納得しながら読み進めていけます。
なぜ男は女より地位や年収にこだわるのか
犯罪者のほんとんどは男
などなど、なかなか面白いテーマを解説していますし、簡単に読める一冊です。かつて、「話を聞かない男、地図が読めない女」と言う本があって男脳・女脳と言うことを知りましたが、それにも関連するような内容でした。