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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.4
- 出版社: アスペクト
- サイズ:15cm/455p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7572-1763-8
紙の本
オルタード・カーボン 上 (SFアスペクト)
27世紀。人類は銀河系の惑星に散らばり、国連の専制支配下にある。魂はデジタル化され、小さなメモリー・スタックに記録されて肉体に埋め込まれている。外側の肉体を乗り換えていけ...
オルタード・カーボン 上 (SFアスペクト)
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商品説明
27世紀。人類は銀河系の惑星に散らばり、国連の専制支配下にある。魂はデジタル化され、小さなメモリー・スタックに記録されて肉体に埋め込まれている。外側の肉体を乗り換えていけば、永遠の生命を得られるのだ。フィリップ・K・ディック賞受賞、SFハードボイルド・ミステリの傑作が、ついに文庫化。【「BOOK」データベースの商品解説】
【フィリップ・K・ディック賞】【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
ミステリを読む傍ら、SFに手を伸ばすことが稀にある
丸善札幌北一条店さん
ミステリを読む傍ら、SFに手を伸ばすことが稀にある。
そんな所詮SFプロパーではない僕だが断言しよう。
少なくとも向こう十年、この作品を超えるサイバーパンク
(著者はフューチャー・ノワールと謳っている)小説は出ないであろう。
「姿の消えるスーツ」や「首のチップが無事なら何度でも違う身体に乗り換え可能」など
ガジェットは満載、しかしどれも特に新しいものではない。
『オルタード・カーボン』の素晴らしいところはサイエンスではなく、フィクションの部分であり、
SFとして均整がとれていて、なおかつ優れたハードボイルドミステリである点だ。
ハリウッド風SF映画に抵抗が無いならば誰でも面白く読める。
だからこそ生粋のSFファンには受けがよろしくないかもしれない。
最近こそ日本のSFは新しい風が吹いているようだが、読者数はひところと比べ激減しているという。
個人的には、SF小説の失墜を招いたのは本作のような「狭間のSF」がまだまだ少ないことだと考える。
海外ミステリ、ハードボイルド好きにこそ読んでほしいが、
ここから他のSFに繋がるのかというと、それは別の話だけれど。
サト