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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発売日不明
- 出版社: 草土文化
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:978-4-7945-0835-5
- 国内送料無料
紙の本
難民と地雷 3巻セット
今、まさに報道されつつあるテロや戦争。そのかげにある「難民」「地雷」とは……。生の現実を知るフォトジャーナリストとともに学ぶ国際理解のためのシリーズ。特に3巻目では、難民...
難民と地雷 3巻セット
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商品説明
今、まさに報道されつつあるテロや戦争。そのかげにある「難民」「地雷」とは……。生の現実を知るフォトジャーナリストとともに学ぶ国際理解のためのシリーズ。特に3巻目では、難民と地雷についての現状を地図やグラフを使って解説するとともに、難民や地雷廃絶のための活動をするボランティアや、総合的学習に取り組んだ子どもたちを紹介する。
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紙の本
ありのままを伝える写真が、悲惨さと悲しさ、そして強さを伝えます。
2002/06/18 12:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:作務 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地雷の被害にあった子どもたちや戦争のために難民になってしまった子どもたちの写真集、ありのままを伝える写真が、悲惨さと悲しさ、そして強さを伝えます。
『難民と地雷−わたしたちにできること』というシリーズの名前にはちょっと無理があるような気がしますが、2冊の写真集と「調べてみよう、やってみよう、考えてみよう」の3章からなる解説、資料集です。写真がいいです。どんな状況の中でも、子どもたちは一生懸命に生きているのだ! ほんの少しでも希望があると、笑顔がうまれるのだ、そんなことが伝わってきます。
『難民が生まれるのはなぜ?』『地雷がうばうものはなに?』は写真集です。地雷除去の様子はカラー写真で紹介されています。地雷で片足を失いながらも、義足を付けたり、片足で自転車に乗ったりと、懸命に生きる子どもたち、銃を持ち戦う子どもたちに胸が痛みます。飢えとたたかう、アフリカの子どもたちや難民キャンプで配給を待つ子どもたちの写真が続きます。難民キャンプの中で、ボランティアや様々な援助に支えられ、机や教科書がなくとも学ぶことを喜ぶ子どもたち、身のまわりにある物を、おもちゃにして遊ぶこどもたちの笑顔が救いです。
『できることからはじめよう!』では「難民ってなに?」「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の仕事は?」「地雷ってどんなもの?」などをわかりやすく説明しています。「国境なき医師団(MSF)日本 子どもレポーター」として、難民キャンプを訪れた中学生の話や戦争や地雷のことを調べたり、ボランティア活動をはじめた3つの小学校の活動の様子が書かれています。
アフガニスタンに何度も行って、そこで会った人々のことや、美しい村のことをたくさんの人に伝えようと絵本を描いた小林豊さんや難民キャンプで図書館活動をしている安井清子さんなど、実際に難民キャンプに行って、いろいろな活動をした人々の報告も伝えます。
少し難しいかもしれませんが、きちんと書かれています。悲惨さだけを伝えるのではなく、写真に付けられた短い文章でいろいろなことが伝わるような気がします。とてもいい写真なので、興味本位に見るのではなく、大人がきちんと手渡してほしい本です。
一度に全部読むのではなく、必要なときに、少しずつじっくりと読んでほしいと思います。学校図書館にはぜひ置いてほしいし、先生たちにうまく使ってほしい本です。