「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
精神科医、エッセイスト、翻訳家として知られる著者の豊かな言語経験を書き綴ったオリジナルな日本語「随論」。日本語の実践的使い方論、言語文化・文明論的な巨視的洞察など、著者ならではの創見が満載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中井 久夫
- 略歴
- 〈中井久夫〉1934年生まれ。京都大学医学部卒業。精神医学者(精神病理学)。神戸大学、甲南大学名誉教授。芸術療法学会賞、読売文学賞、毎日出版文化賞受賞。著書に「精神科医がものを書くとき」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
海外文学に親しみのあ...
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
海外文学に親しみのある方なら、例えば柴田元幸、岸本佐知子、須賀敦子といった名翻訳者たちの綴るエッセイがまた、「いっそのこと人には黙っておきたい」ほどの読む喜びを与えてくれる文章であることを知っているだろう。
彼らは常に日本語と母語ではない言語との間に立ち、両者を幾度も幾度も往来する。むしろ「格闘する」といったほうが正しいか。
そうして培った言語感覚が、自身のエッセイであざやかに花開く。
ポール・ヴァレリーやギリシア現代詩の翻訳の仕事でも知られる精神科医、中井久夫の綴るエッセイもその例に洩れることなく多くの読者を持つ。
本書は数多くの著作、翻訳をなしてきた中井が齢70歳を過ぎて初めて開陳した日本語論にして文章読本だ。
書名には控えめに「雑記」と打たれているものの、話は日本文化論、比較文明論にまで及ぶ。
もちろん、本書を手に取ったものが必ずや期待するであろう文章上達のヒントも随所に織り込まれている。
名文の名文たる所以を名文で読む。贅沢な話です。
心理書担当 若竹