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サムライガード 6 新たなフラグとお嬢様 (GA文庫)
著者 舞阪 洸 (著)
紆余曲折ありながらも、なんとか三方台学院に転入した清海たち。そこで彼らを待っていたのは、学院恒例のイベント・春の合戦祭だった。春の合戦祭は、生徒がチームごとに分かれて戦う...
サムライガード 6 新たなフラグとお嬢様 (GA文庫)
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- 税込価格:4,653円(42pt)
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商品説明
紆余曲折ありながらも、なんとか三方台学院に転入した清海たち。そこで彼らを待っていたのは、学院恒例のイベント・春の合戦祭だった。春の合戦祭は、生徒がチームごとに分かれて戦う模擬合戦。だが、今年は開催前から空気が違っていた。先に転入した暁浪麗が早々に勝利宣言をぶち上げていたのだ。清海たちは、そんな麗はもちろんなぜか誘拐犯から助けたお嬢さま・佐々木薫子とも一緒に戦うことに!「豊かで楽な人生を送るためとあらば、操を捧げるのも厭いはいません」護衛ふたりに言い切る薫子。近付く狙いは、秘密のはずの清海の将来!?転校直後からフルスロットルで贈る、サムライガード第6弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
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新天地で勃発した事件の序章
2010/06/16 00:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
新しい転校先である三方台学院での生活がようやく始まったが、「合戦祭」なる校内行事の事前準備に大半を費やした第6巻である。「おいおい、1冊全部使ってもここまでしか進まないのかい?」という指摘が、このシリーズをここまで“好んで”読んできた諸兄であれば無意味だと承知しているし、ストーリー展開よりもキャラ同士の脱線漫才的やり取りを楽しむ作品だと熟知しているであろうが、今回はその歯切れが少し悪い。理由は大きく2つ。暁浪麗以下、大蝦夷学園生徒会の面々が加わったことで会話を交わす人数が増えたことと、今回に限っては麗が実質的に主役を張っていること。これらのために愛香がボケたり清海がツッコんだりする機会が目減りしているからである。喜連川羅蘭もいい味を出してはいるし、弓凪花華の毒舌ツッコミといった新しい側面もあるのだが、さすがに役不足の感は拭えず、全体として少々散漫な印象を受けるのである。人数が増えた分、会話の脱線もエスカレートしがちなのだが、これを治める役どころが毬藻なのも新展開ではあるが意外でもあり、むしろ、この役になりかけていた麗の方が適役だと思った。ただ、前巻で救出した財閥の娘【佐々木薫子】が、今後どのように絡んでくるかというお楽しみを1つ残したと思う(商人の家柄とはいえ余りにもあんまりなキャラだったけどね)。何だか大変な事件が勃発した「三方台学院編」はこれからであり、むしろメンツが揃っていることが新たな面白味に繋がるような期待は持てるので次巻を楽しみにしたい。なお、巻末に収録された読み切り短編によって、前巻から突如として登場していた「サムライソード」の全容が判明する。第4巻と第5巻とを繋ぐこのエピソードが超絶に面白い……男限定で。それにしても清海ご自慢の“サムライソード”は愛香にも毬藻にもばっちり見られちゃってるのね。