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商品説明
発熱、咳、嘔吐、下痢など日常の気になる症状から子どもの病気がわかるガイドブック。6歳までの子どもの病気の9割をカバー。救急受診を必要とする症状か、様子をみるべきか、などの判断に役立つ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
宮下 守
- 略歴
- 〈宮下守〉1945年長野県生まれ。昭和大学大学院(小児科学専攻)修了。医学博士。日本小児科学会認定医・専門医。日本医師会認定産業医。宮下クリニック院長。
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紙の本
<病気かも?>と思ったら、慌てずに本書を開こう。
2010/11/22 19:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:迷子の子猫ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
4歳の娘は、よく咳を出すので、喘息になったんじゃあ? など心配で病院に行くものの、診察の度に、雑音もなく心配ないと言われ安心するが、咳が度々なので心配はつきない。なんといっても私は、心配性で、少しでも不安はなくしたいほう。この本は、6歳までの子どもの病気の9割をカバーし、子どもの急病時にあわてず対処できるガイドブックになっていて
【Chapter1 子どもの症状を正しく知る】、【Chapter2 感染する病気の不安をなくす】、【Chapter3 アレルギーの不安をなくす】など、大きく3項目に分けて、症状別に詳しく解説してあり、表やグラフ、レントゲン写真の例などを用いていて、わかりやすく説明されているので、不安解消に大いに役立つ。
とくに、【Chapter1】では、<熱が出た・咳、など。他24症状>が詳しく解説されていて、症状別に索引できるようになっているので、見やすいのもいい。「子どもはかぜをひきながら抵抗力をつけ、しだいに丈夫に育っていきます」とはいうものの、子ども3人育てて、早くも母歴18年。なのに、突然の発熱や急病には、いまだに慣れることがない。なので、本書のように、心配な熱や咳などに、どういう症状があるのか? という説明があると、どう動けばいいのかがわかるのは、不安解消にはもってこいである。
【Chapter2】では、インフルエンザについての詳しい解説とともに、《インフルエンザとかぜの違い》を表にしてあるのと、《インフルエンザにみられる合併症》の確率も載っている。合併症は5歳以下におこりやすいことから、まだ4歳の娘は、合併症にかかりやすいのではないか? と特に気を配っている。しかし、インフルエンザのワクチンを受けると70~80%有効になるという。ワクチンの大切さや重要さがわかり、毎年欠かさずに受けることにしようと思えた(その年の流行によって、接種したりしなかったりだったので)。感染症に対して、正しい知識を知る心構えが必要だと感じた。
水痘(水ぼうそう)は、「水痘ウイルスは水痘がなおっても体内(脊髄の神経節細胞内)に潜んで生き続ける」というのは初耳であった。ふだんは何の症状も出さないけれど、高齢になって免疫力が落ちたり、かぜをひいて体力が低下したりすると脊髄から神経を伝わって皮膚に出てきて今度は帯状疱疹をおこすという。幼児期に水痘ワクチンを摂取しておくと水痘と帯状疱疹の両方を予防できるそうだ。帯状疱疹は大人もかかるという。50歳を過ぎた人は、もう一度ワクチンを受けることを勧めているので、50歳過ぎたら必ず受けるとしよう。
著者の、「子どもの病気に対する知識を深め、わが子を診る最初のお医者さんになっていただきたい」というメッセージを受け止めて、この本を手元に置いて、病気に怯まずに対処していきたい。