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投稿者：ＤＳＫ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

全体を通してファンタジー要素の強い内容である。現実味に少々欠けると言った方が正しいかも。ジュブナイルポルノチックな作風で官能小説に仕上げましたという感じとも言えようか。

幼馴染み同然に過ごしてきた双子姉妹の隣家が家族となるのは悪くない。これにより姉妹双方の秘めた想いが、自由奔放な姉と控えめな妹といったそれぞれの性格に沿って噴出するのも良いと思う。しかし、モーレツなアタックを仕掛けた姉とは割と早い段階で結ばれ、遅れをとった妹も知恵を絞って結ばれるのだが、その後の展開に深みがなく、タイトルには出てこない第３のヒロインが登場してくるのはどうにも安易に思えてならない。そもそも登場する必然性が希薄だし、結末に至る流れを見ると単に話がややこしくなっただけである。この娘自身は良好なキャラではあるが、出るところを間違えているような後付け感があった。

あと、１９歳の大学生主人公に対して３歳年上（２２歳）の双子姉妹と、主人公の同年齢（１９歳）な第３のヒロインという陣容はフレッシュではあるものの、それ故に結末がどうしようもなく非現実に写ってしまうアンバランスを感じた。これは漫画的ギャグとして受け止めるべきなのだろうか。だとすれば結末もまた安易に過ぎると言わねばならない。

官能面においても、悪くはないのだが、深みに欠ける情交がずっと続く印象でもあり、星３つとしているが、実際は星２．５である。