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商品説明
都築響一とめぐる、タイの田舎の立体残酷絵巻。敬虔な仏教国タイのお寺に展開する極彩色の地獄庭園。観光ガイドには絶対載らない、血みどろ「インスタレーション・アート」の世界。【「BOOK」データベースの商品解説】
敬虔な仏教国タイのお寺に展開する極彩色の立体残酷絵巻。観光ガイドには絶対載らない、血みどろ「インスタレーション・アート」の世界をカラー写真で紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
都築 響一
- 略歴
- 〈都築響一〉1956年東京生まれ。現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆活動、書籍編集を続ける。「ROADSIDE JAPAN」で木村伊兵衛賞受賞。他の著書に「賃貸宇宙」など。
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紙の本
世界初、極彩色によるタイの「地獄庭園」めぐり写真集
2010/10/29 12:57
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
観光ガイドブックには未来永劫にわたって登場することはないであろう、タイの「地獄庭園」の数々。いわば立体地獄マンダラともいうべき「地獄庭園」は、まさに極彩色によるB級ムービーのスプラッター・シーンのオンパレード。これでもか、これでもかと、見る人に迫ってくる。
そう、「地獄庭園」とは教育目的の「目で見る地獄」なのである。一般民衆に善き行いをするように教え諭すために作られた「教育施設」なのである。タイガーバームガーデン(・・シンガポールのハウパーヴィラ)と同様、そもそも観光施設ではないのである。タイの「地獄庭園」は、実際のところ、歴史が新しいものが多いようだ。
本書には、私自身も実際に訪れたものも多少は含まれているが、大半は未見である。ここまで撮影して一冊にした写真集は私も見たことがないし、著者もいうようにおそらく世界初めての試みだろう。この写真集をみながら、タイのテーラヴァーダ仏教(=上座仏教)の地獄と、日本の大乗仏教の地獄を対比させて考えて見るのも面白い。
二次元の写真で見るのも面白いが、やはり「地獄庭園」は立体像として三次元で直接見てみたいものだ。次回タイにいく際は、本書をガイドブックにしていくつか回ってみようかな、なんて考えてみたくなる横長サイズの写真集である。
タイ好きな人にも、キッチュ好きな人にも大いに薦めたい。