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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.1
  • 出版社: 東京ニュース通信社
  • サイズ:26×37cm/98p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86336-123-2
ムック

紙の本

B.L.T.MOVIE GIRLS スクリーンで輝いている女優達が、もっと煌めく「素顔」を魅せるマガジン #4 (TOKYO NEWS MOOK)

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B.L.T.MOVIE GIRLS スクリーンで輝いている女優達が、もっと煌めく「素顔」を魅せるマガジン #4 (TOKYO NEWS MOOK)

税込 1,885 17pt

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東京ニュース通信社の商品は下記サイトで4月4日(木)正午以降順次購入可能です。                                                 
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紙の本

ぐっと大きく、ぐっと豪華に改版。より高尚に進化した「MOVIE GIRLS」は若手女優の旗振り役となれるか。

2011/01/25 23:52

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:光森長閑 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 書店で本誌を見たとき、一見して「MOVIE GIRLS」とは気づきませんでした。半信半疑に手に取ってよく見れば題字は間違いなく「MOVIE GIRLS」であり、号数も「4」とあることから、本誌であることを確信しました。
 それくらい今回の改版は外見を一変させました。豪華な装丁、大きな版は映画のパンフレットを彷彿とさせます。手に持った感覚も重く、一ムックと称するには惜しいくらいです。
 今回の本誌の改版、さらには「CM GIRLS」の創刊と、「B.L.T.」から続々と若手女優が最も輝ける領分に特化した冊子の拡充が続いています。
 同じくスクリーンを特集したグラビア誌ではライバル誌ともいえる「CINEMA GIRLS」も先にシックに模様替えしています。
 すでに幾度もオタク・アキバ系アイドルの拡大と10代若手女優の情勢の厳しさについては管見を述べてきたところですので今さら縷々申し上げることはしませんが、こうした時局に関わらず相次ぐ増強には心から敬意を表します。
 今回の本誌は年末年始に出演作品の公開を迎える女優陣を揃えました。表紙には「GANTZ」の吉高由里子さんを据え、以下「白夜行」の堀北真希さん、「最後の忠臣蔵」の桜庭ななみちゃん、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の大政絢ちゃん、「ケータイ刑事 THE MOVIE3」の岡本あずさちゃん、岡本杏理ちゃんと続き、いずれも格調高く撮り下ろされています。
 それにしても、今回の改版で本誌のイメージは一新されました。顔ぶれに関しては吉高さんを除いてはテイストはほぼ変わっていませんが、誌面は前号までのライトな雰囲気から、重厚さを前面に押し出す作りになっています。“通好み”として描かれる女優像とはこのようなイメージだったことを思い出しました。
 ただ、一方で“通好み”な路線へ強く舵を切ることで顔ぶれを嵩上げし、若手女優が篩にかけられては本意ではありません。高尚な器に私のほうが鯱張ってしまいますが、現時点で前述の名前を見る限りその兆候はなく、安堵します。“通”の衣をまとうことで生き残りを図ったのか、若手女優全体のハードルの押し上げを目論んだのか、それともオタク・アキバ系アイドル流の展開へ若手女優の一部も押し流されるなかで殻を硬くするということなのか、いずれも私の揣摩臆測の域を出ませんが、好意的に受け止めたいと思います。
 もっとも、岩井俊二氏製作総指揮によるAKB勢のドキュメント映画も取り上げており、こちらの支持層への手配りのぬかりなさも感じられます。
 ちなみにメイングラビアは吉高さん以外はスウィートパワー勢とスターダスト勢とで分け合った格好になっています。女優育成には定評のある両社だけに地力を示したといえるでしょうが、集団型アイドルでオタク・アキバ系支持層にも秋波を送っているだけに、本来持てる力を若手女優一層の活況のために発揮してほしいものです。
 なお、価格は300円上がって1,800円になりました。値上がりですから残念なことではありますが、まだ2,000円の大台を超えていませんし、これだけの装丁とボリュームですから、十分納得できる範囲でしょう。
 次号は早春の発売が予告されています。今回の改版が若手女優の映画での活躍を後押しする強い歩みとなることを期待し、見極めたいと思います。

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