紙の本
哲学の入門書として
2016/05/13 16:10
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投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会人になってから、哲学を学んだことがないが何から学べばいいのだろうと思い行きついた本。
ベースは高校教科書だがわかりやすく解説されているし、ムラなくカバーされているのでは。
哲学に興味のない方も一度読んでみると面白いと思います。
紙の本
教養として身につけて おきたい内容満載
2020/06/09 00:55
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投稿者:Totto - この投稿者のレビュー一覧を見る
高等学校で使われている倫理の教科書を一般書籍化したものです。
西洋の思想や東洋の思想、日本の思想など、教養として身につけて
おきたい内容満載です。
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哲学、宗教に関する基礎知識を習得するためには教科書が一番との思いで「もう一度読む山川」シリーズの倫理を手に取った。倫理・哲学・宗教・科学等の定義を再確認するとともに歴史上人物の思想が一通り確認することができた。これをきっかけに興味をもった人物や思想については深堀りしていきたい。
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倫理の教科書。日本を含めた世界の哲学、思想、宗教を淡々と解説しています。
学生時代に倫理を習ったものの、それらを学ぶ意味がピンと来ず、全く身に付いて無かったのですが、ハーバード白熱授業で哲学の一端に触れたあたりから、概論は知っておこうと読んでみました。
アリストテレス、ロック、カントなど、白熱授業に登場する哲学者について、ちゃんと載ってます。
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教科書がベースなだけあって簡潔に網羅されている。
ただし、重要箇所が太字で示されておらず、パラパラめくって読むときに目的の箇所を探すのがやや手間。
高校の教科書では太字表記があったはず。
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最近はやりの山川の教科書シリーズ。教科書だけに基本的なことが整理されているのと、意外と最近の思想までカバーされているのがよい。哲学入門書として最適です。
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高校の「倫理」を復習するための、高校の教科書仕立ての本。内容は高校倫理で習う西洋、東洋、日本の思想史や宗教、応用倫理など。ただし青年期の心理の部分は扱われていなかった。
教科書としては、淡々と事実が書かれていれば良いと思うが、端々に「現代の私たちにも通じる…」とか、「…は私たちにとっても大切なことではないだろうか」のような価値判断をする記述がある。内容の性質上、倫理の教科書は、他の科目の教科書に比べて、道徳の教科書みたいになりやすいのではないかということが分かる。ただ、学習指導要領で、教える内容と、理想とされる価値観を結びつけて指導するようになっているため、やむを得ないことであろうが、やっぱり違和感がある。岩波新書の『教科書の中の宗教』を読んで、この本を考察すると面白い。
全体をサラッと復習できる点で、効率が良く、読んで良かったと思ったが、その分、特に思想史の部分に関して、1つ1つは分かりにくく、解説本のようなものが欲しくなる感じだった。(11/10/14)
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自分が受験生の時に使っていた、
山川の正規の教科書よりも、
大人向けの書き直しであるせいか、
それとも指導要領が変わったのだろうか、
とにかく情報量が増えた印象がある。
そして、日本、東洋、西洋の諸思想をこれだけ
一冊にまとめた本もそうそうないと思われるので、
お勧めしないわけにはいかない。
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高校では学習しなかったので、教科書で振られている内容を知りたくて読みました。
写真やコラム、偉人の小話がたくさんで読みやすかったです◎
また、引用されている文章も、味わい深い!
これまでより、各重要人物の人柄が見えてくるようで、楽しんで読めました。
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この本は「現代の倫理(改訂版)」を底本とし、それを一般の読者を対象として人生について思索する手がかりになるように改めたものです。やはりこういうものを読んでおかないと、ついていけない世界があります。
僕は高校時代は俗に言う「2番手校」だったので、何度も繰り返すのでさらりと流すが、山川出版の教科書は使っていませんでした。それでも、倫理だけは比較的よくできたことを覚えています。それはさておき、世界史、日本史、政治・経済と山川出版の教科書を読んできて最後の一つは倫理を残すのみだったということと、
最近、「知の怪物」こと佐藤優さんの本をよく読んでいるので、その中に出てくる思想家、哲学者に関する知識が自分の中で抜け落ちているということを痛感したので、本格的に大学院まで行って勉強を重ね、モスクワ大学や容共大学教養部、早稲田大学で教鞭をとっていた、もしくはとっていいる彼には歯が立ちませんが、とりあえず、文献に挙げられている思想家や哲学者たちがどういう主張をし、どんな本を書き、そしてどのような一生を送ったか、ということについて、丁寧にまとめたれてあって、非常に役立ちました。
西洋思想史、日本思想史、中国思想史を概観するには高校倫理の教科書を読むこと。今回僕ももう一度山川倫理の教科書を見てつくづくそう思いました。僕は一時期、哲学や思想は金儲けのためには邪魔だとおもい(それに徹するには実際邪魔です)ある時期から放擲したことがありまして。それでもこうして戻ってきてしまうのは、やはり、僕の中に意識的か無意識かは別として、こういうものを求める部分があるからなのかも知れません。
自分の残りの時間で、ここに挙げられている人たちが書いた本をどこまで読むことができるかどうか(もしくは再読)はわかりませんが、千里の道も一歩からというように「隗より始めよ」という思いで読んでいけたらな、とおもっております。
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「もういちど読む山川倫理」
「現代の倫理(改訂版)」をベースに、一般の読者を対象として明解な記述ながらも内容を深め、人生について思索する手がかりになるように改めた書。また、先人の思想を理解する上での手助けになるように、彼らの言葉をコラムとして掲載。
哲学は私が好きな学問の1つです。答えが出るわけではないけどだからこそ自分自身で考え他人と意見を交換し合う意義があると思います。昨今経済は確かに進歩して住みやすくなったけど人間としてはどうなったのだろうか?進化したのか退化したのか。そこは意見が分かれる所だと強く思います。
私は人間の本質である精神は恐らく悲しいものになっていると感じています。近年の世界で起きる様々な事件がその証拠です。今回この本を読むことで今の人間はどういう存在なのか、自分自身は偉人達の目指した人間に近いのか遠いのか、世界は正しい方向にいっているのかなど考え直しました。これには特に私が好きな偉人や気になった偉人を紹介しようと思います。
・孔子…私の中で倫理や哲学といえばソクラテス、プラトンの次に名前が浮かびます。孔子は礼儀作法が習慣化した時代に礼に道徳的な意味を与え、相手を思いやる内面の心が、態度や行動となって外面に表れたものだと説いた。礼は相手を尊重する丁寧な言葉遣いや振る舞いの基準、つまりは仁を表現する道徳的な模範である。そんな礼を私は今どれだけ出来ているのだろうか?と考えました。
・孟子と荀子…彼ら二人は非常に印象深い人物です。性善説性悪説についてよく友人と論争を繰り広げた日々が懐かしいw。人間は果たしてどっちなのだろうか?これは今の社会の人間には非常に重要でもしかすると最も聞きたくない論争かもしれません。私は理想は性善説ですけど実際は性悪説と思って友人と議論していました。しかし本当に理想は性善説ですよね。
・パスカル…考える葦というずばりな名言を残した思想家であり数学者であり物理学者。「大きな宇宙の中で小さな人類が生きることにどのような意味があるのだろうか」、なるほど物理学者の一面が出ていますねw。私も時々そう思います。
また、パスカルは「パンセ」という書の中で人間の悲惨さと偉大さの2つの面について考察しています。この2つの面を私なりに考えてみました。偉大さは「常に前に進むことが出来る」点。大きな欲を持ち目的の為には我慢することができて頭も使える、そんな所が人間の偉大な所だと思います。また悲惨さは「欲や感情に簡単に自身を奪われる弱さ」だと思います。
人間は簡単に悪に心を支配されたり一時的な感情で人を傷つけたりします。またそれを意識的にする人間さえいます。また相手を人間ではなく地球に変えても大きすぎる欲で自ら住む地球を傷つけます。このような欲に食われる弱さが人間の一番悲惨な所でしょう。
以上私はこう感じました。読んでみてまた色々考えることが出来ました。
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最近自身の関心がこれまで以上に思想とか倫理とかそういう方面に向かっていることに気が付いたので、とりあえず「教科書」を読んで一度全体を概観することにした。倫理は高校2年生の時に授業で受けていた。きびきびとした話し方をされるH先生が非常に印象的な授業だったが、逆に言えばその先生の印象しか残っていない。最初の授業か何かで万物の根源は何かについて哲学していた古代ギリシアの話はおぼろげに覚えているが、本当にそれだけである。あの1年間の授業の記憶はどこに行ってしまったのだろうか?
今回一読して思ったのは、これはやはり教科書であり、それ以上でもそれ以下でもないということである。確かに思想の歴史はうまくコンパクトにまとめられているのだろうが、それ以上に惹きつけるものはない。倫理に限らない気もするが、教科書を通じて学生に学問に対する興味を持てというのも酷であろうと、今社会人になってつくづく思う。
但し自分はそれを分かった上で読んだから、やはりそれなりに意味のある読書となった。本書をきっかけに、この分野に対して関心を深めていきたい。
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おそらくシュヴァイツァー[p163]と和辻哲郎[p246]に中心があり、そのバイアスですべてが記述されるのが倫理
たとえば、ドゥルーズとガタリの解釈などをみるとあきらか。「プラトー」が「高み」や「無限の高揚」などとされたり、「あらゆる抑圧からの人間の開放を主張し」たなどとされている。仮に間違っていなくても(間違っている)、あまりに一面的すぎて気持ちが悪い。
柔らかい(特に強い主張がない)ので反発が少ないから、単純に知識としては受け入れてしまいやすいのではないか?学問的、客観的、ニュートラルというよりは、ただ単に強い主張がないだけの分野では?強い主張同士が互いに打ち消しあっているような。
リオタールの大きな物語から小さな物語同士の共存[p183]へという手法であるような。
いずれにしても、「倫理」というバイアスには注意してこの分野には接する必要がある。
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古今東西の思想の要点が簡潔に書かれた本。
西洋哲学を勉強するために木田元先生の本を読んだが、
そう言えば存在論の話が中心で倫理に触れていなかったなあ
と、思ってこの本のことを思い出してもういちどでは無いが読んでみた。
これ一冊でソクラテスもイエスも孔子も仏陀も
イスラム教も大乗仏教もスコラ哲学も朱子学も陽明学も近代哲学も
実存主義も構造主義もポスト構造主義もどんな思想なのかは分かる。
木田元先生にスルーされたストア派もきっちり押さえてある。
わ、分かりやすい・・・最初にこれを読むべきだった。
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哲学の大きな流れ側わかる。
学生のときには難しく感じたはず内容が、今では記述があっさりしすぎと感じた。