上達の技術 一直線にうまくなるための極意 （サイエンス・アイ新書 科学）

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スポーツ心理学を専門とする著者が、スポーツだけではなく、仕事や勉強にも応用可能な、上達する為の技術を紹介している。色々な本でも紹介されている方法が、科学的な根拠とともに示されているので、納得感あり。活用しないと。。。

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勉強、スポーツ、趣味など、これらの上達に関して共通していることとは何か、そしてその上達の方法が書かれている。
かわいい絵と文章が半々でとても読みやすい、サクッと読める。サイエンスアイ新書は、ある事柄に入門するときに丁度いいなと改めて思った。

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スポーツの上達方法から、ビジネスに通じるものまでを効率的に上達する方法を解説。参考になる部分もあるけど、既知のことも多いし、固有名詞が多くてそこまで必要？と思う説明も多い。具体例がイチローに偏りすぎ。確かに彼はすごいけれどなんかイチロー礼賛し過ぎ感が引っかかる。

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イラストやグラフ付きで分かりやすい本でした。
書いてある内容は基本的な上達に関すること。
自分が普段なんとなく思っていることを
しっかりと言葉で表現されててよかったです。

ゆえにもう知ってるよと思うこともありましたが
必要なことがまとめられていて
とりあえずは本棚においておきたい一冊でした。

自分がいいなと思ったコツは
目標は現状より＋１０％ぐらいがちょうどいい、というコツ。
これは実行していきたいです。

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タイトルは「上達の技術」のみ。
自分としては当然楽器上達のヒントとしたく購入。
ところが、実は主にアスリート向けの内容でした。

一応、運動以外の一般的な「技術上達」へのヒントとなる内容もありますので、そこを抽出して参考にしたいと思います。

毎回単元ごとに入っているマンガは不要、、、

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ものごとの努力、練習の仕方の勉強本。

だいたいスポーツについて書いてある。

私的には、勉強とかについて知りたかったので、大体ぶっ飛ばす。

記憶の３回リハーサルこれだけ覚えておこう！（10分後,6時間後,24時間後）
でも見て納得して、そのままになってしまうんだなぁ

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読んでいて、よく『ホンマでっか!?TV』にでている、児玉光雄さんの本だと気づいた。
スポーツ心理学を専門としている人なので、スポーツを例にしたものが多かったのだけれども、スポーツ以外にも使える技術ばかりだと思う。
記憶術の章の『ワーキングメモリー』は最近だと、『ものすごく脳を鍛える５分間の鬼トレーニング 』でも聞いたけど、やっぱりいいんだろうか。買おうかどうしようか迷ってる。

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本書は、主にスポーツの技術向上のために書かれたもの。脳と運動神経のお話しや、やる気の話し、効率のよい練習の仕方などが書かれています。
スポーツだけではなく、他の習い事やビジネスなどにも応用できる内容が多いと思いますので、幅広く活用できると思います。
イラストも多くて分かりやすい本です。


ブックレビューブログ『続･本でもって』のページへ
http://booklife.hatenablog.com/entry/2015/09/06/172109

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読了。スポーツの上達方法をからめながら、勉強や仕事の上達方法についてかかれていた。読んでる間は、興奮して、この本は凄いと感じていたが、読み終えてみると、特に自分に変化はない。(当たり前か。)

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　何か上手くなるためには、ただがむしゃらにやればいいってものではない。
　上達するまでの最短でたどり着く方法を考える。

　ほーん。おしまい。

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第1章 最高の実力をだす技術
個性を発揮することが、オリジナリティ（創造性）

高度な技術の維持には反復練習が欠かせない

経験が豊富なほど対応できる状況が増える。
ベテランの強さは引き出しの多さ

運動には動的活動と静的活動
へたさはある程度強さでカバーできるし、パワー不足もある程度うまさでカバーできる

身体のコントロールには
1. 力の調整
2. 空間の調整
3. 時間の調整

運動能力には４つのスキル
1. 状況把握能力
2. 正確な動きをする能力
3. すばやい動きをする能力
4. 持続性

フィードバック機能と、トライアンドエラーの量が上達を加速させる

第2章 結果をだせる練習の技術
好プレーの再現にこだわる

運動神経がよいとは、目の前に現れた状況で最善のプレーができる能力

9歳から12歳ごろのゴールデンエイジの時期に運動経験のないアスリートは、なかなか一流になれない

チャンピオンは、案外不器用な晩成型のアスリートがおおい

アフォーダンス理論
環境適応能力
スポーツ上達において、とても重要
すでにプログラム済みの選択肢のなかから最適なものを選んでいるだけ

人間はできなかったことができることを快感にしたから爆発的に進化できた
どれほど目の前の仕事やスポーツに好奇心（取りつかれる心）をもてるかが大事

上達速度は練習形態で変化
練習密度は集中練習か分散練習か、一般的には分散練習の方がよい
もう一つ、初心者には分習法、上級者には全習法が効果的
集中練習のときは分習法、分散練習のときは全習法が効果的

競技に最適な覚醒水準を知る
パーソナリティとパフォーマンスの水準の関係も重要
楽観的なアスリートには、高いレベルの目標設定、悲観的なアスリートには、やや低めの動機づけ水準を設定

スポーツビジョンの向上が重要
トレーニング方法：
1. 焦点視力を鍛える、目の前に人差し指を立てて、A:人差し指 B:遠くの対象物（雲・山など）AとBを交互に、1秒間隔で視線を移動させる。30秒トレーニングを行ったら10〜15秒休憩。これを1セットとして最大でも10セット程度にしておく
2. 眼球運動をする、視線を上下左右にパッパッと移動、こちらも30秒

優先順位の高い練習項目を時間かける
練習時間を最初に決める
分散させて小刻みに練習するほうが効果的

上達速度を早めるには、できるだけ早い時期に本番を経験する
一流になればなるほど練習パターンから外れたプレーになります

第3章 勝負強くなる技術
結果志向ではなく、プロセス志向に徹すること

オリジナリティとは相違点のこと
早く教科書から離れて自分のオリジナリティを発揮することに努める
むだなものの排除もときには必要

五感を研ぎ澄まして感性で動くことも大切にする

反復練習のメリットその1、技術のレベルが上がる、その2、むだな体力を使わなくなる、究極の目的は、最高のプレーを高い確率で再現できるようになること

上達曲線は知っておく
プラトーが起きても、たとえ上達が具体的な形で表れない時でもあなたは上達している
たとえ成果がでなくてもあきらめずに、練習を持続させることが重要

時代は器用貧乏よりも名人芸を求めている
1万時間で一流になれる

第4章 集中力を高める技術
上達するには集中力が必要
2種類の1分間トレーニング
最初の30秒は目を開けて秒針の動きをジッと追いかける、次の30秒は目をつぶりアタマの中で時計の秒針をイメージして、30秒たったと思ったら目を開ける

残像カードを使用した1分間集中トレーニング
直径2cmの円を書いて、カードの中心の円を青色、周辺をオレンジに、目から30cmほど離して持ち、約30秒真ん中の点を注視、目を閉じると残像が残る、これが30秒残れば相当な集中力

注意レベルは４つある
・単純な注意集中、横断歩道で信号を見分ける作業
・興味をともなった注意集中、テレビを観賞しているとき
・心を奪われる注意集中、テレビゲームに没頭しているとき
・無我夢中、テレビゲームに没頭するような熱い心理状態ではなく、冷静沈着という言葉が似つかわしい心理状態

集中力は途切れるものとあらかじめ心得る

脳の潜在能力を発揮する格好のトレーニングは、新聞や本の速読

没頭する1時間を捻出する

単純作業は瞑想の時間とする

第5章 記憶の達人になる技術
記憶力を強くするには、
1. 興味を持つ
2. 五感を駆使する
3. 反復して記憶する

10分後、6時間後、24時間後の3回リハーサルすることにより、ほぼ完全に長期記憶として定着する

身体を動かして記憶するのも有効
見て、書いて、発音してその声を自分の耳で聴く

寝る前の15分と起きた直後の15分を活用すれば、面白いほど記憶が定着する

20秒かけて１つのことを記憶すれば、その記憶は短期記憶から長期記憶に移行して安定する

3秒かけてリズムよく記憶すると、脳裏に刻み込みやすくなる、3秒のリズムで7回繰り返す

第6章 高いやる気を発揮する技術
有能感を体験させる
たくさん褒めてあげる

行動目標を立てることがモチベーションを上げやすい
自分の努力次第で達成できる目標だから
具体的な数字にする

目標は自分で決めることが重要

10％アップ、または、6割達成が人間のモチベーションをもっともあげる

第7章 打たれ強くなる技術
逆境でこそ、その人間の実力が試される

強さとストレス対処能力の大きさで変わる

ストレスを飛躍のチャンスと考えられる人間だけが成果をあげる

よくない状況をありのままにとらえ、そこから見事に脱出する具体策を考えること

演じる能力は重要

打たれ強い能力は自信を身につけることで手に入る

自分を見つめ直す習慣を身につける
オフタイムでエネルギーを充填する

プレッシャー耐性は重要
プレッシャーを抱えながら、ベストを尽���す意識

オフタイムの充実が上達の秘訣

第8章 創造性を発揮する技術
好奇心→探究心→創造性→ドーパミン→好奇心

ダヴィンチトレーニング
左手でレモン、右手でりんごを同時に描く

アイディアメモ
ひらめきは最初の3分間が勝負

その分野で、ありったけのエネルギーを注いだ人間が、思索に思索を重ねたとき、突然、稲妻のように頭の中にひらめくもの、これが直観の正体

直観は環境が変わって、まったく異質なものを見た瞬間に生み出される確率が高い

重要な決断ほど直観の力に頼らざるをえない

天才の共通点はメモ魔

アイディアを出す作業と、そのアイディアをビジネスに活かす作業は、少し間をおいてからやったほうがよい

ひらめきはふつう文字ではなく絵で生まれる
日ごろから絵で表現する習慣をつけておくと、ひらめくを得られる確率が上がる

人間の右脳は、5〜6才のころが、人生のなかで、もっとも発達している
お絵かきが大事

ひらめきは不満や束縛から生まれている

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著者の専門は臨床スポーツ心理学、体育方法学。ビジネスの能力開発にも力を注いでいるという。

上達の最強法則は「反復練習」。ただし、ただ回数をこなすだけでは効果はない。もうひとつ、上達のために重要なのはオリジナリティ。技のオリジナリティと、状況に応じた反応のオリジナリティ。

「上達できる人」と「上達できない人」の違いは才能ではなく、どれほど目の前の仕事やスポーツに好奇心をもてるかにつきる。

「上達できる人」と「上達できない人」を比較すると、上達できる人は「感性」を目一杯働かせた動作をする。

練習時間と上達度は比例しない。上達曲線といって、踊り場が必ずある。そこで諦めないことが大切。

楽しみながら集中力を鍛える方法?
30秒間、時計の秒針を眼で追いかけた後、次の30秒は眼を閉じてイメージし、30秒経ったと思ったら眼を開ける。
楽しみながら集中力を鍛える方法?
名刺大のカードの真ん中に2cmの円を描き色を塗る。周囲は補色で塗りつぶす。30秒間円を見つめた後、次の30秒間は目をつぶると、反対色が頭にイメージできるか。
速読や新聞のスキャニングで集中力トレーニング。単純作業の時に心を無にして集中することも、よいトレーニングになる。

記憶するために不可欠なのは、「興味をもつ」「五感を駆使」「反復して記憶」。
完璧に覚えても二日で86%を忘れてしまう。10分後、6時間後、24時間後の3回思い出すことで、長期記憶として定着する。睡眠前に記憶して、目覚めた直後に反復するのも効果的。

人の顔と名前は20秒かけて記憶する。できれば、対面で会話して、相手の名前を声に出すこと。

電車の中で、瞬間記憶トレーニング。

適切な目標を設定できれば、上達は早くなる。また、上達した、達成した時の状態をできるだけ具体的にイメージ。閃きや直感を鍛えることも効果的。

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メインはスポーツの技術に関する内容だが、記憶とメンタルに関する章もあるので、勉強やビジネスにも有用。
記憶に関して、子供のころから自然と実践していたこともいくつかあった。
自分なりに試行錯誤して辿り着いた結論だったが、科学的に正しかったようで嬉しい。
イチロー、アーセン・ベンゲル、ジョージ・ソロスなど、有名人の言葉の引用もあり、印象的。

・結果を出すためには、「結果志向でなく、プロセス志向に徹すること」
・上達曲線は直線ではない。必ず進歩しない時期がある
・目標設定は+10%か達成率6割が適切