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慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究所教授の石倉洋子氏の著書。
率直に、買って損はしない本だと思います。
本書のターゲットは、「今まさに仕事やキャリアを考えようとしている学生のみなさん、仕事を始めたがまだ日の浅い20代、30代のビジネスパーソン」です。また、氏の前著である『戦略シフト』の考え方を”個人”に当てはめてみたものであり、個人の戦略シフトには「オープン化」「ORをANDにする」「ユニークさ」が必要だと述べています。
これまでのキャリア本は、「目的・目標を明確化した上で、それに対する戦略を立て、実行に移すことが大切!」のような内容が多数でしたが、この本のスタイルは、「確かに計画を立てるのも重要。でも、これからの世の中何が起こるかわからないから変化を楽しもうよ」といった感じです。
石倉氏の経歴といえは、HBSだったり、マッキンゼーだったり、ICS教授だったり...といわゆるエリートです。ただ、驚きなのが大学卒業後7年間、自称フリーター生活(実際にはフリーランスの通訳)をしていたことです。
彼女自身は、フリーランスの通訳をしているなかで経営に興味を持ち、知人の紹介もあってバージニアビジネススクールへの留学を勝ち取り、MBAを取得、その後のキャリアを発展させていったという経緯があります。
一読して、内容的にはマッキンゼーのT型人間を焼き直した内容だなという感は否めませんでしたが、シンプルでわかりやすく、キャリアに対する考え方も変わってきたのだなあということが理解できました。
また、本書のなかには、石倉氏の知人の7人のキャリアについてもストーリー仕立てで紹介されています。
興味のある方は是非読んでみてください!
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内容にとても共感しました。
明日からまた頑張る意欲が湧きます。
ただ文章がやや読みにくいと感じました。
日本語の持つすらすら流れるような美しさに欠けるというか、、、
なので、少し評価低めです。
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グローバルな環境で自分のキャリアを使えるためには自分のユニークさを自覚し、スピード感と何にでも興味をもって自分を開いていくことが大切である。
この本を読むことで、自身が興味ある物以外にも興味を持とうと感じることができた。
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石倉さんの新作。「オープン」「ORをANDに」など企業戦略論をキャリア戦略に応用。日本の旧態依然としたキャリア観を捨てて、新しい世界に踏み出すときに、第一歩として読むと良い本。石倉さんご自身のキャリアの話がすごく面白いし、自分自身が悩んだときも励みになる。
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グローバルキャリアを築いていく上で、
必要な要素が3つあると著者の石倉氏は述べる。
「オープン化」
「ユニークさ」
「ORをANDにする」
具体的にそれぞれが何を意味するのかは、
実際に著書を読んでいただきたい。
著書の中では現在社会人として活躍する
7名のロールモデルを紹介している。
彼らが上記の3つの要素を自ら意識していたわけではないが、
これまで歩んできたキャリアを振り返ってみたときに、
各々が「オープン化」「ユニークさ」「ORをANDにする」
要素を持っていたことを石倉氏自身が評している。
この著書を読むにつれて、
自分自身のユニークさとは何かを考えるようになった。
著書の中でも述べられているように、
ユニークさとは、○○大学卒業、○○専攻
といった経歴も含まれれば、
時間を忘れるほど熱中することはなにか、
といった要素も含まれる。
それらを俯瞰してこそ自分自身のユニークさというものを
見出すことができるのだ、と。
そして、何よりも新しいアイデアに感じたのは、
「ORをANDにする」考え方である。
これまで、多くの場面で、あれとこれを比較して、
どちらか1つを選ばねばならないことは少なくなかったし、
今でもそれは同じ。
ただ、場合によっては、両方を1度に取り組むことも
可能であると。
特に自分のキャリアプランを考えるにあたっては。
専門とする分野だけに固執することなく、
時間を忘れるほど没頭できる趣味、バイト歴などを
総合した場合、自分自身に適したキャリアが
また違った形で鑑みることができるのではないだろうか。
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私の尊敬する石倉洋子先生の本。自分しかないキャリアとして今までの経験を組み合わせていくとユニークになるでしょとアメリカ的かつ勇気がでる若者への応援メッセージ。
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キャリアを考えるに当たっての参考にと購入。
著者の石倉氏に加え、7人の若者のキャリアシフト戦略についての解説が具体的に説明されている。
目から鱗、ということは特になかったが、何も考えずに日々過ごしていると時間に置き去りにされてしまうということを改めて感じさせてもらえた点で読んでよかったと思う。
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メモ書きまで。
筆者曰く、これからのキャリアにとって重要なキーワードは「ORではなくAND」「オープン化」である。数人のキャリア紹介を通じて
以下の主張をしていく形式。
『二者択一的(OR)に何か一つの業種、コミュニティ、国籍に自分の可能性を限定することなく、水平横断的な組合せ(AND)を持つことが競争力を持つキャリアになる。またそれを可能にするために、様々なネットワークへアクセスする能力(オープン化)が重要である。』
現在の世界が「ORでなくAND」という論理で動いているという感覚は以前からあったので、その点に同感。また、英語(その他外国語もろもろ)、国際経験、国際的教養などは結局「さまざまな人的、知的ネットワークにアクセスする手段」なのだという理解をした。ネットワークにアクセスできる能力(権利)を自分の中でより磨いていかねば。
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本の中には、なんとなく選んだ道でも、後から良い方に転ぶようなことを書いていますが、それは、著者の経歴があるからだと思いますので、一般的な方は、慎重さを忘れてはいけないと思います。
また、事例で出てくる人も、苦労とか落胆といったことを語っていますが、一般人からすれば、多少鼻につくと思います。
この本で言いたいのは、つまりは、広い視野を持ち、色々なことにチャレンジして、自分を磨けということです。
批判的なことも書きましたが、筆者は、女性として、この年齢でこれだけのキャリアをお持ちなので、先見の明がおありというか、世の中を読む力というのには非常に長けていると思われますし、そういった意味で、参考になる点は多いと思います。
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グローバルキャリアの積み方というよりかは、自分でキャリアを計画する際の基準・ポイントを紹介した形になっている。
基準・ポイントはどちらかというと外国の情勢や企業の特徴などについてではなく、自分自身の強みの発見など就職活動での自己分析に似ている。
モチベーションを上げる事にはつながった。
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ソフト×ハードで自分のキャリアマーケットでのポジショニングを考える。その上で、そのポジションにMarket opportunity, unmet needsがあるのかを考える。これこそが、自分のオリジナルキャリアを考える。そんなことをこの本読んでまとめてみたくなった。ほとんど、書いてあることまとめただけですけどね。オススメの本です!
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2011年34冊目。
262頁。
書店で購入。
≪本文引用≫
p.42
ユニークなプロフィールを見出す鍵となるのは、客観的(外面的)と主観的(内面的)な特色の組み合わせです。ハードとソフトの組み合わせといってもよいかもしれません。客観的(外面的)な特色とは、国籍、年齢、学歴、性別、資格、仕事の経歴・経験など一般に認められており、何らかの基準によって誰でも判断しやすいあなたの側面を指しています。主観的(内面的)な特色とは、個人のパーソナリティ、姿勢、相性など、実際にその人と直接接触し、身近で一緒に活動しなければ知ることが難しい特色を示しています。
p.83
機会を機会ととらえ、すぐつかまえようとするか、機会はまた来る、もっと良い機会が来ると考えてやり過ごすか、は、「時間への感度」と、それが自分に何かをもたらす機会であると「直感」するか、によって決まります。問題解決能力や分析力が重要といわれている中で、「直感」による、というと、疑問に思う人もいるかもしれませんが、ある程度の知識や経験に裏打ちされた「直感」はとても大切です。
p.245
これから世界で活躍するためには、以下のような要件があると思うからです。
-ある分野について専門家としての知識を持っていること
-世界の課題について自分自身の意見を持ち、意見の相違にかかわらず世界の課題について意見を発信、どこの国の人とも共有、議論することができること(現実的には言語は今のところ、グローバルなデファクトである英語を身につける必要があると思います)
-自分の国の歴史、文化などについてある程度の知識を持ち、意見を持っていること
-自分の人生やキャリアについて、目指す方向や求める姿のイメージを漠然とでもよいから持っていること
-世界にある多様な文化、生活習慣などについて、受け入れる寛容さを持っていること
-自分についても他人についても変化を認められること
-自分を客観的にみることができ、いくら深刻な問題についても、ある程度の余裕を持った考え方ができること
-新しいことに積極的に取り組む気概を持ち、実践すること
-できるかどうかわからないことに対しても機会を与えられたら、まずそれをつかもうとすること
-困難や難しいことに直面しても、何とか状況を分析し、解決案を考えて、実行に移す気力・体力を持つこと
-失敗や挫折から何か教訓を得て、次の機会には二度と同じ失敗を繰り返さないように軌道修正できること
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仕事の道は一本じゃない。いろんあキャリアを持つ人がたくさん紹介されていて非常に参考になった。「ORをANDにする」将来、必ず達成していきたい。
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就職活動を終えた後にこの本を読み、「就職活動をする前に読みたかった!!」とまず感じた。
というのも、自分が就職活動中に漠然と感じていた社会に対する考え方や生き方の変化について著者の広い視野からの見聞が書かれており、
「まさにこれからの時代の生き方を示唆するような本だ!」と思ったからだ。今一番後輩に勧めたい本である。
日本での就職活動スタイルに疑問を感じたり、もっとグローバルに活躍したい!と思う学生にとって、自分の考えを後押ししてくれる本になるだろう。
本書の中で何度も語られている「ユニークさ」は、今後さらなるグローバル化が進む世界の中で求められる人材の要素の一つである。
本書を読み進めていくと、大事な要素だということを理解した上で、ではどのようにしてそのユニークさを見つけていくのかという点に関しても、実際に著書自らのキャリアストーリーや、他7人の人物のキャリアストーリーを通じて具体的なイメージがわくように書かれている。
しかし、7名とも国内で活躍されている方の話だったので、国外でグローバルキャリアを築かれている方の話も読んでみたいと思った。
本書を読み、今20代である自分は本当にラッキーだな、と改めて感じた。
自分を「オープン化」して広い世界に目を向けて、「ORをANDにする」切り口で自分の「ユニークさ」を見出し、グローバル人材としてのキャリアを作っていきたい。
今後キャリアを考えていく上で、何度もこの本を手に取ることになると思う。
本書の素晴らしい点は、21世紀を生きるにあたって上記のようなキャリアの作り方が必要になってくるという説明だけではなく、
同時にそれをどのようにして行動に移していくべきかというプロセスと実践トレーニングの方法も書かれていることだ。
また、著者が投げかけてくる
「待っているだけでは何も始まらない、失敗を恐れていては新しいことは何もできないのだ」というメッセージは、前に進んでいこうという気持ちを後押ししてくれる。
若者に新たな未来を創造する一歩を踏み出す勇気をくれる本である。
21世紀を生きていく上で必要な考え方が詰まっていると思う。
ぜひ一人でも多くの若者に読んでもらいたい!
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・誰一人自分と全く同じ人間は存在しない。
・だからこそ自分にしかない「ユニーク」な個性(外面性と内面性を組み合わせる)を見出して、その自分の強みを生かせるキャリアの「場」をみつけることが大切
・好きなことは最近のことでもいい
・21世紀、グローバル時代。変化がもたらすリスクも多いけど、それを生かして自分を「オープン化」する
・「ORをANDにする」精神を忘れない
・すぐやる課
・機会は一度きたら二度と来ない覚悟で
・時間がなかったは言い訳
・悩む前に行動、ある程度の失敗なら取り戻せる
・キャリア転換は「自分の意志」
これからの自分のキャリアに関わらず、人生のビジョン形成におけるアドバイスがたくさん含まれている本でした。