「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- みんなの評価
- あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- カテゴリ:研究者
- 発売日:2011/03/25
- 出版社: 知泉書館
- サイズ:22cm/251,45p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-86285-104-8
- 国内送料無料
紙の本
ブロッホと「多元的宇宙」 グローバル化と戦争の世紀へのヴィジョン (新潟大学人文学部研究叢書)
著者 吉田 治代 (著)
第一次大戦前からロシア革命、ヴァイマル期に至る初期の思索と体験に光を当て、「マルクス主義哲学者」という固定されたブロッホ像を修正し、多元的世界を志向する思想家としてのブロ...
ブロッホと「多元的宇宙」 グローバル化と戦争の世紀へのヴィジョン (新潟大学人文学部研究叢書)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
第一次大戦前からロシア革命、ヴァイマル期に至る初期の思索と体験に光を当て、「マルクス主義哲学者」という固定されたブロッホ像を修正し、多元的世界を志向する思想家としてのブロッホを読み直す。【「TRC MARC」の商品解説】
資本主義による矛盾の認識,階級差別のない自由の王国というユートピアこそ「マルクス主義哲学者」エルンスト・ブロッホ(1885-1977)の思想の核心である。
本書は第一次大戦前からロシア革命,ヴァイマル期に至る初期の思索と体験に光を当て,マルクス主義者ブロッホの視点だけでは見えてこない,若きブロッホの多岐にわたる思想的葛藤を考察する。
世界大戦を契機として,まさに「一つの地球」という意識が生まれ,人類はいかに共存していくのかが問われた。ブロッホは普遍主義か多元主義かという二者択一ではなく,状況に応じて普遍化の戦略と差異化の戦略を使い分けていく。直線的な進歩の観念を攪乱する非同時代性,個別性を知覚するとともに,他方で人間の進歩という概念を捨て去ることなく,同時に場所の差異として〈多くのもの〉のために空間を作っていこうとする「多元的な宇宙」のヴィジョンを展開する。
著者は異なる思想を選択的に受容するブロッホの類い希な「結合の能力」が,異文化との出会いから生まれる文化のダイナミズムを捉え,多元主義的志向のなかで既存の理論を見直す有効な武器であることを明らかにする。
ブロッホの思想的水脈を発掘し,今日の〈グローバルな近代〉を理解する上で知的刺激に富む一書である。【商品解説】
目次
- 序論
- 第一章 第一次世界大戦,ドイツ,文化
- 1 「1914年の夏」
- 2 文化戦争」の勃発??「文化」へのパトス
- 3 〈グローバルな近代化〉の時代の文化批判
- 4 ジンメルの事例
- 5 「文化戦争」へのブロッホの介入
- 第二章 「1789年の理念」をわがものとする
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む