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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.7
- 出版社: 音楽出版社
- サイズ:26cm/103p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86171-073-5
紙の本
音が聞こえる ミュージシャンが愛したもうひとつの楽器 (CDジャーナルムック)
大切にとっておいたり、捨てるにしのびなかったり…。そんな思い出の品は、誰にでもあるはず。46人のミュージシャンが所縁の品を取り上げ、それにまつわる思い出を語ります。『CD...
音が聞こえる ミュージシャンが愛したもうひとつの楽器 (CDジャーナルムック)
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商品説明
大切にとっておいたり、捨てるにしのびなかったり…。そんな思い出の品は、誰にでもあるはず。46人のミュージシャンが所縁の品を取り上げ、それにまつわる思い出を語ります。『CDジャーナル』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
思い出の品々。
2011/07/02 00:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミュージシャン達が思い出の品として大切に扱っている品々を紹介した本。
その中で一番印象に残ったのは沢知恵さんと彼女の祖父金素雲が訳した「乳色の雲」について。金素雲が何回も改定版を出した現代朝鮮・韓国の詩集からの翻訳選である「朝鮮詩集」の最終版である岩波文庫版では割愛されている「こころ」は昭和15年に刊行されている「乳色の雲」には収録されていたのが、それを読んだ事が彼女の代表作「こころ」を生み出すきっかけとなったのだ。
岩波文庫版の前の版である創元社版「朝鮮詩集」には「こころ」は収録されているが、岩波文庫版には「全体の作品の数が大幅に削られている点」(林容澤著「金素雲『朝鮮詩集』の世界」174頁)というので、『こころ』もそれで削られてしまったのだろうか。「何処かへ消えてしまったのだ。」(「音が聞こえる」12頁)というには編集上の事がありそうだ。ついでながら金東鳴の他の詩は岩波文庫版にも収録されている。