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商品説明
「国家の根本法」である日本国憲法の規範的内容を明らかにするテキスト。「生きた憲法」として作用する判例を重視するとともに、歴史問題を再検討する。憲法をとりまく状況変化を受けて改訂した全訂第4版。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 明治憲法と日本国憲法
- 序章 憲法の概念
- 第1章 明治憲法
- 第2章 日本国憲法の成立
- 第3章 日本国憲法の基本原則
- 第4章 天皇
- 第Ⅱ部 基本権の保障
- 第5章 基本権とはなにか
- 第6章 基本権の享有主体
- 第7章 私人間における基本権の適用
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紙の本
日本国憲法のテキスト - 外国人参政権、朝鮮学校授業料無償化などは憲法違反!
2011/07/11 13:05
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
憲法学の第一人者が、日本国憲法を解説する。学説や主要な判例も交えながら、妥当な見解を示している。
興味深いのは、最近のリベラル系の案件の多くが、明らかな憲法違反もしくは憲法違反の疑いがあるところである。
まず、外国人への地方参政権付与は、明らかな憲法違反であって、判例からもほぼ参政権容認は考えられない。
それにもかかわらず、小沢一郎は与党幹事長時代に党内の異論を排して強引に法案を国会に提出しようとしていた。極めてけしからんところだ。亀井静香大臣と国民新党が猛反対したため、小沢の動きは封じられたが。
そもそも小沢一郎の独善的な強引さは国を誤らせる。極めて危険な人物であって、権力を持たせてはいけない人物だ。
小沢に比べたら菅直人の方がマシである。
報道によれば、菅直人首相は外国人参政権について、党内の異論に配慮して政策として封印する考えを示したとされる。
封印は当然のことだが、さらに踏み込んで、憲法違反のため党の政策から撤回してもらいたいところだ。
さて、著者によれば、女系天皇論、夫婦別姓、朝鮮学校の授業料無償化も憲法違反だ。これらについては、著者の見解がすべて!というわけでもなかろうが、いずれにしても憲法上大いに問題のある案件であることに間違いない。
そもそも日本国憲法の成立過程からして国際法違反の疑いがあるというから面白い。
本書終盤では、条文の解説から離れて、国家観、世界観にも話が及ぶ。
そのなかでは、東アジア共同体論、平和主義、集団的自衛権、核の問題等への考察もされている。現行憲法との関連もあるためだが、この部分も読み飛ばせないところである。
本書は、学生など憲法を学ぶ人向けだと思うが、一般の人も是非憲法条文を片手に読みたい。
さほど難しくなく、容易に読み進められる。
我々日本国民は、各条文がもつ意味、解釈など理解を深めておく必要がある。
そして、いずれ憲法改正論議が活発になったときには、適切な判断を下していきたいものである。