紙の本
引き込まれる迫力
2019/08/24 19:59
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投稿者:ゆうちゃま - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ読んでいる途中ですが、一つ一つのお話に引き込まれて、本の世界に入り込んでしまいます。
心にグサッとくるシーンもありますが、野島さんの世界観にはアッと驚かせられます。
名作ドラマを多く生み出してきた野島伸司の作品、手に取る価値は充分あると思っています。
紙の本
スヌスムムリク
2015/09/13 08:15
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投稿者:kanako - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろくて先が気になって、どんどん読み進みました。みんな、人を思い、思われとても綺麗な作品。文庫はこの表紙だけど、単行本はまたイメージが違い好きです。もう一度読みたい!
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帯コメントが佐藤健だったので即買。
読みはじめはありきたりなBLもしくは精神青春漫画系かと思って軽く考えていたのだけど、登場人物みんなが優しくて何時の間にか同じ世界に立っている自分がいた。
誰の心にもあるS遺伝子、一見ネガで悪いことのような後悔、嫉妬、汚い感情。それらがあるから、また吐露するときこそ人は美しい。咄嗟にああ、これだなって思いました。明るい部分だけじゃない。残酷さに惹かれるものなのだと。
まとめきれないけど、そういうしめが好きだったので、★4つ。
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≪内容≫
親同士の縁から、幼馴染として育ってきた4人の少年たち。
そのうちの1人が抱える性同一性障害という問題を通して人間の愛と優しさを描いた成長小説。
≪感想≫
人気脚本家である野島伸司の作品。数々の人気ドラマを手がけてきただけあって、人間を描くのが本当に上手いと思う。
性同一性障害のノノ、理知的な清人、情熱家の哲也、八方美人でモテ男のナオキなどそれぞれのキャラクターの設定のわかりやすさや、気障なセリフの言い回しが物語として読みやすく魅力的である一方で、絶妙な心の動きをしっかり描写しながら現代の社会問題に切り込んでいく確かな筆致もある。そういったデフォルメされたものとリアルな感情の入り混じり具合が絶妙で、読者を惹き込む力の強い作品だと思う。二度三度とやってくる山場を一つ一つ越えながら、どんどんクライマックスに進んでいく盛り上げ方はさすが脚本家といった感じで、飽きることなく最後まで一気に読んでしまった。
これまでの野島作品でも度々書かれてきた、生きる上での苦悩や後ろめたさ、後悔や絶望。ただし、終盤のS遺伝子についての挿話の中で主人公のナオキは「人間の幸福は悩み苦しむ果てにある」ということを示唆している。前向きとは逆ベクトルにあるそれらの感情を肯定し、一筋の光を見せてくれるこの物語に救われる人は、きっと僕だけじゃないと思う。
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ラグビー部の同級生だった四人の父親により、同じ場所、同じ学年、同じ環境で育てられた4人の男の子。でも一番最後に生まれたノノは心が女の子だった。大切過ぎてだいじ過ぎてお互いを想いやるほどに傷つけたり遠回りしたり。スヌスムムリクという喫茶店で主人公ナオキの口から4人の子ども時代~10代後半までのエピソードが語られる。
インターセックスからの流れか、意識せずともまたもやジェンダー関連。
自分の意思ではどうにもならないことが多い10代。ただでさえ頭と心の世界と折り合いがつかない時代なのに、身体も、となるとそこに自分なりのやり方を見つけるまでってものすごく過酷。
大事なことは3回くりかえすことが重要だって。
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この人のドラマは好きだけど、小説は…というところでした。
扱っている題材やストーリー展開は面白いと思ったけど、言葉にぐっとこない。
小説、というか、文章で表現したものとしては、特にいい、というわけではなかったけれど、ドラマ化したら多分、この人はこれをいいものにするんじゃないかな、と思った作品でした。
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4人の幼なじみの間の、微妙で絶妙な思いがそれぞれ上手く描かれている。
主人公の回想の形式で終始綴られていく物語は、重いテーマであるがただ「辛い」という印象にはならず、綺麗にまとめられていて雰囲気も良かった。
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最近読んだ野島作品のなかでは、一番好きかな。まあ、わりと冒頭で、なんとなく方向性が分かってはしまうけど、さらにラストまできて騙された感じが。それはそれで演出しすぎな感じもないではないが、それはともかくとして、野島作品らしいといえば、らしい。
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野島さんのスコットランドヤードゲームを読んでからのこの作品。果てしなく流し読みしてしまいました。いまの自分では深く読みこめないなあと実感。計画された幼馴染とゆう設定にはすごく興味ひかれました。もう一度ゆっくり読みたいと思います。
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やばい。深い。大好き。久々にきた!本!
”ねえ ムーミン、分かるかい?” 僕たちはみな、誰もが幸福になりたくて、そしてそれは必ずかなえられる。”ねえ ムーミン、分かるかい?” 横にいる誰かを幸福にしたいと思った、その瞬間から。「君を幸福にしたい」
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回想しながらストーリー展開が素敵でした☆
そして、最後のオチにびっくりしました♪
僕だけでしょうか??
あの展開になるなんて思わなかったのは・・・。
ちなみに僕の好きなシーンはナオの演説☆
ジーんときたし、自分もしたい!!
大切な人のために、即興でも心に届くコトバを
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高校生ぐらいで読みたかったかな。
当時は漫画しか読んでなかったけど。
友達のことで深刻に悩んだ事はなかったけど。
高校生ぐらいに戻りたいと思わせてくれた。
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かなりおセンチな語りで、オバちゃんにはちょっとキツかったデス。
その所為デスかねぇ?
読み進めるにつれ、この小説より他の資料的本が読んでみたくなる
という、不思議な本でシタ。
性同一障害とか
トーベ・ヤンソンさんについてとか。
私はさ、やっぱ女で、母親だから。
おかあさん達の意見が、気持ちが、ほんと理解できちゃうんだ。
だからね、ノノの行為。
読んでてお腹がぐろぐろした気分になりまシタ。
そういう心情であれ、もしウチの子がそんなことやらかしたら
この世の果てまで蹴り飛ばす。
マジで。
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決してつまらなかったわけではなく、むしろサラリと読めてしまったはずなのに……
読みおわって1週間、驚くほど内容を思い出せません。あらすじを読めば思い出すのでしょうが。。
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http://sgk.me/r3o1SF 『高校教師』から15年、『聖者の行進』から10年。
ドラマ界のヒットメーカーが、ずっと描きたかったピュアフル・ラブストーリーです。
『スコットランドヤード・ゲーム』もオススメです。
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094083507