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紙の本
ギフト (双葉文庫)
著者 日明 恩 (著)
その少年に目が留まった理由は、ただ一つだった。こぼれ落ちる涙を拭おうともせずに、立ち尽くしていたからだ。それもホラー映画の並ぶ棚の前で。しかも毎日。—ある事件がきっかけで...
ギフト (双葉文庫)
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商品説明
その少年に目が留まった理由は、ただ一つだった。こぼれ落ちる涙を拭おうともせずに、立ち尽くしていたからだ。それもホラー映画の並ぶ棚の前で。しかも毎日。—ある事件がきっかけで、職を辞した元刑事の須賀原は、死者が見えるという少年・明生と、ふとした縁で知りあった。互いに人目を避けて生きてきた二人。孤独な魂は惹かれ合い、手を結んだ。須賀原と明生は、様々な事情でこの世に留まる死者たちの未練と謎を解き明かしていく。ファンタジック・ミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
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書店員レビュー
レンタルビデオ店で働く主人公と、死者の姿がみえてしまう少年。
ジュンク堂書店福岡店さん
レンタルビデオ店で働く主人公と、死者の姿がみえてしまう少年。
みえてしまうからこその苦しみ、みえないからこその苦しみを抱えている2人が出会い、死者の抱える想いの謎を解き明かしていきます。
この物語の中では「死者」のことを「幽霊」とは呼びません。
その言葉に、彼らはかつて「生きていた人」なのだ、と改めて実感します。
彼らがどうしてまだこの世から動けずにいるのか。
その理由は自分が想像したよりもずっと温かく、やさしすぎて、胸が苦しくなりました。
横断歩道で、車にひかれた直後の姿のままこちらに何か声を発し続けるおばあさん。
ずぶぬれの姿のまま19年間弟を見守り続けた少女。
どうすることもできなかった何かが、誰かの手が加わることで大きく変化する。
読み終わって、タイトルの意味がすとんと、心のなかに落ちてきた気がしました。
文庫担当 弥益
紙の本
ドラマにすべき!!!
2015/08/08 01:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本すき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ショートストーリーがたくさんあるので読みやすく、すぐ映像化されるなって思ってました 面白いんですよ
泣けます毎回 かっこいいしね人物が
紙の本
よい作品!
2020/04/11 14:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
死者が見える少年と、罪悪感を背負いながら孤独に生きることを自分に強いる元刑事が、死者の未練を解き、互いに絆を深めていく姿も素敵だし、感動した。
少年はまだ自分の家族との間の問題を解決できず、自分が留学するという手段で距離をとるという選択をしたけれど、いつかわかり合える日が来るといいなと願う。