紙の本
クラウドを使いこなせば、仕事の生産性が高まると確信させる指南書
2012/02/10 00:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る
「クラウド」という言葉を聞くことが多くなった。当初は、ネット上にデータをアップしておくことといった程度の理解だった。その後、マイクロソフトオフィスなどのアプリケーションソフトをブラウザーを通じて利用できるといったことが分かるようになってきた。
本書を読んでクラウドの理解が根底から覆されてしまった。さまざまなiPhoneアプリを使いこなすことで、クラウドは情報管理術とそこからの知的生産を飛躍的に変えてしまうウェブサービスであることを本書は教える。
惜しげもなく多種多様なiPhne アプリが紹介されていく。著者が自分の体験を元に2011年秋冬時点での優秀なアプリを一挙に紹介している。
エンタメのアプリも少しはあるが、仕事の生産性を高めることに主眼が置かれている。
自分に届く情報を、大きくは3つのカテゴリーに分けてしまう。スケジュール、タスク、編集・保存である。スケジュールはGoogleカレンダー、タスクはToodledo、情報の編集と保存はDropboxとEvernoteである。これらを軸に、効果的な情報処理を実践している。
この3つと連携する便利なアプリを怒濤のように紹介し、活用のポイントを教える。ここまでアプリ同士を連携させているのは圧巻である。実際にできたらさぞかし仕事がスケールアップすることだろう。でも、同時に、ここまでのことが自分に出来るだろうかとも思ってしまう。
著者の指南してくれる中では、Evernoteの情報整理術に注目だ。今や、これを使いこなせるかどうかで、ビジネスマンの価値が左右されると言ってもいくらいのところまできている。ノートブックの作り方、タグの付け方などかゆいところに手が届くようにして著者は教える。
多量のメールやネットから飛び込んでくる情報量の多さに、デジタル嫌いになっている人もきっといるだろうが、こうした指南本で克服の可能性は高い。そのすぐれた検索機能のおかげで、紙の資料はあらかた廃棄し、なおかつEvernoteでいつでも目当ての情報を引き出してこれるようになる。
「第二の脳」と呼ばれるEvernoteを導入したものの活用できずにiPhoneで埋もれさせてしまっている人はぜひ読んでみるといい。
クラウドとiPhoneアプリは仕事術を一新してしまう力がある。紹介された数々のアプリは自分に合うものを選ぶとしても、それだけでも本書を読む価値はある。
アプリは続々と新しいのが登場しているので、今のうちに本書を読み、どんどん導入して快適な仕事環境を構築してしまうのが賢明である。
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ビジネスパーソンがクラウドサービスとiPhoneを活用し成果を(試行錯誤しながら)出してきた手法を取り上げている。確かに今私がここで挙げられている手法をそのまま使用するには制約がある。(Androidユーザー、家事にも時間を昨必要ありなど)でも、読了後は原理原則や代替手段を少しずつ取り入れながら実践していこう!と思いtooledoをようやく使い始めた。
今後も(しばらくは)参考にしていくと思う。
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EvernoteとDropboxの活用方法を知ることができた。
一つ一つの項目の文章量が少ないので読みやすいが、項目ごとのつながりが弱く感じた。沢山のアプリを次々と紹介するよりは、一つ一つのアプリの活用方法を入念にかいて欲しかった。
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複雑で使いにくいと思ってた「toodledo」だが、上級者はこのように使うのかと納得。EVERNOTEの使い方など、これこそGTDの指南書!
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GTD~Wishリスト作成、無駄を省いて、優先順位の高いことに集中するためのコツがわかりやすく書かれていて、よくある「Evernote」を使いこなす方法よりも、Evernoteを活用して身の回りの世界を整理する、頭の中身を軽くする方法が秀逸。
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使ったことのないアプリの話が多く、非常に難しかったのでまずはざっと読んでみた。興味のある分野については、読みなおして理解を深めていきたい。
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■CHAPTER3
クラウドの「セルフマネジメントシステム」を使いこなす
・行動計画を行うのに最適な「WeekCalendar」
・オープンリストとクローズリストで行うタスク管理
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世の中に便利なクラウドサービスは、たくさんあります。ただありすぎて、何をどう使ったらいいのかわからない人は多いのではないかと思います。
自分も、そんな一人。
この本は、一見するとすごいマニアックな内容で、とっつきにくい印象ですが、書いていることを実際に試してみると、なるほどすごく役に立つってことが満載です。
実は
クラウドって何?GTDって??
MacとiPhone買ったんだけど、どうやって使うのって
感じの人も読むと新しい世界が広がりそうです。
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帯の紹介文が、完璧すぎて書くことがなくなる。。。
多種多様なクラウドサービスを紹介なさっているので、誰でも何か一つくらいは、やってみようとかな思わせてくれたり、気づきがあるんじゃないかと思える本。
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クラウドやiPhoneをバリバリ使いこなしている著者が比較的コアなiPhoneユーザーに向けて書いたライフハック本です。
iPhoneの基本的な使い方やEvernoteのアカウントの作り方などの初心者向けの配慮は一切ありませんが、その分非常に「濃い」中身になっています。
Evernote、Toodledo、Googleカレンダーを核として数多くのiPhoneアプリを使った著者の使いこなし術は複雑で、すべて真似するのは難しいと思います。またこの手の分野は嗜好や個人の使い方の癖が強く出るので、万人向けの方法と言うわけでもありません。
しかし、こだわりにこだわった内容に「これは自分なりに使えそうだ」と思った部分がいくつもありました。
例えば、本を読んで印象に残ったページを写真に撮ってEvernoteに保存しておくというのはコロンブスの卵的な発想で、どうして今までにこれを思いつかなかったのだろうと感じさせられました。
それなりにiPhoneやクラウドを使いこなしているつもりだけど、イマイチ生産性があがってないという人にはお薦めできる本です。
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スマートフォンを持っていない自分には、iPhone関連の部分は参考になりませんでした。しかし、evernoteでの情報管理とか非常に参考になりました。
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正直1500円の価値はあったと思う。作者自身の試行錯誤の経験を元に、情報の扱い方が図式も含めて良くまとめられている。良かった。実践していこうと思う。
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20111228st
アナログとデジタルの緩やかな同期で情報の二重管理を防ぐ。
「自分の中から出てくる情報」「外から来る情報」「ライフログ」の分類。
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クラウドサービスと仕事術(というか、GTD)について書いてある本。
アプリの紹介はそこそこに、
アプリをどう連携していくか、アプリをどう使うのか
そういう点を重点的に解説しており、この類の本では有用性は高い。
逆にいうと、iPhoneについてはある程度分かっている、コアユーザー向けかもしれない。
iPhone前提で書かれているため、スマートフォン全てに言えることではないが
Evernoteなど汎用性の高いアプリについてが主な言及であるため
iPhoneユーザーでなくとも得るものはあるかと思う。
正直、こういったサービスを全て利用して仕事に活かすということは
フリーランスやベンチャーなどの、裁量が高い人達にしかできないというのが現状であり、
企業であればセキュリティーの段階で完全な同期というのは難しいことがほとんど。
それでも、最早新しい考えは飲み込んで行かないといけない
古い考えが障害になる年齢にさしかかっているので
例えビジネスでフル活用できないといっても、恩恵は授かっていくべきだと思う。
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現在出版されているクラウド本の中で、多くのアプリや情報が一番網羅されている本だということで、読んでみることにしました。
読んでみた感想を一言で言えば、すごいに尽きる。
本当にこれだけの複雑で多くのアプリを活用して仕事のフローを作り上げたのかと思うとただただ感心するばかりです。
あまりに複雑すぎるシステムは、崩壊も早いと思いますので、個人的にはなるべくシンプルな流れを作っていきたいものです。
著者はiPhoneを使用されており、多くのアプリやサービスが紹介されていますので、気になった項目から始めてみるのはいいのではないでしょうか。私はアンドロイドなので、そのまま活用するわけには行きませんが、個人的に悩んでいた、エバーノートやはてなブックマークの活用、読書記録と他のクラウドとの連携のあたりは、自分なりに咀嚼して違うフローを試していますので、非常に参考になったといえます。
また、個人的にはアナログで使っている部分もありますので、そのあたりは個人差があって当然でしょう。いずれにしても自分の仕事や生活パターンに合ったものをいろいろ模索する中で最適なものを見つけていきたいものです。
<この本から得られた気づきとアクション>
情報の分類
・タスク→Toodledoに登録
・スケジュール→手帳とグーグルカレンダーに登録
・メモ・参考情報→エバーノートに登録
ウェブページ・RSSをエバーノートに取り込むためのワークフロー
ウェブページ・RSSは「はてなブックマーク」のブックマーク機能を使い、集約した上で「hatebte」というサービスを使って記事全体の取り込みとエバーノートへのメール転送を行う。
参考にしたいエバーノートに入れたいもの
・WISHリストノートブック
(旅行で行きたい場所、見たい映画、やってみたいこと、会ってみたい人、読みたい本)
・心構え・心得ノートブック
・5分あったらやりたいことリスト
・習慣化したいことリスト
・Not Todoリスト
・初対面の人と話すときに聞くことリスト
・最近ニュースで気になったことリスト
・チェックリストノートブック
(朝の準備、会社の事務手続き、会議の準備、最終退場者になったとき、旅行の持ち物)
読書記録の統合管理
①マーキングしたページの画像データ
②読書中の読書メモ、抜書き
③メディアマーカーのコメントに書いた簡単な感想・紹介
④ブログに書いたちゃんとした書評
→①読書後に撮影し、著者名と書名のタグを付けてエバーノートにアップ
→②エバーノートの読書用ノートに入力
→③メディアマーカーのコメントはエバーノートに取り込まれるよう設定
→④ブログの記事もエバーノートに取り込み
この4つの読書記録を「書名」のタグで集められるようにする
<目次>
●CHAPTER1 クラウドで実践するビジネスパーソンの情報武装
●CHAPTER2 情報を「いつでも、どこでも」クラウドに収集するテクニック
●CHAPTER3 クラウドの「セルフマネジメントシステム」を使いこなす
●CHAPTER4 クラウドの「情報マネジメントシステム」を使いこなす
●CHAPTER5 クラウド&iPhoneでアウトプットを活性化する
●CHAPTER6 クラウド&iPhoneによるライフログとその活用