電子書籍
採点基準
2021/11/28 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田真央とキム・ヨナの頃とは今は又ルールが変わっているので、今の採点基準だと微妙に変わるかもですが……。真央&ヨナ時代は、確かにトリプルアクセルを女子が飛ぶのは少なかったから……。
投稿元:
レビューを見る
浅田真央とキム・ヨナの五輪ショートプログラムの採点で想像以上の差が。そこがこの本の出発点。フィギュアの採点法やロビー活動?に矛先を向けた。
筆者によると、フィギュアスケートの世界選手権や五輪のメダルというのは、米大統領選のような長丁場で、シーズンを通して、いかにジャッジたちに好印象を与えるかというの大きな要因になるらしい。その点、キム・ヨナというかその陣営は明らかに浅田陣営より先に行っていたことがうかがえる。もしかしたら、ヨナの方はバンクーバー五輪を見越してカナダ人ブライアン・オーサーをコーチをして迎えたのかもしれない。芸術家肌の浅田のコーチよりも、ロビイストとしてのブライアンが一枚上手だったとも言えるようだ。
関係者に直接取材をすることなく、観戦や文献などでまとめた一冊。その点の物足りなさは感じなくもないが、フィギュアの「政治学」としてまとめた点では十分に耐えうる本になっている。
投稿元:
レビューを見る
ウィンタースポーツの花形ともいえるフィギュアスケート。本書は日本人ならば知らない人はいないであろう浅田真央選手と、そのライバルと目されるキム・ヨナ選手のバンクーバー五輪における採点方法について多くのページを割いている。
ISUのジャッジシステムは何故、トリプルアクセルを上手く評価できないのか?技術と芸術の境目は?フィギュアスケートという芸術性とスポーツの両面を持つ採点競技の難しさ、競技の外で繰り広げられる駆け引き等についても言及されておりフィギュアスケートの採点についてよく判らない初心者向けな内容。
投稿元:
レビューを見る
採点方法に左右される世界。
価値観が変わるということ。
フィギュアスケートの世界の話だけども
実は明日は我が身かもしれない。
情報をつかんだものだけが勝つ。
投稿元:
レビューを見る
なんかもっと、ちがうものを想像して買ったなあ。タイトルに騙されたなー笑 でもフィギュアスケートのヒエラルキー付のメカニズムがわかった気がするので、次からもっと試合を見て楽しめそう!
投稿元:
レビューを見る
この本、単にスケートを論じたものではない。浅田真央とキム・ヨナを通して、今の日本と韓国の本質を描いたものだと思う。「すべては筋書き通り」。そうキム・ヨナは筋書きを書けて、浅田真央は書けなかったのだ。そこに日韓の差がある。(三浦崇典)
▼『ジセダイ』140文字レビューより
http://ji-sedai.jp/special/140review/20120113.html
投稿元:
レビューを見る
フィギュアスケートの採点の意味がわかりました。
また、芸術性とスポーツ性の両方を併せ持つがゆえのジレンマ。
フィギュアの楽しみ方がまた一つ増えました。
投稿元:
レビューを見る
ジャッジスコアを見て、ニヤニヤできちゃう人向け。
まず、映像を良く見てる人じゃないと分からないこと多いし。
でも逆に言えば、どの国の選手も大好き!
真央ちゃんの衣装を見ればどのシーズンか分かる!
ってくらいの人には
知る機会の少ないコンパルソリーの知識や、
採点方法の変遷、コーチの存在意義について
よりいっそう深めることができると思う。
ただ、フィギュアの採点方法、本当にころころ変わっちゃうから
あと数年もしたら役に立たないかもしれないけど…。
すでに回転不足の減点方法緩和されているし。
一言言うなら、なんとなくこのタイトルはちょっと…
インパクト勝負なのは分かるけど。。。
投稿元:
レビューを見る
未だに浅田はなぜオリンピックで負けたのか?と感じてる方は読めば解決というか納得されるかと。当時の採点では「飛び道具」より「模範演技」が求められてたわけですね。って今もか。
投稿元:
レビューを見る
よく調べてあり、読みやすい。ただ浅田自身の問題やフィギア女子の低年齢化に対する国際スケート連盟の視点を欠いてあり非常におしい内容だった。
投稿元:
レビューを見る
フィギアスケートの歴史のところ、懐かしかったです。それにしてもコーチ、振り付け師がますます重要な位置を占めてくるのがよく分かりました。
投稿元:
レビューを見る
フィギアスケートの採点方法についての特長がよくわかります。
深いです。
ここから先は適当(うるおぼえ)・・・
・7〜9人で主観で評価
・それぞれの技に得点がきまっていて+できばえで採点される
・コーチ、振り付け師が演技内容をデザインする。このデザインの時点で獲得出来る点数が読める
・リスクを考えると、難易度が低くとも確実に得点できる技があり、それを選ぶのも戦略
・一年を通してジャッジもその選手の技・格を積み上げていくので、オリンピックの一発勝負で得点できる訳ではない
・演技する内容(技の種類/音楽とのマッチング/新規性)は構成点として評価されるが、それとて、選手の格によるジャッジの主観性により左右される
そもそも、あんな衣装きて、メイクして、音楽ありきで演技することじたい、最初からかなり特殊な競技であり、得点化は難しいよな。
投稿元:
レビューを見る
芸術と技術の総合で得点が決まる。採点方法も改良されてきたが、その時の恩義だけでなく、それまでの実績なども入る、不思議な方法で採点される競技だということがわかった。
投稿元:
レビューを見る
バンクーバーオリンピックでなぜ世界で唯一3Aを飛ぶ浅田真央ちゃんがキム・ヨナちゃんに負けたのか。
4回転に挑戦しないライサチェックくんが、なぜ皇帝プル様に勝てたのか。
ルールの当・不当は別として、そのときのルールを一番上手に解釈して実践した選手が勝つのがフィギュアスケートってことなんだね。
芸術かスポーツかの議論は、これからもしっかり続けていって欲しいです。
選手の実力だけでは勝てないのがフィギュアスケートってことがよくわかった1冊でした。
投稿元:
レビューを見る
キムヨナが、金取って金儲けに走ることの話かと思ったのよね、タイトル見て。
荒川静香みたいに。
内容は全然違って、芸術性と競技性を両立させようとするフィギュアスケートの紆余曲折の話。
今のフィギュアスケートは、ジャッジシステムに合わせた模範解答を作る競争になっていて、かつ、選手にはその模範解答を作るスキルがない。
コーチや振付師が、選手のスキルも一つの具材として、最高の模範解答を作り得たチームが勝利するのであって、キムヨナのコーチはそれに成功し、浅田真央のコーチにはできなかったのが、あの点差になったと、そういう話。
フィギュアスケート、めんどくさ。