紙の本
TM瞑想の話
2020/06/20 06:37
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投稿者:まさがき - この投稿者のレビュー一覧を見る
本としてはちょっと変わった構成になっています。
ほぼ見開きごとに項に分かれていて、小話のようにさまざまな話が語られています。
リンチ監督のファンならば「TM瞑想」というフレーズは馴染みがあると思いますが、この本を読めば、その具体的なイメージが掴めるかもしれません。
その感覚が、独特な言葉で表現されています。
わかるような、わからないような…でも、参考になると思います。
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一日二回の瞑想によって不安や怒りを解放し幸福を感じながら映画をつくる。あの暴力的な映画を作っているリンチのものいいとはにわかには信じられなかったが、その落差こそにリンチの真骨頂があるのかもしれない。
「監督が俳優を怒鳴りつけたり、何とかして演技を引き出そうとたくらむ話をよく耳にする。恐怖心を植えつけて、仕事を進めようとする連中もいる。でも、こんなのはとんだお笑い種だ——哀れであり愚劣だよ。」(p.94)
「ゴッホが彼を苦しめた出来事にあれほど縛られなかったら、もっとたくさんの偉大な作品が生まれていたと私は考えたい。」(p.117)
などなど。
リンチへの共感がすでにある人には一気に読める。
装丁は酷い。
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アイデアとは魚のようなものだ。
小さな魚をつかまえるなら、浅瀬にいればいい。
でも大きな魚をつかまえるには、深く潜らなければならない。
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超越瞑想の話が主。
もっと作品のこと語って欲しかったけど
この監督それ嫌みたいね。
コメンタリーとかも。
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トランセンデンタル:TM(超越瞑想)について、リンチ作品話を交えながら軽く訴えかける啓発本。でもこの本を読んだ所で超越瞑想なるものを理解する、もしくは会得することは出来ず、最終的に「TM 超越瞑想」とかでググって、やっぱり胡散臭いなぁ…って。一日2回の瞑想で、ほんとに未知領域が開眼するのやら…。
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小鳥ピヨピヨにてビズマコトの秋元康の記事が取り上げられていた。
”僕は今、日本はもっと自信を持ってこういうものがうけるんだと(出した方がいい)。つまり、マーケティングしない方がいい。マーケティングすると、そのマーケティングに負けちゃう。やってみなきゃ分からないという方が多分いいんじゃないかなと思いますね。”
こういった引用部と、本書の論旨には通じるところがあるということらしい。わたしは、マーケティングというものは概念として妥当だが、これを運用するのはロボットではなく未解明のブラックボックスを背負った人間であるために、運用中の致命的な失敗にしばしばまったく気づくことができないため、マーケティングとは大抵、結果的に実現されないもの、みたいな捉え方をしている。不要ではないが、取り扱いには非常に繊細で成熟したスキルが要るもの。
マーケティングの発想を捨てずにそれとは反対側の方法論との統合をはかっていくというスタンスが、意外と現実的なのだと思う。その辺りの学びとして、本書はいいとっかかりになるかもしれない。
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クリエイターやミュージシャンなどの間で瞑想を取り入れているという話は珍しくない。デヴィッド・リンチもそのひとり。瞑想から直接インスピレーションを得る、というイメージが強くてオカルトっぽい印象を持ってしまいがちだけれども、彼の説く瞑想の効果はそうではなく、もっと現実的なもの。瞑想を続ける事によって精神状態を落ち着けて、ポジティブに保ち、人間の潜在的な想像力を発揮しやすくするということだろう。シンプルに言ってしまえば機嫌良くやっていればいいアイデアがでやすい、ということなんだけれど、そのための具体的なメソッドだと思えば理解しやすい。というわけでここ数年断続的に瞑想を続けていたけれども、毎日の日課にすることに。最近は瞑想アプリもあるようだし。
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デイビッド・リンチの作品世界が好きなので、まあ、面白く読みました。
一つ一つが短くて読みやすい分、その短さが物足りなく感じます。フェリーニやキューブリックに触れたところなどは、もっと読みたいし、あのリンチ的世界の成り立ちをもっと語ってほしいところ。
TM瞑想についても、そんなにオススメな瞑想なら、もっと開示してほしいものです。
インストラクターにマントラを授けてもらわなくちゃいけなかったり、チェックしてもらわなくちゃいけなかったり、なんだか、いかがわしいじゃないですか。
でも、この本を読んで、初めて「アパートの鍵貸します」を見ました。面白かった!
いろんなヒントに満ちた本かも知れません。
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行間から、チームプレイである映画の楽しさが伝わってきてワクワクした。
映画の雰囲気とは違い、やさしい文体で語りかけるように書かれていて、読みやすい。励まされる章もいくつかある。
基本的にはTM瞑想を奨励する本なのかな。
インターネットでも読める内容が少しあって残念だったけれど、時間を置いて再読したいと思う。
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大きな魚!小さな魚!段ボール箱!のアレとは全く関係ありません。インスタグラムでリンチをフォローすると、ほとんどが瞑想についての記述なんですね。もう少し若い世代にとっては上のヒッピー世代と結びつくんで怖いものだと思うとかどうとか。ぼくも以前から実践してますがなかなか超越って感じにはならなくて、あとがきにもありますけどマハリシはたしかに良いイメージはないですがポールもリンゴもこうして名を連ねているわけですし、んで学校教育でも実践しよう、というのはとても効率的な持ち込み方で、日本でも(対人的でない)不登校を減らせるかもしれませんよ、ほんとに。
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心に引っ掛かったことは、続けることの大切さを語るページでしょうか。
瞑想。TM。なんか怪しい気もするけど…。
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リンチ監督のことはもちろん知っていたけど、「ストレイト・ストーリー」しか観たことがありませんでした。
ぜひ「イレイザーヘッド」や「ブルーベルベット」を観てから再読したいです。
瞑想もやってみたいと興味をもてました。
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中に込められた要点はいたってシンプルだと思う。デヴィット・リンチを感覚的に好きな人にとって本書で語られる内容は、とても参考になるように思う。リンチが好きで、尚且つ、瞑想に肯定的な創作人にとってはとてもいい一冊になると思う。とはいえ、本書だけでは、瞑想が何なのかは十分にはピンと来ないかもしれない。瞑想にはいろんなアプローチがあるからか細かい方法のあれこれにかんしては言及されていない。その方法に関しては自分で模索することになる。ただ、その効能、影響に関しては本書は十分に語ってくれているように思う。
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リンチの映画と瞑想についてのエッセイ。たいへん面白くて瞑想をしてみたくなり、三条でやっているらしいので連絡してみたら、スケジュールが未定だそうであった。しかし調べると料金が12万円も掛かり、新潟での開催は出張費まで掛かるという。だったら東京で受けた方がましなのだが、それでもめまいがするほど高い。リンチやイーストウッドやスコセッシみたいな作品を生み出すことができるのならすぐに本は取れそうだけど、ちょっとやそっとでは足を踏み出すことができない。
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映画監督デイヴィッド・リンチのエッセイ的な本。
イレイザーヘッドやブルーベルベットとかマルホランドドライブなんかが代表作。
本があるなんて知らなかった。
リンチは映画の解説をしないことで有名な上に、難解な映画が多いから、こういう本で頭の中を少し覗くことができるのはファンにとっては嬉しいのでは。解説はしてくれてないけど。