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投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
小林泰三さんの小説はよく読んでいるのですが、
読めば読むほど登場人物、
特に女性の頭が悪い感じというか会話の噛み合わない感じというか、それにイライラする!
そのイライラが作品の不気味な感じを際立たせてるんだけど
なんでそんな変な発想になってなんでそんな頑固なの!?ってなる。
ドッキリチューブはテレビで見てたから落ちもわかってて少し残念でした…
紙の本
うーん…
2020/04/30 20:41
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投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
『驚きと恐怖、黒い笑いが詰め込まれた全5編のミステリ短編集』ってことなのだけど、私にはどの話も理解できなかった。
現実離れしすぎていてストーリーに入っていけなかったからかな。
私は苦手な作風でした。
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投稿者:ponta - この投稿者のレビュー一覧を見る
読む人によるのでしょうか。今一読後感はスッキリしません。一話完結なので読みやすい筈なのに言葉の難しさにたまについていけないので、きっと自分の読解力や知識不足とその為にこの方のスタンスや文章の相性が自分には悪いのでしょう。
一話目のタイムマシンの話は好みは別として面白かったし、双子の話も興味深かったです。
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完全・犯罪
→いつものはちゃめちゃSF。
メビウスの輪のように、「過去は変えられない」「未来は変えられる」
という命題が膨らんでいく話。
ロイス殺し
→ディクスンカーのお祝い本に投稿されたミステリ。
本格ミステリの話かと思いきや、
あれ?こっそりホラー?
双生児
→双子、アイデンティティ崩壊。
双子の片割れを好きになった理由が「一目ぼれ」
って使い古された話よね。
隠れ鬼
→本の中で、一番好きな話だったかも。
突然、ホームレスに追い掛け回される話。
彼女とカレとの掛け合いが、
いつもの泰三節炸裂ってかんじ。
ドッキリチューブ
→先に世にもで見ていたけれど、
世にものほうが、スケールがでかくてありえないカンジだったけど、
小説はありえるカンジでよかったかも。
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SFでもありホラーでもある、ミステリというカテゴリだけに収まらない、奇妙な後味の残る作品五作をおさめた短編集。
自分のお気に入りは、タイムトラベル理論をベースに過去に戻ってライバルの博士の殺害を企てる表題作『完全・犯罪』。多世界解釈の悪ノリみたいな展開と、ラストのオチも好み。タイムパラドクスモノが好みの方向けですな。
『ロイス殺し』は、名前が出てきたとたんにカーの『火刑法廷』関連か?と思ってましたがその通りか。(ただし、登場キャラの名前は覚えてましたがそんな小話があったことは忘れてましたよ) カーの作品を読んでなくても楽しめますし、クトゥルフ小ネタも入れてきてましたね。
『双生児』、『隠れ鬼』、『ドッキリチューブ』 以上3作は、ミステリというよりも「奇妙な後味」の方が強い作品。こういうのも嫌いじゃないから、楽しく読みました。
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ヤスミンにはやはりSFで勝負してほしいなぁ。
本作はSFよりもホラーに寄ってるもん。
特に惹かれる話はなかったので、65点(100点満点)。
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SF・ミステリー・ホラーとタイプの違う作品を入れてきた短編集。個人的には歴史改変タイムトラベルものをブラックコメディチックにまとめた表題作とミステリーでお馴染の「双生児」ものがお好み。
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雰囲気的にはショートショート。余分はそぎ落として、必要な要素のみを描いています。シニカルに、そしてブラックに。悪意成分が多いので、万人向けとは言えません。
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SFやホラーのテイストが強い、ブラックなミステリ短編集。どれもが一筋縄ではいかない仕掛けに満ちています。
お気に入りは「双生児」。双子ネタはよくあるけれど、これは思いつかなかったなあ。まさしく愕然。とんでもなく悪辣です。
「隠れ鬼」もいいなあ。無邪気なはずの子供の邪悪さが描かれているのも恐ろしく。そして妙にシュールなオチも印象に残りました。
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完全・犯罪 / 初出 ミステリーズ! vol.39 FEBRUARY 2010
ロイス殺し / 初出 『密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー』 東京創元社 (2006.11)
双生児 / 初出 ミステリーズ! vol.35 JUNE 2009
隠れ鬼 / 初出 ミステリーズ! vol.37 OCTOBER 2009
ドッキリチューブ / 書き下ろし
解説 「忌まわしくも興味をそそる、邪な狙いを秘めた“完全・犯罪”」 (宇田川拓也)
『完全・犯罪』 2010.9 東京創元社刊 文庫化
カバーイラスト 丹地陽子
カバーデザイン 東京創元社装幀室
印刷 暁印刷
製本 本間製本
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5つのミステリ短編集。
表題作『完全・犯罪』読みたさに購入。
タイムマシンを開発した博士が、世界最初のタイムマシン開発者として名乗りを上げた博士をタイムマシンで殺し異にいって自分こそがタイムマシンの第一開発者であると名乗ろうとする話。
早い話がそういう話。
思っていたのとはだいぶ違ったけど、いいコントだった。
なんか、最近似た様なのを別なところで書いた気もするけど(だから気になってた)、全然似て非なるものだったので良かった良かった。
小林泰三氏と言えば、すっかり忘れていたのだけど、『玩具修理社』(角川書店)の方ですね。
結構前に読んだことがあります。
「あの神話」の系譜に連なる作品を物されたということで、記憶しておりました。
実際、この文庫収録の作品にも、やはりあの神話の系譜に連なるものが。
一度魅せられてしまうと、一生離れない魔性の神話。
ホラー畑からミステリに宗旨替えしたのかと思っていたら、とんでもない。
むしろ、ミステリの世界にあの神話を持ち込むという、論理を重んじるジャンルにはあり得ない、しかし見事なまでの意欲作を作っているのですね。
ちょっとした謎と、大いなる不思議の同居する作品。
お楽しみあれ。
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短編集 5編収録
SF、ホラー、ミステリ色々詰ってます。
んー、色々詰ってるんですが、少ーし物足りなかったかな。
「隠れ鬼」が怖くて面白かった。 ありえないけど、怖いよ。
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小林泰三は好きだけどこれはちょっと微妙だったなあ。最近いろんな本屋ではこれと『大きな森の小さな密室』がプッシュされている。けれど『大きな~』はともかくこっちはそんなに……。物足りないのはあれか、グロが足りないからか!?← どうせなら『海を見る人』をプッシュしてほしい。
以下各作品ごとに一言感想。
「完全・犯罪」
これは他にもっといいタイトルなかったのって感じ。四里川・四ツ谷コンビ?の新作にとっておけばいいのに。オチの脱力感はすさまじい。
「ロイス殺し」
普段の雰囲気とはやや違うが今回では一番おもしろかったかな。
「双生児」
割と通常運転なんだけど、角川ホラー文庫に収録されている作品に比べるとあんまり……
「隠れ鬼」
中盤までは楽しく読めたけどラストでやや肩透かし。
「ドッキリチューブ」
世にもで映像化されてますね。
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SF要素あり、ホラー要素ありのミステリ短篇、以下5篇を収録。
・「完全・犯罪」
・「ロイス殺し」
・「双生児」
・「隠れ鬼」
・「ドッキリチューブ」
相変わらず「なんじゃそら!」って感じの小林泰三らしいオチばかりで、とても楽しめましたよ。
本書で特に読み応えがあったのが、「双生児」です。これは、泰三小説のなかでも結構好きな作品に分類。
一卵性双生児の真帆と嘉穂は、物心がつくころに、親や周囲のひとたちから名前を間違えられ、そのうち、真帆は自分が「真帆」なのか「嘉穂」なのか解らなくなっていき…
オチは唐突すぎる感が否めませんが、それでも中盤の盛り上がりは異常です。
「ドッキリチューブ」は、世にも奇妙な物語で放送されましたが、「隠れ鬼」のほうこそが世にも奇妙な物語らしかったです。最後のおいてけぼり感なんて特に。
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進めば進むほど狭くなる道のようだった閉塞感溢れる初期作品とはまた違った趣。好き嫌いが分かれてるのも頷ける。