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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
飛ぶ少年とサイリウム、913が好きです。女は怖いなと感じました。思い違いで犯罪を起こす人ってよく出てきますよね。女は怖いです。
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新しく好きな作家さんに出会えることがあるので、ついつい手に取ってしまう、アンソロジー。
少年が主人公の作品7編ですが、タイトルの「いつか、君へ」的要素は別にありません(笑)
朝井リョウ目当てに買ったのだけれど、やっぱり1番良かった。
あと米澤穂信作品は今まで読んだことなかったのですが、どうやら好きそうな感じなので、これからチェックしたいです。
こういう出会いがあるのでアンソロジーはやめられない。
(逆にがっかりして終わるパターンも無きにしも有らずですが)
「跳ぶ少年」(石田衣良)★★☆☆☆
バスケを諦めた少年とカメラマンの出会い。
なんだかつかみどころのない印象。
「僕の太陽」(小川糸)★★★★☆
母と息子のベルリン旅行。
最後の2ページで、やっと報われる感じがすごく好き。
「ひからない蛍」(朝井リョウ)★★★★★
施設にやって来た少年と、周りの子どもたち。
泣かされました。胸をぎゅっとされる。
「サイリウム」(辻村深月)★★★☆☆
不器用な姉弟が、なんだかいいなぁ。
1色のサイリウムで埋め尽くされた会場は圧巻なの、分かります。
「正直な子ども」(山﨑ナオコーラ)★★☆☆☆
ちょっと太めのサカエと、転校生オージの交流…と思いきや?
ラストがこんな感じになるとは意外でした。肩すかしくらった感じ。
「少年前夜」(吉田修一)★☆☆☆☆
自分の理解力の無さを嘆きます。全然意味が分からなかった…。
「913」(米澤穂信)★★★★☆
謎の金庫に少年2人が挑む。その結末は意外な方向に…。
やはりミステリー要素のある作品が好きみたいです。
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比較的年齢層が低めだった。青春アンソロジー。私の苦手な作家さんが収録されてた。アンソロジーにはかかせない常連さんだけど、毎回読む度に苦手意識が強くなってしまう(+_+)
個人的には全体的にぱっとしない内容だったなぁと思う。強いて言うなら辻村深月さんの話が印象に残ったかな。
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好きな作家さんが書いてるので読んでみたのですが…僕はこれを読むにはどうやらちょっと歳を取りすぎてるんだろうと思いました。
やや低めの年齢層向けだと思います。
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小川糸さんの「僕の太陽」、辻村深月さんの「サイリウム」、米澤穂信さんの「913」が面白かったです。あとは正直好きになれなかったです。
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豪華アンソロジー。集英社文庫創刊35周年記念だって。好きな作家さんだらけだったので手にとった。
Boysってあるから男性作家が描くアンソロジーとばかり思ってたけど男の子が主人公のお話たちでした。
小川糸さんの僕の太陽に泣いた。好きか嫌いかわかんないけどぐっとくるよ、ずるいなーと毎回思うけど。小川さんの作品ってずるい、図々しい。全部読んでるけどいつもそう思う。
あとは期待以下だった。残念だけど。朝井くんのは良かったけど、主人公が子ども過ぎてうまく感情入らずで。
Girls編に期待。
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「少年たち」の物語が7人の作家によって紡がれている。
読み終わって残った感覚が、男性作家と女性作家ではなぜか違っていた。
どの作品も主人公は少年なのだが、女性作家が書いたものは、少年が主人公にも関わらず、女性の方を描いているように思えてならないのだ。
小川糸さんの「僕の太陽」は、母と息子の物語である。息子が主人公なのだから、彼の心情がメインのはずなのに、読後に残るのは母の物語である。
辻村深月さんの「サイリウム」も、主人公はオタクの少年なのだが、やはり印象に残るのは彼の姉だ。
山崎ナオコーラさんの「正直な子ども」は少年とか少女というよりは、性別のない「こども」の話。オチもないし、何をどうしたいのかわからない話だった。
私がこのアンソロジーの中でもっとも「少年らしさ」を感じたのは石田衣良さんの「跳ぶ少年」である。相手役で中年の女性が出てくるけれども、その描かれかたはあくまでも「少年から見た姿」であり、メインは翔太という少年の精神と肉体のありさまである。
朝井リョウさんの「ひらかない蛍」はちょっと切ない話だった。中身とは関係ないがタイトルが「ひからない」と読めてしまうのでちょっと混乱した。
吉田修一さんの「少年前夜」は長編のオープニングのような作品だったが、なんとも煮え切らない、説明できない衝動が描かれていて胸にずしんときた。
米澤穂信さんの「913」は何かのシリーズの中のひとつかと思うような展開で、浦上先輩の意図がわからないままなのがややもどかしかった。
同じタイトルで少女編もあるのだが、そちらは読む予定なし。
やはり物語は少年に限る。
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Girls版の対。とはいえ特に少女向けや少年向けという異なる印象は持たなかった。主人公が少女か少年か、という違い。
Girls版より話の好き嫌いが大きかった気がします。
印象だけれど、作家が主人公の目線に近いところで書いているか、主人公を外側から観察した目線で書いているか、というような違いがあることを各短編を比べて感じました。
後者の短編では、作者(自身)が日々の生活から何かを感じ、それを表現しているのだという感じがより強くしたように思います。
いずれにせよこう好き嫌い・とどちらでもないすべて含むということは、アンソロジーとしてはやっぱり丁度良い本だったのでは。
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ここの出版社から発売されているから、この本を買うという顧客心理はなかなかないと思うが、集英社が毎年行われているナツイチは「夏が来たなぁ」と個人的に感じるイベントの一つだ。毎年旬の女優が広告に起用される。今年は剛力彩芽だ。
ナツイチ制作委員会編集によりできあがったスペシャル企画の一つが本書である。「池袋ウエストゲートパーク」の石田衣良、「食堂かたつむり」の小川糸、「もういちど生まれる」で直木賞候補に選ばれた朝井リョウなどなど超豪華な作家陣が描いた青春の一冊。
いつか、君から受け取った大切な気持ちを、返せる日が来たらと願っている。親を失い途方に暮れていた僕に、手を差し伸べてくれた君。悪い噂を気に留めず、僕を愛してくれた君。気乗りのしない挑戦に、最後まで付き合ってくれた君――。ままならない想いに振り回され、つまずきながらも前へ進む「少年たち」の物語を、人気作家7人がこの一冊のために執筆。ほろ苦くもすがすがしい傑作青春小説集。
朝井リョウさん目当てで買った本書だが、個人的に石田衣良さんの短編が上手いと思った。石田さんは「娼年」や「夜の桃」など性的な内容も含まれる小説を執筆することもあるが、どの作品もいやらしく感じず、きれいに感じさせる。本書に掲載されている「跳ぶ少年」でも性的な部分が少しありつつも若い人の青春が描かれており、瑞々しさも感じる。
あと山崎ナオコーラの「正直な子ども」が好きだ。別にストーリーとしてめちゃくちゃ面白いわけでないけれど、人間の本質が描かれている。彼女の作品はどれも知らないうちに読み進めていってしまう。個人的にかなり不思議な作家だ。
短編集が苦手っていう人にとっても読みやすい一冊、この夏にピッタリだ。
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〈内容〉人気作家が描く少年たちの物語、第2弾!
石田衣良、小川糸、朝井リョウ、辻村深月、山崎ナオコーラ、吉田修一、米澤穂信。人気作家たちが描く、迷いながらも前へと進む少年たちの物語。集英社文庫創刊35周年記念の文庫オリジナル作品。
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小川糸さんがメンバーに入っていたので、読んでみた。
7人の作家さんにアンソロジー。
うち3人は読んだことのある作家さん。
タイトルのとおり「少年」が主人公の短編集。
読んだことのある作家さんの作品でも、今までのと作風が違ってたりして、そのギャップがおもしろかったのもあったけど、全体的にはちょっとパッとしない印象。
『少年前夜』と『913』はなかなかおもしろかったかな。
『ひからない蛍』はせつなかったぁ。
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切なくてちょっと懐かしいそんな話でした。
主人公は男の子であるけど年齢はバラバラなのでよんでて楽しかったです。
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こちらは、人気作家7人が描く「少年たち」の物語、というコンセプトのアンソロジー本。登場する作家さんは、石田衣良、小川糸、朝井リョウ、辻村深月、山崎ナオコーラ、吉田修一、米澤穂信の各氏。小川糸「僕の太陽」は、★5つ級の深くて暖かい物語で、非常によかった。石田衣良「跳ぶ少年」と米澤穂信「913」もまあまあの出来栄えで、残りの作品はあまり印象に残っていない。
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哀しみの粒子がちらちらと粉雪みたいに舞っていて、息を吸うだけで僕の体にも入り込み、心の奥深くにひっそりと沈殿するのだ / 小川糸
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米澤先生の短編が読みたくて買いました。少年期の青春小説なんだけど、米澤先生のはがっつりミステリーでしたー(笑)
辻村さんの良かった。石田さんのはエロかった。