紙の本
お勧めです。
2016/03/19 10:47
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投稿者:カズネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄く読みやすい。キャラが各々良くて。
紙の本
関係がない人間ほどテロの標的…
2016/01/20 16:53
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
関係がない人間ほどテロの標的としてふさわしい(関係のない人間はいない!)という思想がテロリストにあると以前聞いたことがある。反面この物語の中のテロは政治と個人の保身のための行為にしか思えない。しかし、たとえ思想が在ろうが無かろうが暴力は暴力であってなんら正当化されるものではない。物語はこれからも国際犯罪の日本国内への侵略を描いて行くのだろうが、どんな立場に在っても暴力を肯定する事は出来ない。いつの日か正義の刃は正義を逸脱する事になるのではないだろうか?
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いやー、ぞくぞくするね!イイ!
警察組織内の疎まれ役、半端者扱い、そのくせ突出した戦闘能力。
設定からキャラから危うげなお話でもう。
それにしてもシリアスさと異常さじゃかなり差があるのについパトレイバーを彷彿としてしまう。
どっちちも大好きなので私はいいんだけど、やっぱ両作家さんは微妙な気分になるのかなあ。
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シリーズ2作目。
姿俊之を中心としたストーリーで登場人物紹介と「敵」が示された前作。
今作では突入班3人のうちの一人、最も謎に包まれたライザ・ラードナーがストーリーの中心になっています。
日本国内でテロの計画が進行している事を掴んだ特捜部。
テロを阻止する為奔走する現在とライザの過去とが交互に展開していき、ライザ・ラードナーの人生にひとつのピリオドが打たれます。
北アイルランド紛争を絡め、迫力と悲しみに満ちたハードボイルドなライザの過去編。
警察組織の軋轢、地道な捜査、高度な外交戦略を見せる現在編。
機甲兵装による派手なバトルと、社会派な警察小説の融合が本作の最大の魅力です。
特殊な技能や才能を持つ突入班や沖津部長とは別に、出世争いに揺れるキャリアの宮近、城木の二人や、地道で優秀な捜査をするも周囲にないがしろにされる夏川、由起谷の二人など「普通」なキャラクター達も素晴らしいです。
あらゆる情報や人々がやがて一本の線にまとまっていき、階段を駆け上がっていくように盛り上がりをみせる終盤ですが、胸躍る興奮の戦いの後の結末は、切なく虚しく優しいものでした。
何が解決したというわけでもないのですが、ライザ・ラードナーが最後に見せる表情に、何かが変わったのだと思わずにはいられません。
ちょっとネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリアン・クインの「第三の目的」が最後まで謎として残りましたが、その答えが本作のタイトルにある「自爆条項」の意味とセットで明らかになるのが巧いです。
この自爆条項ひとつに、特捜部の特殊性と沖津のあらゆる思惑が表れているように感じました。
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さて、面白かったですねぇ。
またナイフの逸話やジャムの逸話の挟み方が実にうまい。
アイリッシュコーヒーも美味しそう。
IRFに関する背景をねっとりじっくり描いてくれたのも個人的に評価大。
この調子でパイロット残り2名 + 部長の過去や因縁を描く分があるかな?
雑兵のように蹴散らされるノーマルお巡りさんや、
努力が報われなくて孤立していく特捜部お巡りさんの描写は、
シリーズ2作目にしてお約束の域に突入しつつある感があります。
「暗黒市場」も、のんびり文庫化を待つとしましょう。
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ライザの抱える罪はあまりにも重く、でも重ければ重いほど物語としては重厚になる。次はユーリの過去か。最後に姿、と。起承転結とするのか、さらに沖津部長もいってみるか?興味が尽きない。
ところでその部長、なんか、「警視庁情報官」の黒田を彷彿とさせる。
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ストーリーをうだうだ説明する必要はない。
極上のエンターテインメントにして、警察小説、近未来SF。
前回は姿、今回はライザが主人公。次の巻はユーリだそうです。
IRFと特捜の知恵比べとそこに中国が絡んでくる。
面白い小説が読みたい人にお勧めの一作。
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一応SFメカアクションという立ち位置のはずなんだけど・・・。想ってるほどメガがメインじゃないというか。機龍と呼ばれるパワードスーツを駆使する警察組織とテロリストの話なんだけど、搭乗員の話が中心で、描写もIRA(この作品中では分派のIRF)がらみの描写が多い。いや、なかなかにハードボイルドで凄く好きなんだけどね。新宿鮫のシリーズプラス機動警察パトレイバーみたいな感じかなあ・・・。まだまだ続刊も出るみたいで期待大です。
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2012 12/26読了。有隣堂で購入。
2足歩行兵器を操る日本警察の特捜部隊が内部からの毛嫌いに悩みつつもテロリストと戦うシリーズ、2巻の下巻。
アイルランドテロリスト出身・ライザに焦点をあてた巻・・・案の定というかライザの妹はライザの不始末でなくなっており、そもそも彼女が障害をおった契機となった事件もテロリスト首魁のキリアン・クインが仕組んでいた、と。
この巻で「自爆条項」についても詳細明らかになり・・・サブタイトル、ださいださいと聞いてはいたがこの厨二的な感じは実に厨二的でコメントに困りますね。
そしてこれ、クインの死体確認されていないし、絶対生きていそうな展開だよな・・・。
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うん、なかなか読み応えありました、前作から設定部分にかなり広がりを感じたので予想はされましたが、今回は「死神」がメインキャストでいきましたですね。
表面的な設定はパトレーバーにヒントは得てる?だろうし、なんとなく雰囲気は「虐殺器官」伊藤計劃を彷彿とする感じもありますが、
ともあれ、危なげなバランス(B級映画的なところに落ち込みがち)をとりながらも 総合的には いい感じだなと。
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1作目に続き、2作目ですが、こちらの方が面白いです。3作目の文庫化が待ち遠しいです。
ライザというIRFのテロリスト、機龍の搭乗者で、最も攻撃能力の高い号機の搭乗者。序盤が、ライザの過去がかなり長い間書かれている。なぜIRFに入ったのか、両親、妹、彼女の家系と。登場人物の背景を書くことは小説ではよくあることだと思うのですが、それだけで一冊の小説になるようにするのはとても珍しいと思います。だからといって、ストリーが間延びすることもありません。かえって、本の中の現在に戻りのが待ち遠しい感すらします。とてもうまいなぁと思いました。また、ライザと技術主任の女性とをつなぐものが本というのも。ライザの過去の重さは、何も変わらないし、許されるわけではないけれど、彼女は許されたいとも、神も信じていないけど。だれかかが、彼女の心だけでも救ってほしいと思わせます。
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2019.12月 再読
やっぱり面白い
上巻を読んでからだいぶ間が空いてしまった。日本SF大賞を取られていて、嬉しくなった。
虚無に近いライザの過去は、とても苦しくて読んでいられない、と目を逸らそうとした。けれど、『死神』になった所以を真っ向から受け止めないと、意味がないんだと言い聞かせ読み進めた。
鈴石輝正氏の『車窓』のように温かく未知を迎えられる人でありたい。
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G線上のアリア 赤い服が似合う 赤い装丁の本 ちょっとクド過ぎるが上手く畳んだ サブタイトルも着地良し
雨が痛い
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前半でラードナー警部の過去とテロ組織を抜けた理由が明らかとなります。後半はいよいよテロ犯と激突し、激しい戦闘が展開されるという感じです。シリーズ第2弾となる本書はバトルアクションは控えめで、心理戦・頭脳戦の要素が多く、先が中々読めない展開にハラハラドキドキの連続でした。ラストは結構あっけない感じでしたけど。
次の第3弾を読むのが楽しみなんですが、機龍兵のビジュアルが今イチちゃんとイメージできないんですよねえ。イラストとか載せてくれないかなあ。
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タイトル「自爆条項」の意味が終盤でやっとわかった。
訳わからん(頭に入ってこない)部分と、面白い部分の差が激しくて、結局面白かったのか面白くなかったのかよくわからんかった。
なんとなく、もひとつ中途半端なのかなあ?
私の理解力が低すぎるだけなのか。
やっぱりアニメかなにかで見たい。