紙の本
何でもない誰かの一言が、行く道を照らしてくれることがある
2016/04/08 13:30
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投稿者:へっぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
菊池くんと市川くんが、どうやって形成されたかが語られる一冊。
自分がカッコ悪いこと認めたら、そこが始まり。
優しくない強くない正しくないって認めたら、格好イイ自分目指して頑れるんじゃないかな。
無様に、息絶え絶えに、這いずりながら明るい方へと歯を食いしばって進む彼らは、とても美しい。
幸せになれと祈ってしまう。
勝てなくても、負けないでね。大好き。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞踊をメインにやるんかと思ってたが、そういうわけでないんだな。
でも面白いです。
主人公の過去エピは友達に話さないの?
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いいなぁ。
でも、ちょっと痛い。
悪い意味じゃなくて、身につまされるというか。
市川君の心情が特に痛かったなぁ…。
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新刊3冊目。
一ノ瀬、市川、菊池、それぞれのコンプレックスというか引っかかりというかしこりのようなものが少しずつ明らかになり、それぞれが少しずつそれに向き合おうとしている。そんな3人や周りの人間を緩やかに繋ぎ、そっと前へ進める「スペイン舞踏」という存在。
誰もが一度は陥る、もしくは誰が陥ってもおかしくないような、日常の僅かな、しかし確実に小さな傷を作っていくような出来事や思いの積み重ねに足を取られてしまった者達に、ただ「前を向け」とか「逃げるな」とか言うのではなく、くしゃくしゃになったものを綺麗に包みなおして、ふんわり投げ上げてくれるような、少し苦しいけれど優しい物語。
ようやくそれぞれが出揃って動き出した感じなので、今後の動きが楽しみ。
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佐原ミズさんの作品を読むと本当に優しい気持ちになる。
鉄宇のクラスメート、菊池くん。
彼もまた抱えているものがあった。
周りの人の何気ない一言を支えにしていることは、誰にでもある。
そのことを掬い取って、物語にしているのがすごく良かった。
赤い靴の持ち主だった少女との話はいったんお休み。
でも今回も読み応えあった。
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今回は菊池君が乗り越える巻だった。
彼が市川君にごめん、ありがとって言うシーンは凄く良かった。
市川君の行動について、気持ちはよくわかる。でも、殴られるとわかっていても立ち向かうなんてことは私にはできん。君は充分格好いいよ。
鉄宇君も頑張ってる。3人で頑張れ。
余談だけど、市川君用のレトラが可愛い。菊池君はそっち系の才能もありそう。(笑)
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今回も涙しつつ読み終えました。
頑張るのはやめたという共通点があった、きみたかと菊地くん。
今回は主にそんな菊地くんにスポットライトを当てた話でした。
「適当に生きてる俺の、邪魔しないでくれる?」
この台詞あたりには、もう、どうしたらいいものか。
適当に生きるって間違ってないとは思う。
けども、せっかく巡り合えた機会で、なんせ高校生。青春を謳歌しないでどうする!
もちろん、話の流れ的に菊地くんは唄うようになりますけども。
適当に生きるってそこそこ大切だけども、機会を逃すには惜しすぎる。
だからこそ、彼にはもう一度ゆっくり頑張ってほしいと思いつつ読み勧めました。
次回からは、また赤い靴同士の物語に戻るのでしょうか?
そこが楽しみです。
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今回もいい話でした。鉄宇ら3人とも期待という言葉にすごい敏感で脆い存在なんですが、期待という言葉はそいつを思い通りにしたいという側面もあるけど、そいつが救われる言葉でもあるんだから本当に言わないといけないときは言ってあげないとダメな言葉でもありますね
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失くすことと 持ち得ないこと 辛いのはどっちなんだろう?
ってことを考えてしまった、第3巻。
■ ■ ■ ■ ■
わかってないなぁ 市川くん。
だいじょぶ、君は30才前くらいになると
少しはにんげんを見る目も肥え、
結婚を意識し始めた女性たちからモテるから。
がんばれ。
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裏表紙にある「情けない奴だらけって事?気兼ねも必要無さそうで最高だね…」という言葉がクライマックスのためのものだったとは。
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なんとかして生きていく高校生たち。
久しぶりの悔しいって気持ち。
気付かないところで、見えないところで、互いに支え合ってる人たち。
明日も生きよう。
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何気ないひと言に傷ついたり救われたり、やっぱり、言葉は大事だな。と思いました!3人が素直で好きだ-。
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佐原さんの物語には芯があって
ちゃんとメッセージが伝わってくるから好きです。
自分よりも弱い(と決めつけてるだけだとしても)存在のおかげで
生かされている自分、というような存在価値の見出し方。
それはたとえ自己満足と言われようが関係ないんだよね。
自分が生きるための定義を誰かによって曲げられることなんかないんだから。
そこは断然、闘っていこうよっていう感じがたまらない。
家族の中に、社会の中に、守られてるはずの学校の中にさえ
小さな棘は溢れていて、自分なりの対処法さえ持っていればいいんだよ。
方法は決めつける必要も絞る必要もなくて、手段さえ選ぶ必要なし。
自分を守るために。それが結果、大切な誰かを守ることにつながっていくんだから。ね。
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11/14/2012 読了。
話も絵柄も優しくて、でも痛い部分も含んでいて・・・。
不器用な人間が、一生懸命生きてる強さを読んでいる様な気がします。
鉄宇と菊池君と市川君が同じ向きになって、
よかったなぁ・・・ってほっこりしました。
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あの邪魔しないでくれる?ってとこでキたわぁ。ほんで鉄宇の励ましさぁ。。言葉のチョイスがもー絶妙~(TT)。
ちょっと恥ずかしい感じもするけどね。漫画じゃないと言えないよとか。でもいいのっ!て、でもでもなぁ~もっとじっくり長くやってくれて良かったのにな~。トラウマなんてそんなすぐ治るはずないんだし。あのいじめッ子もササ~と消されたし。。もっと重くそ暗い話をじっくり読みたいぞっ