投稿元:
レビューを見る
まあもう、また彼らに会えるというだけでうれしいのですがね!
ある意味、二次創作も好きな自分が想像したとおりの展開でした。
人生の一時期クロスした2人は、お互いが違うゆえに強く惹かれあい、影響を与える。
だがしかし、二人の本質はやっぱり全く違うのであった。
恋愛においても、友達においてもそうなんだけど、まったく違うタイプのひとって、本当に惹かれるけどちっとも歩み寄れなかったりするよね(^_^;)
10年会わなくても、わざわざ連絡取らなくても、ずっと胸の中にいて、そのひとの価値観や考え方を通してものを見たりして、ずっと心にいる尊い友人もいる。
まさにそんな感じなのかな、ってずっと想像していました。
ただ、紫苑の危うさが増大してる気がしますが。
え、まさか、紫苑がやばくなって、それでまたネズミが登場とか!?
と、いつかの未来を妄想しまくってしまいます。
あと、表紙がよいですね。マンガやアニメも存分に楽しんでいますが、かわいすぎていけない。
ネズミは、もっとこんな風に迫力があっていいと思う。
完結前より、作者自身がずっとリラックスして書いてるような印象があります。ラスト2冊くらいは少し苦しまぎれな雰囲気があった。というか、バッテリーに比べると始めから少々無理をして書いてるようにも見えた。
あさのさんは、想像以上にキャラから話に入りこむタイプのように思う。この本を読んで余計にそう思いました。
といっても、この2作品以外は真剣に読んでいません。
また、私の心が湧き立つような作品を書いてほしいです♪
投稿元:
レビューを見る
ネズミと共に信じようではないか。紫苑と紫苑の創る世界を。紫苑、どうか、未来を掴んで。貴方なら、きっと、だいじょうぶ。紫苑、変わらないで。そう、ネズミと共に、やはり、願わずにはいられない。想うことしかできない。そんな物語だったと、私は思いました。あと、酔っ払い紫苑可愛いですね。
投稿元:
レビューを見る
馴染みの本屋さんで予約していたところ、入荷するのが遅く…ようやく読み終わりました。
この日を待っていました…!
※以下ネタバレ含みます
紫苑が再建委員なら安心だ!と思っていましたが、今回の話では紫苑に不安が残る感じ。
彼も人間なわけで…何かを支配する立場になれるような位置にいるなら、誰しも「支配」の側に傾いてしまうのでは?
紫苑パパの言葉の通りだと思います。
紫苑は紫苑らしく、NO.6を良い方向に、二度と過ちを繰り返さない方向に導いていく。
そんなよくある展開より、今回の、すこし苦いような展開の方が生々しいというか…リアルを感じられて好きです。
そして何よりネズミさん(笑)
シオンという言葉に敏感に反応しすぎて、なんだか可愛かったです(笑)
beyond内では、ふたりの再会はありませんでしたが…いつか、「再会を必ず」を本当に実現してくれるのを待っています…!
投稿元:
レビューを見る
生きている。君を待って生きている。
予想外に出た外伝。振り返れば、本編は紫苑の物語のプロローグにすぎない気さえする。児童書にふさわしく、これからどう生きるかは君次第という希望を感じる展開だった。だからこそこの外伝は、登場人物のことをもっとよく知りたい願望を満たしてくれつつも、その後を見る怖さを孕んでいた。
変わっていくもの、変わらないもの。過去に囚われ、時に支えられ今を生きる紫苑と、過去を割り切ろうと前に進むネズミ。二人が幸せと安らぎを十分に感じられる未来の続編を期待したい。
投稿元:
レビューを見る
この世の中に出回る本で最も好きな本の一つであるNo.6の外伝ということで、私は嬉しすぎてなんといえばよいかわかりません。
とりあえず、落ち着いてレビューを書きたいと思います。※ネタバレを含む為注意してください。
内容は、紫苑とネズミの別れるまでの1日の話、イヌカシとネズミの出逢い、紫苑とネズミのその後、ネズミの過去、紫苑の父など様々なものが明かされています。全体的にほのぼのしていて、スピンオフな感じです。しかし、短編な為今一つ燃焼できませんでした。楊眠の一件についてはあそこまでの悪者に仕立てないで欲しかった。楊眠は嫌いでないし、人間味もあるし、紫苑と共に新たなNo.6を創って欲しかった。それと、紫苑とネズミの再会が案の定無くて落胆。でも、仕方ないのかもしれませんね。
投稿元:
レビューを見る
好きだったシリーズの続きが読めるのは嬉しいような微妙な感覚です。イヌカシの過去話は面白かったのですが新しい社会を作ることで変わっていくシオンを正直恐ろしく感じました。先生、その辺り続編でシリーズで書いてくれ!!
それも含めて君は人を信じられるか、と言うことなのかな。
でも昔からシオンは結構怖い子だったので目的の為なら手段を選ばないとは思うんだなあ。そして彼の作る世界はネズミが見に戻ると言う一点でモラルが守られているんだろうか。それもそれで恐ろしい。読んでいて凄くさみしくなりました。ハイ。
投稿元:
レビューを見る
「NO.6」に、ネズミと紫苑、本編では触れられなかったそれぞれの生の一瞬を切り取った驚きの外伝が登場。西ブロックに稀な、春の日のような穏やかな一日。NO.6崩壊後にNO.6に留まった紫苑。風のようにさすらうネズミ。そして、紫苑の父の秘密――。ともに歩んできたネズミと紫苑が、NO.6崩壊後違う生き方をする中でお互いのことを思う姿がそこにはあった。
#9を読んで、何となく続編は書かないだろうなと思っていたので外伝という形ながらも作品が刊行されたのには驚いた。厳しく言ってしまえば敢えて出すほどでもない気がするが、やっぱりネズミのファンとしてはたとえ短くとも彼のその後が知れて嬉しく思ってしまう。二人が違う道を歩むことは分かってたけど、やっぱりお互いにとって大事で忘れることなんてできないんだろうなあ。紫苑がネズミとの約束を忘れない限り、その意味を覚えていられる限り、多分NO.6は再生していけると思うけど、反面この終わり方だといつ過ちを犯すか分からないなと思ってちょっと怖くなった。
投稿元:
レビューを見る
完結してから、ずっとこの日を待ってた。
また紫苑とネズミ達に会える日を心待ちにしてました。
イヌカシ、ネズミ、そして紫苑のNO.6崩壊後の内容だったり、外伝という感じの内容だったり…
※下記よりネタバレ注意
それぞれ内容がバラバラなのかなって思ってたけど、そうでもなくどことなく話の流れがありました。弱ってるイヌカシが本当に可愛かった…!!紫苑の日々、は、正直読んでいて紫苑らしくない部分があって……。ネズミの日々で紫苑のお父さんが登場したけど紫苑に全然似てなくて(笑)なんとなくではあるけど、まだ続きそうな感じがする終わり方でした。と言うか続いて欲しい…!!今回のこの本で紫苑とネズミの再会があるかなと思っていたので…再会がなくて少し…いや、かなり残念でした……。なので次の巻があるのなら次の巻で、紫苑とネズミの再会を描いて欲しいです。そしてまた紫苑とネズミ、イヌカシの三人のやり取りを見たいです。なんにせよNO.6好きだ…!!!!
投稿元:
レビューを見る
紫苑がこの先どんな選択をしていくのか、ネズミがどんな旅をするのか、紫苑やネズミ、イヌカシがどんな大人になっていくのか、是非続きを書いてもらいたいです!
側に居なくても心の中にずっといる...と思ってもやっぱり大切な人には側に居てほしいなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
No.6再建委員会としての紫苑。放浪の旅を続けるネズミ。将来刺し違えるのではないかと思わせる終わり方。
幸せな新作を期待した読者は裏切られたと思うけど、少年たちの成長や心の変化を描くという点では、間違いない。
数年後、再会をそれでも望んでいる紫苑がネズミに出会った時にどういう心の変化が起こるのかが楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
一昨日までこの本出てたの知らなかった…不覚。
読後一番の感想は正直なところ「読まなきゃよかった」でした。
でも同時にNO.6をもう一度最初から読み返したいとも強く思った。
やっぱりこのシリーズは私の中で特別な本で、紫苑もネズミもイヌカシも別格で好きだなあと感じました。以下気持ち悪いほど長々と語ってみる。全部愛ゆえ。
beyondではNO.6の過去と未来の話が綴られている。
イヌカシとネズミの出会い、ネズミと老婆の生きた日々の二つが過去のお話。イヌカシがどうしてイヌカシになったのか、ネズミがどうしてネズミになったのか。イヌカシの死への異常な恐れと生への執着、そしてネズミの憎しみと彼の中の信念、そんなものが前よりも理解できるようになった気がした。そして西ブロックしか知らなかった彼らが紫苑からどれほど影響されて変わったのかということもはっきり書かれていたと思う。イヌカシは他者を頼るようになり、ネズミは他者と関わるようになった。それはもしかすると彼らを弱くしたのかもしれない。でも人を信じるようになったその変化がとても愛しいと思った。
そして後の二編が紫苑の未来とネズミの未来のお話。読まなきゃよかったと思ってしまったのは、多分これら二編が原因。
「紫苑の日々」紫苑はとても危うい少年として書かれてきたけれど、その危うさは彼の真っ直ぐさと聡明さが現実にそぐわないから。現実を正してしまうだけの真っ直ぐさと聡明さを彼が持っているからだろうなと思った。♯9の終わりは紫苑の未来に希望を感じさせた。ここから始まりすべては良い方向に変わっていく、そんなふうに紫苑の未来を想像していた。でもここで語られるのは正しいことをしたいという思いが正しくとも、それを実現させることの困難。正しい「目的」のために正しい「手段」だけを使っていられないという厳しい現実だった。無垢で無知でまっさらなシオンの姿が、変化しつつある紫苑と対比されるようで辛かった。疑うことを知らなかった紫苑は、西ブロックで人を疑い、現実を疑い、負の感情にさらされてきた。それでも彼は信じることを捨てなかったはずだった。ネズミに変わらないでくれと懇願され、それを紫苑は忘れていないはずなのに、嘘を吐き、人を嵌め、盗聴を警戒するような、そんな紫苑を見るのが辛かった。自分のためではなく、どこまでも他人のためを思ってそうなってしまったことが何より辛かった。
「ネズミの日々」紫苑のもとを去ってネズミは世界を彷徨っている。ここで紫苑の父親に出会うのだけれど、この父親がああもうな人物。どうして火藍さんこんな人と結婚したの?というのが正直なところ。力河の方がどうしようもなさは上でも、よっぽどいい男だと思うんだけどなあ。話がそれたのでネズミに戻して。ネズミはすごく紫苑に依存してしまっているし、紫苑を理想化してしまっているなあと思った。紫苑に出会う前の彼とはまるで別人。ネズミは人が変わることをちゃんと理解しているはずなのに、紫苑だけは変わらないと思ってしまっている。「紫苑の日々」の後にこのネズミを見るもんだから切なさが倍増した。♯9での「再会を必ず」のセリフには、早く���苑とネズミが再会してほしいと願ってやまなかったけれど、ネズミの日々を読むと、もうこの二人の生きる道は二度と交わらないんじゃないかなんて気がしてくる。交わらない方が二人は幸せなんじゃないかと思ってしまう。NO.6への憎しみから解放されて、ネズミはやっと本当の意味での自由を手にしている。一方紫苑はNO.6の中に再び囚われ、西ブロックで得ていた自由も満足も失っている。同じ部屋で同じときを過ごしていた二人が随分隔たってしまったことが悲しかった。イヌカシだけがずっと変わらずにいて、その明るさがとても印象深かったし救われた。
全部読み終わって、目次の次の「ぼくたちは人を信じ切れるだろうか」という言葉がとても重く響いた。最初はさらっと読んでいたけれど、いろんな想いが詰まってるなあと思う。
本当に長々書いちゃった…。とりあえず今年一番の本はこれに決まりです!だいすき!
投稿元:
レビューを見る
ネズミの傍らに居たい、居て欲しいと思いながらもNo.6に留まった紫苑。「逃げ出すな」というネズミの言葉に支えられつつ、どんな手段を使ってでも新しい社会を造りだそうとしている紫苑は素直で恐ろしい。
投稿元:
レビューを見る
また出会えてとても嬉しい。
紫苑の創ろうとしている世界は、どんな世界だろうか。苦しみ、もがきながら成長してきた紫苑が、過去を辿るような世界を創らないことをただ、祈るばかりです。ネズミとともに。
紫苑の父親の言葉がぐさっと胸に刺さる。
投稿元:
レビューを見る
巻数が進めば進むほど世界観についてゆけなくなったNo.6だったけれども、魅力的なキャラが多く、彼らを最後まで見届けたかったので最終巻まで読みきった。先日、外伝とも言える本作を発見したので、やはり「彼ら」のその後が気になって手にとって見たら。
あーあ、あさの先生やらかしちゃったなぁ。この展開では、続きやります宣言をしたにも等しいよねぇ。
という感覚がありありと。
イヌカシとネズミの出会い編や、ネズミの過去編はそれで良い。とやかく言われている「紫苑の日々」も、私的にはアリだと思っている。紫苑は再建のためにどんなに卑怯な手段をとることになろうとも、ネズミとの約束は絶対に忘れないだろうし、そのために葛藤する姿が楽しみ。
問題は紫苑の父をなぜ今ごろ登場させる? ということ。紫苑が1歳の時に蒸発してしまったという父は、もし使うなら本編で登場させるべきだったところを、外伝で初登場。しかも、今後の紫苑に絡みそうな予感を残すってどうゆうことですか、と思った。
紫苑父の性格は酒と女に弱い力河に似ているが、それにプラスして漂泊癖があるらしい。どことなくジンに似ている。もちろんHUNTER×HUNTERのね。(そうすると紫苑とネズミはゴンとキルアなのか)
そういう問題大有りの父親を再生中のNo.6に向かわせたら、これから壮大な親子げんかが始まりますよ、と宣言しているようなものだ。
やれやれ、シーズン2を待つとするか。
投稿元:
レビューを見る
ファンとして…
イヌカシやネズミの過去、紫苑の父親についてなど、謎だった部分が明らかになったのはよかったけど、なんか…。お互い依存してるなぁって感じ。依存しすぎってくらい依存してる。紫苑の日々では…葛藤してるのかなー。紫苑のままでいてほしいってネズミの言葉と、でもNO.6再建のためを思って、違える勢力を追い出す紫苑。
お互いが居ないと不安定なんだね。
そんな惹かれる人間、いるかなぁ。真逆な人ほど似ていて、惹かれるものもあるのかな。
NO.6の世界は、極端にではあるが、すごくわかりやすく世界の現状を表現してる。貧富の差はあっても、そこに住む人間に罪があるわけではない。国をやり直そう。
それで終わりでよかったとも思うけど…これは続きある感じなのかな。