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NHNの田端さんが書いた本。
メディアとはいっても人それぞれ解釈がちがっていて、この本では価値があるメディアとは何か?ブランドとはなにか?という軸で書かれてるな、と感じました。
いま、仕事上で参考になる考え方もたくさんあったので、読んでよかったです。
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メディアやってる知人に貸したら「タメになった」とのこと!
自身は専門外なので楽しく読んで終わっちゃったけど、ならば良かったなぁと。
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ネットでオススメされていて。
メディアの影響力に関する話しで、言われたらすんなり納得出来るような話しだと思います。米軍の機関誌からNumberまで幅が広いですが、読みやすい内容でした。
メディアの影響力や、メディアってどんなものかを漠然とでも捕らえるにはちょうど本だと思います。
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ネットが普及し始めてから、「情報化社会」という言葉を聞くようになり、ソフトバンク孫社長が「情報革命を起こす」と言い、そして今は「情報爆発」という言葉まであるらしい。
現在ではアップルのiPhoneをはじめとしたスマホブームが到来している、という急速なこのメディア世界の流れをこの本では知ることができる。
著者の講演会も私は聞きに行ったのだが、私たちの身の回りには様々な変化が起きているなと思った。
例えば、SNSの普及により、個人がメディアを持つようになった。それにより、例えば東日本大震災のような災害情報は、即時性が求められるが、そういった情報は個人からの写真付TwitterのほうがTVよりも早く、リアルな情報を伝えられる。
これはほんの一例だが、情報の発信については確実に発信者が増えている。そして、それによりメディアの役割が変わってきている。(ここは本書を読むとすごいよくわかります。)
受信者側の一日のメディア接触時間自体は前から6時間くらいで打ちどまりだったらしいが(寝る時間仕事時間通勤を抜くとこんな感じ)、そのなかでのメディアによる時間配分や利用法が違ってきているというのも本書で述べられていた。
最近のまとめサイトが流行っているように、受信者側は好きなものだけをつまみ食いするような形になっているというのはすごく納得した。通勤やトイレなどの隙間時間に、ついついみてしまうものである。
ネットの発達により、日本人の好きな、「古き良き時代」とは決別しなくてはいけない時期なんだなぁと、改めて考えさせられました。著者はTwitterをされているのですが、メディアから下ネタまで、多様な切り口をお持ちでとても面白い方です。おすすめの本です。
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今、目の前で起こっているメディアの変化についてのモヤモヤがみるみるスッキリわかる気がしました。高校でちんぷんかんぷんだった授業が予備校で、そういうことだったのか!と合点がいった感覚に近いです。講師の先生が、R25を創刊し、livedoorニュースを統括している時にライブドア事件に遭遇し、「VOGUE」のウェブサイトや「WIRED」などのデジタルマガジンを立ち上げ、今や「LINE」や「NAVERまとめ」を統括してるど真ん中の「メディア野郎」でありながら、「メディアつくりにブラックボックスはありません。」とお話を始めるのだからたまりません。それだけでなく、例えがわかりやす過ぎ。ファイナンスと共通点からメディアの「予言が自己実現する」力を語り、缶けりから業界とメディアの関係を語り、「食べログ」と「ミシュラン」の違いから「参加性」と「権威性」を語り、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」からリニアメディアを語り、カラヤンや回転寿司から「アーキテクチャの支配」を語り、オーケストラとロックバンドで個人型メディアを語る。中でも「馬具メーカー」であることをやめたエルメスの事例の比喩が心に残りました。「純度」の高い「使命に殉ずる情熱」なんて、「メディア野郎」の「野郎」性、炸裂です!
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幅広いメディアに関わってきた田端さんが書くメディアの説明書。ページ数はそれほど多くないながらも、内容は簡潔で充実しており入門書として最適ではないかと。メディアをとらえるためのフレームワーク(3つの軸)や、メディアでは避けて通れない編集権の独立についてなど、本質的な論点にまで踏み込んでおり、非常に参考になった。
「キャッシュからタレントとアテンションの時代へ」「メディアの予言の自己実現能力」「メディアの定義(Media/Tool/Community)」「フロー⇔ストック、リニア⇔ノンリニア、参加性⇔権威性の3次元」などがキーワードとして印象に残った。
ただ、帯の「メディアに踊らされずにメディアで人を躍らす法」はちょっと言い過ぎな気がするなぁ。
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田端さんのメディア論。フィナンシャルタイムズの紙がなぜピンクなのかという話が面白かった。読みやすさとか機能面の話ではなくて、ブランディングのためという視点は重要だと思う。
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「MEDIA MAKERS」のリニア/ノンリニアという言葉の使い方が気になる。媒体の要求する接触がそれぞれ全体的か断片的か全体的かという意味で、概念自体はよく理解できるんだが、もうちっと違和感のないネーミングはないもんか
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メディアというものの「本質」を大枠で捉えており、大変勉強になりました。
メモ
•クリエーションとコミュニケーションは似て非なるもの。メディアは、コミュニケーションである。
•メディアが出来る出来ないの境界線。広告主となる業者、取材対象となりコンテンツを供給する専門会の集合体としての「業界」の有無がある。その専門分野の周りに市場が存在するか、出来るか。
•メディアをコンテンツで紐解くと
ストック⇄フロー
参加性⇄権威性
リニア⇄ノンリニア
の3軸である。
•「編集権の独立」
これについては、広告という立場でコンテンツ作りにも関わる者として、非常に勉強になったし、ある意味厄介な存在でもあるなと感じている。でも、ここの境界線は対ユーザーに対しては、担保しないといけない。
•CDが出来たことによる、業界インパクト(当たり前の話なのかもしれないが)は、とても興味深い。消費者行動を知るということでは、今後の広告やエンタメの考え方にも影響がありそう。
•メディアにおける、使命•ミッションでのナンバーの発行イレギュラー対応はとても興味深いし、大変共感する内容。
•メディアにおける、プラットフォームのあり方とつきあい方は避けて通れない道となっている。客観的に見た時に、それぞれのメディアがどう生きて行くか、とても興味がある。
メディアがどう成り立っているか、個人•法人•参加•権威など、様々な要素を基に解説しており、とても勉強になったし、メディアを作る•関わる上で、自分はどう考え、活かしていくのか、というヒントを与えてくれる1冊。
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2012年11月 08/93
メディア作りの教科書的一冊。宣伝会議に連載されていた内容を綴り直したものですが、とてもわかりやすく、実用的に情報発信について学ぶことができます。広告だけでなく、SNSやもっというと人間関係も含めた部分にも役立つので、広告関係者以外の人でも読むといいと思います。
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「メディア側の論理」が知りたくて購入。Twitterでの盛んな宣伝にもやられた。
読む前の印象ほど、真新しいことは書かれていない。が、メディア側の視点として面白い発見はいくつかあった。最強の社内報、メディア=業界、アーキテクチャの違いによる見出しの変化、メディアビジネスのアンバンドリング、などなど。
どんなメディアにも、送り手とコンテンツ、そして受け手がいる。それは当たり前だが、ビジネスとして成り立っているということを意識して広く捉えることも有意義だなと思った。
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メディアとは何か?いくつかのメディアはなぜ社会に大きな影響を与えてしまうのか?メディア業界をジャンルを越えて渡り歩いた(自身のノンジャンルぶりを水陸両用のカエルに例えて)著者が解説しています。
わかりやすかったのは、3次マトリックスで表されたメディア分類。フロー⇔ストック、参加性⇔権威性、リニア(ストーリー型コンテンツ)⇔ノンリニア(細切れ型コンテンツ)。もちろん今は、参加性、ノンリニアへ傾いている状態です。
中でもフロー型と分類されている、日々情報が更新されるジャンルのメディアは、大きくその流れが変わっていて、後半はその点に重点が置かれています。
その流れを助長したのはやはりSNSの台頭。情報が個人から即時に発信される現在、現場に近い方が正義というジャーナリズムの根元と合間って、読者の情報収集スピードも幅も量も格段に上がったことから、旧来のメディアの必要性がどんどん下がっています。
著者はメディアは、高潔で信頼されるものでなければならない。情報に責任が持ててこそ。だから影響力が発揮される、と説きますが、そんな神様のようなメディアは存在していないことは周知の事実。VOGUE JAPANのWebサイトや日経新聞、英国のFT、Googleのアルゴリズムを賞賛する論調に違和感を感じずにはいられません。
もう私たちは、VOGUEがなくてもエディターのスナップを見れば流行がわかるし、日経新聞より早く正しい情報をキャッチできるし、Googleが敷いたGoogleが考える正しい道を歩くのが良いことなのか疑問に思っているのです。
情報の責任は、得る側に。そういう意味でも、主権はユーザーの時代に入ったのだと思います。
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コンテンツのノンリニア化、セグメント化を超えたペルソナ、叩き売りされないためのメディアのブランディング、編集権の独立など、この世界で生きていくために不可欠なリテラシーを一望できる好著。次の著者の言葉にビビッときた人は、読んで後悔しないと思う。
「新規サービスに対して、「こんなの本物の○○ではない。オモチャだ」と言いたくなったら、自分の脳味噌が陳腐化しており、自分自身が「抵抗勢力」の「守旧派」になっていることを疑いましょう」
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ピザ職人の例えが、すごく腑に落ちた。
俺は美味いピザ作ってりゃいいんだ。
お店に来てもらう時代から、宅配ピザの時代に。
美味いピザを作ることは当然大事なんだけど、そのピザを届ける環境が変わったことは認識しなくちゃいけない。
そして、自分がどう闘うかを決めねばならない。
正直、メディアでコンテンツ制作をする方々に、美味いもんつくってりゃいいんだ、のピザ職人の人は結構多いんじゃないか、と思った。
ただ、決して環境を認識してない訳ではないんですが、具体的な打ち手が思い浮かばない、そんな状況かなと。
著者は珍しくメディア側の人間かつ、周辺環境を認識しつつ、かつ、具体的な打ち手を打ってきた方なんだなーと。
全般はメディアの定義、歴史などの前提の話から、メディアの分類に話がすすみ、最後は これから個人型メディアが拡大するという展望まで。
この本は、一般向けに、と謳っていますが、やはり、メディア側の人間、しかも、コンテンツを作る編集者や、制作局の方々に是非読んで欲しいとおもいました。
最近読んだ「外資系金融の終わり」でも、個人の時代と締めくくり、ノマドと言われる人々が脚光を浴びる時代。
はて、自分はどう生きたもんかなー…と。
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失礼ながら、読む前は流行りのメディア本かと思っていたが、内容は遥かにマトモだった。メディアの初級教科書的存在。リニア、ノンリニアという概念も、説明されればそうだな、とは思うものの、普段意識していないもの。最近流行しているメディアは、基本的にノンリニアなものだが、その中にあって、メルマガや電子書籍といった、リニアなものもあり、そこで決め手になるのは、著者の著名度、信頼性ということ。こういった、著者の論理的な分析を理解せずに、メディアの世界に足を踏み込むべきではないと理解した次第。文章は読み易く、オススメです。