このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
日本国有鉄道(旧国鉄、現JR)の中で、劣悪な労働条件、差別と闘った臨時雇用員・和田弘子の40年余りにわたる闘いの記録。国や国鉄の団結権破壊や女性差別政策を告発する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、国鉄闘争史のなかで、表に出されることのなかった、非正規の闘いの記録です。
1983年、国鉄分割民営化に先だって全国の臨時雇用員6000人が一斉に解雇されました。
著者の和田弘子さんも、12年働いた大阪工事局を解雇されました。国労にあこがれて、国鉄で働きたいと入ったものの、そこは臨時雇用員差別、女性差別に満ち満ちた職場でした。
しかし、いえそれだからこそ彼女は闘い始めます。職場では、ケンカの毎日であったと、彼女は書いています。と同時に、その頃が一番楽しかったとも書いています。
その職場を奪われたばかりか、解雇の扱いにおいても「正規職」と差別されたことに納得がいかず、彼女は6千人の仲間の悔しさを一身に背負って闘いに起ち上がりました。
「どうしてこんなに長く闘い続けられたのですか?」と問われて、「自分たちがいたという事実、差別された事実を残したかった。そして何よりも臨時雇用員自身が闘ったことを残したかった」と彼女は答えています。
また「私はいま、闘いで得た経験と成果を次なる非正規の闘いにつなげたいと願っています。この本は、国鉄臨時雇用員の闘いを歴史に残す一歩であり、新たな闘いに起ち上がる人たちに差し伸べる私たちの希望です」と。【商品解説】
目次
- 発刊に際して― 不正、いまだ正されず!
- 第一部 臨時雇用員・和田闘争― 国鉄の女性差別・臨時雇用員差別を許さへん!
- 第1章 一人の闘いから国労婦人部・あゆみ班の闘いへ
- 第2章 解雇撤回闘争と退職金違法減額追及の闘い―地域の仲間とともに
- 第3章 数々の裁判闘争と労働委員会闘争を駆使した30年
- 第4章 私たちの前に立ちはだかったもの
- ◎病に倒れて
- 第二部 国鉄の差別的な労務政策に抗して
- 第5章 戦後の女性労働者と臨時雇用員の闘い
著者紹介
和田 弘子
- 略歴
- 〈和田弘子〉1972年、国鉄に入社。84年、国労はじめての臨時雇用員訴訟として従業員地位確認訴訟を起こし、以降数々の裁判等を行う。2001年、WOMEN’S ACT21を設立。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む