紙の本
役立ちそう
2023/10/11 09:20
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
失敗から学ぶことの大切さがよくわかり、よかったです。世界のトップエリートの最悪の経験が、役立ちそうです。
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もともとプライドの高い人たちの失敗事例
2014/04/08 14:12
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブ-ニ- - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞で紹介されていたので期待して読んだ。
出てくるのは、皆もともとプライドの高い人達の失敗事例なので、あまり感動はなかった(プライドが高かったから失敗したんでしょ?と言いたくなるような内容が多い)
従って、特に心を打たれるような内容ではなく、期待したほどではなかった。
但し、失敗を次へのステップと位置付ける文化を持つ会社や国の存在には安心した。
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エリートらしい失敗の例。だが失敗を避ける工夫は誰にでも必要だ。
2015/08/30 23:18
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投稿者:Michiyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
失敗し歯がゆい思いをたくさんしてきた。これ以上の事を避けるヒントを得るべくこの本を手に取った。
著者は元NHKディレクター。米国の経営大学院に留学しMBA取得後、外資系コンサルタント会社で勤務。現在は独立し執筆やコンサルタントとして活動している。
本書は著者自身の体験も述べられているものの、大半が国内外様々な場で活躍する人たちに取材し、彼らの失敗体験談、そしてそこからの立ち上がり方について紹介している。取り上げられた人物は30代から40代で、皆輝かしい経歴を持って社会の第一線で日々自分の仕事に向き合っている。
どんな頭脳明晰、あるいは果敢な行動力を持った人物でも誰もが必ず失敗を経験していることがこの中で明らかにされている。だが一方で、失敗の中から彼らはいかにして、どのような考えを持って克服したのか。この点を興味深く読んだ。
はっきり言って失敗もエリートらしい失敗だったり、とりわけ深刻でもなかった事例がいくつかあった。もっととてつもない失敗、例えば会社に何千億円もの損害を与えたとか、業務上の過失で訴訟沙汰になったとか、顧客を怒らせ会社の信用を著しく失墜させた、ぐらいの事例も一つ、二つは知りたかった。だがさすがにそこまでの失敗をした人は取材に応じなかったかもしれないし、エリートでも何でもないのかもしれない。
著者も終盤で取材した事例に基づきまとめているが、大事なことは失敗に備えるということだ。失敗は付き物で絶対避けることはできない。そのためいつでも失敗することを前提に計画を立てて状況を改善できる策を持っておくことが必要だ。また、周囲とのコミュニケーションや信頼関係も重要だ。自分一人で進められることは限られているし、極力失敗を避けるためにも周囲との協調や協力関係は欠かせない。社会人として、そして一個人として大事なことが結局は「失敗」と向き合い、それを克服することに要るのだと思う。
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■1.失敗を語ると賞賛される:ハーバードビジネススクール
「ハーバードでは、自分の失敗体験を授業で語ると拍手が起こるんです。成功体験よりも、失敗体験の方が、深い内容になりますし、言いにくいことをシェアしてくれた同級生に対しては文句なく賞賛しますね。中には、発言しながら、泣いてしまうクラスメートもいました」
(湯浅エムレ秀和さん)
■2.コンフォートゾーンから出る:スタンフォード大学経営大学院
コンフォートゾーンとは、自分が楽だと感じる領域のこと。
例えば生まれてからずっと同じ町に住んで、同じ友人とだけつきあっている人。例えば、上司から言われるままに、同じ仕事をし続けている人。こういう人たちはコンフォートゾーンの中にいる人。
しかし、それでは、組織に変革をもたらせない。そこから飛び出す勇気を持つ人がスタンフォードでは評価されるのだ。
コンフォートゾーンの外に飛び出すのは、容易なことではない。大企業を辞めて起業する、組織の中で新規事業を提案する、未知のべンチャー企業に投資する、新興国でNPOを立ち上げる――どれも失敗がつきものだ。スタンフォードが求めているのは、このように失敗を恐れずに挑戦し続ける人なのだ。
■3.リスクをとって挑戦する:マッキンゼー
「マッキンゼーは、リスクをとって挑戦する人を評価するのです。これは自分が人事評価をする立場になって分かったことですが、マッキンゼーには若手でもどんどんチャンスを与えて、どんどん重用する文化があるのです。僕の場合は、海外での仕事に積極的に取り組んだことで大きく成長したことが評価されたのではないかと思います」
(金田修さん)
■4.迅速に対応し、誠実に謝罪する:ゴールドマン・サックス
世界有数の投資銀行ゴールドマン・サックスには、社員、特に新人が失敗したときの鉄則がある。それは、「迅速に対応し、誠実に謝罪する」ということだ。
たとえば、どうしても避けられない数字のミス。これを自分で発見した場合はどうするのか。小辻さんは説明する。
「気づいたらすぐ上司に連絡して、解決策を練ります。そのまま黙っていたりするのは許されません。その上で、上司と一緒にクライアントに謝罪にいきます。何かあれば、部下が抱えこまず、率直に問題を打ちあけられやすいように、上司はコミュニケーションに気を遣っていたと思います」
(小辻洋介さん)
■5.最高ではなく、最低限を満たす:グーグル
グーグルでは、普通の企業で「失敗」と捉えられるようなことでも、「失敗」とは認識されないのだという。
「グーグルでは、『最高ではなく、最低限を満たせ』という考え方があります。最低限のスぺックがそろったら、商品を市場に出して試してみるのです。これは、『最高』をめざすアップルと対極にある考え方だと言われています」
(石角友愛さん)
■6.失敗を覚悟で、大きくて難しい仕事に挑む:電通
電通の鬼十則には、「難しい仕事を狙え、そして、これを成し遂げるところに進歩がある」とい���項目がある。つまり、最初から失敗を覚悟で、大きくて、難しい仕事に挑めと言っているのである。曽我さんは話す。
「失敗を奨励する文化とは言いませんが、少なくとも失敗を追及する文化はないと思います。社員が『どうしてもこれをやりたい』と言えば大抵のことはやらせてもらえると思いますし、たとえ失敗しても、2度目、3度目のチヤンスは与えられると思います」
(曽我有信さん)
■7.過去の失敗を共有する:三井物産
三井物産では、失敗事例およびその事例から得た教訓を全社で共有するる仕組みがある。そこには、案件の詳細も記録されていて、社員がオンライン上で閲覧することができるという。三井物産の飯島彰己社長は、朝日新聞のインタビューに次のように述べている。(中略)
「三井物産には、過去の失敗から得た『暗黙知』の教訓を『形式知』として社内で共有する仕組みがあります。失敗経験を機能に進化させ、前に進むことが大切です」(朝日新聞デジタル 2012年9月7日)
◆なお、本書の最終章である第6章では、「世界で活躍するエリート流の失敗力の鍛え方」がまとめられています。
・失敗したら早く修復せよ
・むやみに謝罪しない
・敗因分析をする
といった、共通項が抽出されているので、ここは必読!
ちなみに、「むやみに謝罪しない」に関して言うと、スタンフォード大学のジェフリー・フェファー教授曰く、自分が関わっている事業などが失敗したら、何よりも「自分の身を守る」ことが大切なのだそう。
教授の書かれたこの本も、最近文庫化されましたし、再読する必要がありそうな。
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エリートは失敗しない、という世間の思い込みを逆手に取って、実はエリートこそが失敗から学んでいるのだ、という主張の本。
エリートうんぬんはさておき、失敗するのはみんな嫌だ。できることなら失敗したことを忘れてしまいたい。この本でわかったことは、失敗から学ぶということは、失敗した経験を客観的に話せるようになること、そのキツさをある意味で受け入れることなのだと感じた。
「失敗してもいい」と「失敗したくない」とのバランスの取り方の問題なのかな?
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エリートたちの失敗経験、所属する会社の失敗に対する対応から成功体験につなげる実例集。
失敗経験なくしてエリートは生まれていないことがつづられている。
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失敗を失敗で終わらせないための行動術として「敗因分析」をする。そして、成功した時よりも失敗した時の方が原因がはっきりしている分、学びが多い。
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若い時の失敗は大したこと無いからたくさんしとけってことかな。
ま、エリートなんで、お上品な失敗が多いよね。なんとなく。
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う~ん、エリートでも失敗するんだから、失敗を恐れずに挑戦して、失敗しても逃げずに受け入れて、なぜ失敗したか分析して次の行動に生かそうね・・・というのはその通りだと思うんだけど。
でもやっぱり、エリートの割には、そんな詰めの甘いミスをしちゃったりするんだ・・・と思ってしまう私は意地悪なのかしら^^;。
ハーバードやスタンフォードがなぜ世界一と言われるのかというのは、結局、たくさん失敗をさせられても最後までついていける、そんなストレス耐性が高い人が求められているということなのね、と納得がいった。
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筆者の体験も含め、企業やファームで活躍するエリートの失敗談を数多く取材。「失敗から学ぶ」ことの大切さをリアルに描く。若いビジネスマンにお勧めの書。
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世界のエリートの失敗談とその克服について描いている。
誰でも失敗はつきもの、ポイントはどんな失敗だったのか、それをどう次に生かすか。
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実体験を通して自信を持って断言できることの一つに「失敗は何度でも繰り返すことができる、成功するのは運も多分に影響する」があります。
失敗については分野が少し離れていても応用が利くと思いますが、他人の成功を模倣するのは私の場合できませんでした。ところが、成功するための本は数多く出ていますが、失敗に関する本はなかなかお目にかかれません。
私が目にできたのは、畑中氏による「失敗の研究」や、日経ビジネスで「敗軍の将、兵を語る」というコーナーがある程度でした。そんな私にとって最近出版されたこの本、とくにタイトル「世界のエリートの失敗力」に惹かれました。
著者の佐藤女史が述べているように、欧米では、大学院などで失敗を想定した授業を行い、社会に出る前やビジネスを起業する前に訓練をつむことができるシステムが確立されているようです。
日本のように失敗すると立ち上がれない、復活しにくいとされているのに比べると大きな違いがあります。そのような環境において、日本の企業でも失敗の共有化、失敗からいかに学ぶかについて取り組んでいる例があり、実例を挙げて紹介しています。
現在成功しているから、過去の失敗を公開できたのとは思いますが、この本を読むことによって失敗例を多く見ることができたのは私にとっては財産になりました。
その中で、最も注意しなければいけないと思った著者からのメッセージは、成長していない環境では、挑戦はできない(p206)です。どの分野が成長しているか、停滞していると思われる中でどの部分が成長しているかを見極めることが大切なんですね。
以下は気になったポイントです。
・人は、成功を語るときは自信たっぷりになるし、失敗を語るときは謙虚になる。どちらが深くその人のことを理解できるかというと、失敗を語るとき(p4)
・本書を書くきっかけは、欧米の経営大学院13校を取材した際に、各校の教授陣が「失敗力」の大切について教えていたから、失敗力とは、失敗を自分の成長に生かす力・失敗から正しく立ち直る力である(p12)
・リーダーが失敗する要因は、1)人から学ぼうとしない、2)相談する相手がいない(p42)
・ハーバードビジネススクールで失敗に焦点をあてている理由は、1)入学前に失敗したことが無い、2)謙虚さをリーダーシップの重要な要素として捕らえている、3)失敗からは多くを効率よく学べる、である(p48)
・コンフォートゾーン(自分が楽だと感じる領域)の中にいる人とは、生まれてからずっと同じ町に住み、同じ友人とのみ付き合っている人、上司から言われるまま同じ仕事をしている人である、組織に変革をもたらせるには、そこから飛び出す勇気を持つべき(p51)
・挑戦してうまくいかなかったときの後悔は、時が経れば薄れていく、一生消えることがないのは、挑戦しなかったこと(p55)
・失敗しても、自分の非を認める代わりに、「いま、こういう対応をしています」と説明する(p61)
・再起できる失敗とは、1)最大限の努力をした結果の失敗、2)投資家や周りの人に対して、最大限の誠実さを尽くした結果の失敗(p62)
・最もやってはいけない説明は、市場が悪かった、というようにコントロールできないものに責任を転嫁すること(p64)
・トップの意思決定は常にシンプルである必要がある、何ページもあるのは、頭が整理されていない証拠(p72)
・中国のBtoCビジネスで存在感があるのは、台湾・韓国・ドイツ・フランス企業、自動車販売は中国で1850万台、アセアン全部で250万台、アセアンで100%とっても中国で15%とれば同じになる(p76)
・新人に仕事を振る場合、いざとなったらすべて自分がフォローすることを前提にやる(p85)
・外資系と日系の違いは、まめに来て、仕事は関係ない話をすることで人間関係を築こうとする点にある(p112)
・怒るわけでも、否定するわけでもなく、自分だったら言わない、という発言をすることで、相手にやり方が間違っていることを気づかせる(p115)
・常にバックアッププランを立てておく、「これしかない」と考えると、そうならなかったときに失敗になるが、バックアップを想定しておくと、失敗にならない(p128)
・新人時代の失敗として最も悔いが残るのは、挑戦できたのに挑戦しなかった失敗、こればかりは解決できない。ミスや間違いは取り返しがつくのに比べて(p188)
・期待値を高く持たないというのは、打たれ強くなる上で大切な要素、現実とのギャップが大きいほど、失敗したと認識することが多くなる(p190)
・成長していない環境では、挑戦はできない(p206)
・欧米の経営大学院の学生は、学生時代に、失敗を肯定的にとらえる考え方、失敗から立ち直る術を意識的に学び、社会に出る前に失敗力を鍛えている(p215)
・失敗して立ち上がってきた人に共通して言えるのは、敗因分析をきちんとしていること。上司に怒られたときに、「何だこの上司、許せない」と感情的に反応するのではなく、「なぜ怒られたのか、怒られないように自分ができることは何か」を冷静に分析している(p222)
・日本の若者は、ドメスティック派(内向き)と、グローバル派(外向き)に、極端に二極化している(p230)
・世界で活躍しているエリートと一般の人との違いは、置かれた環境・挑戦と失敗を繰り返した数と立ち直り方=失敗力、にある(p233)
2014年4月20日作成
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2014.5.18了読
失敗をしたときに、それからどう立ち直るかがいかに大切かを、色々な現在エリートと呼ばれている企業に勤める(経営者も)人たちの失敗を取材して、わかりやすく書かれている。良書でした。
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失敗を語る。語れるようになったときは、立ち直っている。
失敗を恐れずに、謙虚に、前に進んでいく。
部下を育てることができる人は、経験を積んでいるから、器が大きい。若い人たちが経験を積めるような環境づくりが必要だな。
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本屋で何となくまとめ買いしたものなのですが、意外と読みやすく悪くない内容でした。 ちょっと迷っている普通の若手向けって感じですね