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商品説明
米国を軸にしたTPPは、原則例外を認めない徹底した自由貿易を求めている。TPP参加により日本の農業が壊滅的な打撃を受け、食の安全を脅かされることを伝えるとともに、このグローバリズムに立ち向かうことを呼びかける。【「TRC MARC」の商品解説】
貿易自由化は、経済の国境の壁を「貿易障壁」という言葉で排除してきた。この壁が取り払われれば、すべての企業が同じ条件で競争することを強いられる。このことは、巨大多国籍企業が思いのまま世界を蹂躙できるようになることを意味する。
米国を軸にしたTPP は、レベルの高い自由化を目指しており、原則的に例外は認められない。また、ISD(投資家国家紛争処理)条項で投資家の訴えを認めたり、「ラチェット条項」で後戻りを認めない規定も設定されると予想される。そうなれば、自給率が低い日本の農業は壊滅的な打撃を受け、遺伝子組み換え食品や感染症の危険のある牛肉などが我々の食卓を占拠することになる。いま必要なのは、世界の農民、市民と連帯して、このグローバリズムに立ち向かうことである。【商品解説】
目次
- まえがき
- TPP参加は何をもたらすか?
- 第一章 相次ぐ食をめぐる事件発生とグローバリズム
- なぜ食品偽装事件は繰り返されるのか?/冷凍食品の悪夢ふたたび
- 同様の事件は他分野でも起きる
- 第二章 TPPが脅かす食の安全
- 米国産作物によって「甘味」が支配され、健康障害が拡大する
- すでに始まっている食品添加物の承認圧力
- 農薬の残留規制緩和圧力も/米国の食料戦略と遺伝子組み換え作物
- 食品表示制度への介入が強まる
著者紹介
天笠 啓祐
- 略歴
- 〈天笠啓祐〉1947年東京生まれ。早大理工学部卒。ジャーナリスト。遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表。市民バイオテクノロジー情報室代表。著書に「遺伝子組み換え作物はいらない!」など。
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