紙の本
成城石井の宣伝の本
2015/08/17 12:33
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投稿者:ブックン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読むと成城石井に行ってみたくなります、
成城石井の努力を感じますが
その期待のまま成城石井に行くと期待しすぎたと思ってしまいます。
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関係者のインタビューをまとめた形式なのでいい面が強調されがちなのは仕方ないか。もっと掘り下げて欲しかった気もするけど、小売や接客業には参考になると思う。
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チェック項目14箇所。今、急激な成長が始まっている成城石井の考え方は、まったくの異業種の方にも、これからのビジネス世界を生き抜いていくための、多くの示唆が得られると思う。どうして成城石井がこれほど支持を集めているのか、まず、何よりも大きな特徴は、その品揃えの独特さにある、輸入商材、隠れた名品、地方の名産品をはじめ、独自商材が極めて多いのだ。人気のチョコレートは本場のベルギーやフランスからの直輸入品も多い、ただ輸入したものを店頭に並べるだけではない、輸入品はワンパックの量が多く、また包装は日本のクオリティのほうが高いため、小分けして自社で包装し直しているものもある、そんな細やかさも支持されている理由だ。印象的だったのは、まず全体が”現場第一主義”で貫かれていたこと、現場の店舗が主役、そこではたらく店長やスタッフたちが中心、という空気感である。「これはスーパーに限りませんが、経費削減の名のもとに、従業員を減らしている商業施設も少なくありません。それでは、”お客様と会話なんてしてもしょうがない、手間がかかるだけだ”という考えだと思われても仕方がないと思います。成城石井は違います。店内には従業員が大勢います。お客様と、どんどん会話をさせていただきたいんです」。「レジはコミュニケーションの最後の砦であると同時に、サービスの最後の砦。だから、レジにかなり力を入れているんです」。「挨拶、欠品、鮮度管理、クリンリネスの四つの基本もそうですが、結局、基本的なことは、忙しくても忙しくなくても、やろうと思えばしっかりできることなんです。戦略的なことをやろうとするとスキルやテクニックが必要なときもあるわけですが、基本の徹底はやればできる」。安価なジャムはフルーツの量が少ないのだ、ラベルを見ると、原材料が砂糖から始まっている商品は、ほとんどそういうジャムなのだという「ラベルに最初に表示されているのが、一番多い材料です。砂糖が最初に書かれているジャムは、いってみれば、フルーツではなくて、砂糖を食べているようなものなんです」。「情報をオープンにすれば、どうすればいいのか、という改善策にもつなげていくことができる。隠したところで、物事が解決するわけではない。すべてオープンにしたほうがいいんです」。「お客様にとっては、一回の買い物がすべてなんですね。鮮度管理にしても、お店からすれば、50あったヨーグルトのわずかひとつ、賞味期限切れを見逃してしまった、と思うかもしれませんが、お客様にとっては、その一度がとんでもないダメージなんです。それだけで、もう二度と来てもらえなくても仕方がないんです」。「ひとつは、自分たちのお給料はどこから出ているか、ということ、もうひとつは、仕事のやりがいを与えてもらえる存在であること、そしてもうひとつは、自分を成長させ、会社を成長させてもらえること。この三つをいつも私からは伝えるようにしています」。「常に会社全体の利益を考え、お客様の利益を考えられるように仕組みを作っておかないといけないということです。そうすることで、会社のレベルを上げていくことができると思っています」。「小売業というのは、一人ではできない仕事��んです。スーパーは、いろんな組織がいろんな仕事をしている。お互いの協力なくしては、自分だけ頑張っても成果は上げられないんですね。逆にいえば、いい仕事をする従業員は、連携してチームワークをしっかり取って仕事をします。本部でもセントラルキッチンでも、店舗でも、です」。「また新しい動きがどんどん出てきます。挑戦をしていきます。これが何年後に花開くのか、そのために何ができるのか、また考え続けるわけです。その意味では、日々成長し続けないといけない。そういう仕事です」。
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成城石井に深く入り込んでインタビューしているので、ちょっとちょうちんぽいところもあるが、なぜ、これだけ躍進しているのか、よくわかる。 かれらにブランド戦略はないと、いままでにやってきたことがブランドになると。それもよくわかる。麻布十番に飲みに行きたくなる一冊。
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タイトル通り、なぜ安くないのに選ばれるのかが、明確には書かれていなかったが本全体から伝わった。それは成城石井のポリシーが顧客に伝わった結果なのだと感じた。成城石井がどういった企業かを知るには非常にいい本でした。個人的はもっと知りたい部分があったので深掘りして欲しかったのと、インタビューした人の写真があれば、字ばかりの本がもっといきる気がした。
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自分の仕事に役立つことはないかと思って、いろいろなジャンルの本を読むようにはしている。
Gunosyで回ってきた記事が興味深かったので、『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』を読んでみた。
スーパーマ―ケット成城石井は現在112店鋪もあるそうである。
1994年・・・4店鋪
2004年・・・30店鋪
2014年・・・112店鋪
いつのまにかこんなに成長していたらしい。
成城石井で買い物することは、まずほとんどない。恵比寿アトレ店の横を通ることは多いが、ちょっと外側をながめるくらい。気の効いた外国の製品が並んでいるというイメージで、全体として値段は高め、いいものは揃っているんだろうけど、一般の家庭には敷居が高いというイメージを持っていた。せいぜい購入したとしても、スパイスとかミントとかピクルスとか一般のスーパーではあまり見かけない小品くらいだ。
しかし、成城石井はかなりこだわりを持ちそれを貫いている企業だということが分かった。
商品へのこだわり、サービスの徹底、セントラルキッチンで作られる本格的総菜、人材教育、その一つひとつをていねいに実践しているようだ。
「儲けよう、とは考えない」というのはものの言いようだが、商売をやる上で、時にこうした感覚にとらわれることはある。良いものを提供したいという感性が時に損得感情を抜きに発露されることがある。帳簿だけをながめている経営者にこうした発想はできないだろう。ちょっと面白いと思った。
客とのコミュニケーションを大切にしていることもよく分かった。
保存料・着色料などの食品添加物に対するこだわりもよく理解した。
本部と現場が問題意識を共有できる職場つくりも少しイメージがわいた。
大切なことは挨拶、クリンリネス、欠品防止、鮮度管理、この4つの基本を怠らず継続させることということも納得した。
だからここで買い物したいという気持ちがわいてきた。
ちょっと気の効いたものを売っている店ということでいえば、カルディ・コーヒーファームとか北野エースなどという店もあるが、それらとの違いが書かれていると良かったと思う。
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「成城石井」って、安くないスーパーで、品揃えも独特。
こだわりをもった店であることは知っていたし、会社の買収なども受けて、いろいろとあったことも覚えていたので、興味深く読みました。
サービス業として、大切なものが、確実に根付いている理由がわかりました。お客様のことを考えて、基本に徹する姿勢という当たり前のことを突き詰めて考えている会社であることが伝わってきました。
たまには、「成城石井」で買い物をしてみよう!と思える一冊です。
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顧客志向であること。
経営レベルだけでなく、現場がそうあるためにしていること。想像力と実体験の組み合わせ。
描かれているものが全てではないだろうが、良い面もそうでない面も。
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○フリーライターの上阪氏の作品。
○(高級)食品スーパー「成城石井」について、同社の取材を元に、その取組みやこだわりのポイントについて、まとめたもの。
○成城石井のこだわりは、他のスーパーの群を抜くものと言うことを知った。むしろ、スーパーと呼ぶのも適切ではなさそう。
○一方で、著者の文章力・表現力が低く、途中からイヤミに見えてきてしまい、残念。これは、成城石井の問題ではないが、ヨイショ記事はほどほどにしてもらいたい。
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販売している全ての商品へのこだわり。
すべては「お客様のために。」
成城石井に今すぐ行って、店員さんに沢山質問をしながら買い物をしたくなりました。
スラスラ読めます。ただ読み応えはあまりないかも。
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小売業に限らず、「顧客第一主義」を掲げる企業は多い。誰から利益を得ているのかを問うまでもなくそのお題目は当然なのだが、成城石井の「消費者の利益こそが第一」はもう半端じゃない。
多店舗展開する前から惣菜をセントラルキッチンで作っていたり、そこに一流ホテルなどで働いていたシェフを雇っていたり、ワインとチーズを最高の状態で届けるために並々ならぬコストをかけていたり……と、「安くないのに選ばれる」理由がふんだんに記されていた。美味しいもの、出自のきちんとしたものにはきちんと対価を払うという消費者が増えてきた昨今、ようやく時代が成城石井に追いついたといったところだろうか。
もともとスーパーを見て歩くのは大好きなので、次に成城石井に行った時は、じっくりいろんな商品を手にとって眺めてみたいと思う。
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成城石井の、徹底的に儲けのためでなく、お客様が求めているものを提供する姿勢がすごかった。
誰かのためになるのが仕事
今の私に刺さるなー。。
成城石井に行って、ラインナップを今一度見てみてくなりました。
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副社からの宿題本をw
ちょうどリブランド事業に取り組んでいる当社にとって、ブランドとは?をしっかりと考えさせてくれる本でした。
成城石井さんへの感想としては、バックグラウンドをしっかりと語れる物を販売出来るって幸せだなーと思いました。
全てではないにしろ、そういった想いのこもった商品を販売できるってのは、販売員の醍醐味やと思います。
って、本を読んだだけの人に思わせられる人材育成を上手くしているんでしょうね。
ただ、こういった本は良いトコだけ切り取ってということもあるので、実際働くのとは別かも?!
一度行ってみたいし、お惣菜は是非食べてみたいと思いました!
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見た目が必ずしも味につながるとも限りません
赤牛の肉はサシがほとんど見えない
でも脂が少ないわけでなく
種類とえさが違うんです
自信をもって赤牛を売ります
→
顧客のいろんな好みに応えるために
肉の個性を出していく
(p36)
成城の始まりは都内屈指の高級住宅街
世界でいいものを見てこられた目の肥えた方々の
視線にさらされ続けてきた
食も本物志向
高くていいものは当たり前
それをいかにお値打ちで出せるか
商売としてはこれが問われたわけです
どうやって応える
どうやって考え続ける
(p27)
各店舗には
肉の知識を持つ担当がいて
熟成させて
一番の食べごろの状態のときお客様に提供
(p38)
成城石井は値段が高い
と言われることもあります
ただストーリーをきちんとお伝えして
こだわった生産者がいて
それを理解して
こだわって売ろうとする私たちがいて
それでも本当に高いんでしょうか?
ということは問うてみたいんです
成城石井のお客様はそれをご理解くださっている
(p43)
本当においしいものを提供する
それが一番大事
おいしいものを食べちゃうと
もう戻れないんです
お客様が増えたということは
それだけ
おいしいものを求める人が増えてきたということ
(p44)
成城のお客様に
肩肘の張ったコミュニケーションに
ならないよう
お客様が見ておられるような世界を
従業員に見せる取り組みもありました
サービスをされる側になって
初めてわかる求められるサービス
を知ろうという努力
(p51)
小売りで結果を出そうとすると
簡単なことは
安いものを並べること
それなりに売れるが短期的にはです
結果は出ても信頼を失ってはダメです
当たり前のことを
当たり前にすることが
どれほど難しいか
商売の基本であるにも関わらず
認識している人は少ないのではないんでしょうか?
だから
基本がしっかりできるよう
数値化して追いかけていく
毎日それをやり続ける
できないとわかっているからこそ
できる仕組みを考える
(p69)
産地を季節にずらしていくことで安定供給
日本列島を横断しながら
有機野菜を仕入れていく
(p82)
バイヤーは世界に出張
戻ってきたら報告会で
SABCの4段階で評価
自分の家族や子供に食べさせたいか
安心安全のこだわりが
これ程高まっているという中
果たして世の現状はどうか
(p110)
安かろう悪かろうに
人々は疲れてしまった
ちょっといいものが欲しい
特別変わったもの
そんな時に成城石井(p121)
スタンスは過去と全く変わっていない
変わったのは世の中で
周囲の小売りは簡単には追いつけない
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買収などの負の側面にも触れており、提灯記事と言うよりもファンの礼賛本という感じ。非常にごもっともなコンセプトなのだが、それが近年の拡大路線と矛盾しないのかがよくわからない。都心の成城石井はかなり品揃えが似通っていて各店舗の特徴が出ているかというと疑問な気がするのである。