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紙の本
叛鬼 (講談社文庫)
著者 伊東 潤 (著)
室町時代末期の関東。若き主君の横暴により、すべてを失った男・長尾景春。誰よりも早く下剋上を成し遂げようとした景春は、独善的な守旧勢力に敢然と牙をむき、下々のために新しい世...
叛鬼 (講談社文庫)
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商品説明
室町時代末期の関東。若き主君の横暴により、すべてを失った男・長尾景春。誰よりも早く下剋上を成し遂げようとした景春は、独善的な守旧勢力に敢然と牙をむき、下々のために新しい世を築こうとするも、その前に兄とも慕った巨人・太田道潅が立ちはだかった。何度負けても再起した男の不屈の闘志を描く。【「BOOK」データベースの商品解説】
好かぬ小僧だ−。関東管領を継いだ上杉顕定を一目見て、長尾景春は思った。腹悪しき主君との軋轢は深まり、やがて叛旗を翻した景春は下克上を果たし…。何度負けても再起した男の不屈の闘志を描く。〔2012年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
下剋上だ! 主君の上杉顕定に叛旗を翻し、かつて慕った太田道灌を敵に回した戦国の鬼・長尾景春の激動の生を描く。【商品解説】
目次
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読後感想
2015/07/08 20:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:monmo - この投稿者のレビュー一覧を見る
馴染みの薄い中世関東の戦国模様を描いた作品ですが、一気に読める面白さ満載の素敵な作品でした。この作品をきっかけに享徳の乱関連作品をもっと読みたくなりました。
紙の本
時代の魁となった漢
2022/06/09 08:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
主君のいわれなき妬心から全てを失った長尾景春は関東全域を巻き込む争乱を引き起こす。自分の乱が求めるものを民のための政を行うことと思うが、甘さから連戦連敗。兄とも慕う関東の巨人太田道灌にも歯が立たない。なんとももどかしい展開が続くが、不屈の姿勢に次第に胸を打たれてきた。大きな実力を持ちながら中世の価値観(どんな主君にも支えること)から抜け出せなかった太田道灌と、血筋だけで治める時代ではなく民のことを考えて治める時代を見据えながら実力が伴わなかった長尾景春という対峙が面白い。
そして、景春の思いは伊勢新九郎に引き継がれていくという描かれ方も良かった。