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商品説明
フロイドの精神分析理論は、臨床医学としていかなる効果をあげているのか。この疑問に対してフロイドは各種の症例を示しつつ、その研究的所見をもって答え、分析理論の卓越せることを述べている。(このシリーズのオンデマンド版では元本よりひと回り大きいため、文字も少し大きくなっています。)【商品解説】
目次
- 強迫神経症の一例に関する考察
- 第一部 病歴の報告
- 第二部 理論的研究
- 自伝的に記述されたパラノイア(妄想性痴呆)の一症例に関する精神分析学的考察
- 1病 歴
- 2解釈の試み
- 3パラノイアの機制について
- 補 遺
収録作品一覧
強迫神経症の一例に関する考察 | 1−114 | |
---|---|---|
自伝的に記述されたパラノイア(妄想性痴呆)の一症例に関する精神分析学的考察 | 115−220 | |
ある幼児期神経症の病歴より | 221−389 |
著者紹介
ジグムンド・フロイド
- 略歴
- (1856年5月6日 - 1939年9月23日)フロイト,S.(ジグムンド)とも。精神分析学の創始者。モラビアに生まれ、ウィーン大学で医学を学び、臨床医になる。ヒステリー治療の研究を行なっていたが、1900年に発表した『夢判断』を契機にフロイトの名声が高まり、以後40年間著作物をつぎつぎに発表する。生命には生体を無機状態にする欲動、つまり「死の欲動」があるとし、『快感原則の彼岸』を発表。1923年にガンと診断され、以後自分の死と闘いつつ、1938年にナチスから逃れるためイギリスに亡命。1939年に死去。その最後の10年間の内界がうかがえる第一級資料として『フロイト最後の日記 1929〜1939』(日本教文社)がある。
1902年から死の前年までウィーン大学神経病教授をつとめる。精神分析学、深層心理学、精神療法の理論的体型の基礎を築いた。無意識の世界、エゴ、リビドー、夢分析、エディプス・コンプレックスなどの概念・手法を創出し、その後の心理学・精神医学のみならず、政治、経済、教育、芸術など多方面にも大きな影響を及ぼす。『夢判断』(1900)『精神分析入門』(1920)は彼の代表作。
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