文献資料集成日本道徳教育論争史第３期 5巻セット

近代教育の出発から今日まで、道徳教育の歴史と論点を網羅！
教科化が進められる現在、待望の完結！
「道徳教育」は、どうあるべきか。戦前と戦後の「断絶」を超え、歴史的・学問的に検討するために……。

第III期・戦後道徳教育の停滞と再生・全５巻【収録文献】※抄録

第11巻　「修身科」復活と「国民実践要領」論争
〔昭和21-28年ごろ〕戦後教育改革における修身科や教育勅語の扱いに関する資料や、天野貞祐による「国民実践要領」構想を巡る論文・資料を収録
道徳教育のあり方をめぐる論争
　「国民道徳の頽廃と其の再建」田中耕太郎
　「教育勅語論議」田中耕太郎
　「新しい道徳教育への道（抄録）」平野武夫
　「道徳教育」下程勇吉
　「民主主義的新日本教育の理念」吉田熊次
　「社会科における徳育の問題」勝部真長
　「私はこう考える―新しい道徳教育の問題」天野貞祐
　「昔の修身と今の社会科」勝部真長
　「新しい道徳教育への道」平野武夫
　「社会科と道徳教育」上田薫

第15巻　「心のノート」と道徳の「教科化」論争
〔平成14年―現在〕平成14年から配布された「心のノート」に関する論議と、道徳の「教科化」に関する文献資料を収録
「心のノート」をめぐる論争
　「『心のノート』考」新谷恭明
　「『心のノート』と「こころの支配」」金子隆弘
　「いのちの教育と宗教教育」弓山達也
　「視点「心のノート」を批判する―国家による心の乗っ取りを許すな！道徳とは、心の軍事教練か？」三宅晶子
　「新『心のノート』、検定教科書はどうなるのか？徹底検証「日本の道徳教育」その歴史と位置づけ」総合教育技術（編集部）
　「『心のノート』で学校を変えよう」押谷由夫
　「『心のノート』活用の充実を願って」柴原弘志
　「生き生きとした道徳教育に期待」河合隼雄
　「これは『国民精神改造運動』だ」高橋哲哉／三宅晶子
　「『心のノート』の何が問題か―既成事実化に抗して」高橋哲哉
　「実践研究「心のノート」の活用による道徳教育の展開」東京都昭島市立清泉中学校
　「『心のノート』によって道徳教育はどのように充実するか」新宮弘識
　「『心のノート』で道徳の時間がどのように充実するか」渡邉達生
　「『心のノート』を活用して家庭・地域とのパートナーシップを築こう」坂口幸恵
　「いま、あらためて道徳教育を問う―「心のノート」ともかかわって」藤田昌士
　「『心のノート』を用いた道徳の授業」市川澄子／角和博
　「道徳教育をめぐる国家主義の高まりとその克服の課題?「心のノート」をどう乗り越えるか」橋迫和幸
　「『心のノート』による『愛国心』の刷り込み問題を問う」神戸修
資料編
　「『心のノート』の活用について」文部科学省
　道徳の「教科化」をめぐる論争【商品解説】