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紙の本
子規、最後の八年 (講談社文庫)
著者 関川 夏央 (著)
28歳で結核を発症し、35歳で逝った正岡子規。激しい痛みに堪えながら旺盛に表現する彼の病床には、多くの友が集った。近代日本の文芸表現の道筋を決めた、その「濃密な晩年」を描...
子規、最後の八年 (講談社文庫)
子規、最後の八年
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商品説明
28歳で結核を発症し、35歳で逝った正岡子規。激しい痛みに堪えながら旺盛に表現する彼の病床には、多くの友が集った。近代日本の文芸表現の道筋を決めた、その「濃密な晩年」を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
二十八歳で結核を発症し、三十五歳で逝った正岡子規。脊髄カリエスによる激しい痛みに堪えながら、新時代の言語表現を追求する彼の病床には、漱石・虚子ら多くの友が集った。そしてその濃密な晩年は、現代日本語の書き言葉を完成させる道程でもあった。命尽きるまで情熱を燃やした子規の功績を辿る、近代日本文学史の労作。
子規の表現欲、旧文芸に対する改革欲、「親分」欲、「座」を主宰することへの演劇的情熱、そして食欲、どれをとっても病臥後のほうがはっきりしているし、またはなはだしいのである。子規の本領は、その早すぎた晩年のほうにある。
――「あとがき」より――【商品解説】
二十八歳で結核を発症し、三十五歳で逝った子規。近代日本の文芸表現の道筋を決めた、その濃密な晩年を描く。【本の内容】
目次
- 序章 ベースボールの歌
- 明治二十八年
- 明治二十九年
- 明治三十年
- 明治三十一年
- 明治三十二年
- 明治三十三年
- 明治三十四年
- 明治三十五年
- 終章 「子規山脈」その後
著者紹介
関川 夏央
- 略歴
- 1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。
1985年『海峡を越えたホームラン』で講談社ノンフィクション賞、1998年『「坊ちゃん」の時代』(共著)で手塚治虫文化賞、2001年『二葉亭四迷の明治四十一年』など明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により司馬遼太郎賞、2003年『昭和が明るかった頃』で講談社エッセイ賞受賞。『ソウルの練習問題』『「ただの人」の人生』『中年シングル生活』『白樺たちの大正』『おじさんはなぜ時代小説が好きか』『汽車旅放浪記』『家族の昭和』『「解説」する文学』など著書多数。
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