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私は何度でも生まれ変わる。
また、あなたとめぐり逢うために。
ロマンス史に名を刻む"匠"シャーロット・ラム名品復刊!
◇あらすじ◇
アニーが初めてその電話を受けたのは、ある深夜のことだった。
「覚えているかい?」深みのある男らしい声。
いったい誰?だが相手はそれ以上何も話さず、電話は切れた。
奇妙な電話はその日からやむことなく続き、アニーは不安にかられた。
彼女は11歳で最愛の父を亡くしたあと、継父から邪険に扱われ、実母からも疎まれて、ずっと孤独な人生を送ってきた。
今ようやく努力が実り、夢の第一歩を踏みだしたばかりなのに……。
そして、ついに恐れていた事態が起きる。
電話の主マルクがアニーを連れ去り、人里離れた屋敷に軟禁したのだ。
マルクは驚くほど魅力的な唇から、信じがたい話を語り始めた。
◇著者プロフィール◇
シャーロット・ラム
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。
大の子供好きで、5人の子供を育てた。
ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。
2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。
ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。
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だから、えーっと、もうハーレクインの献本には応募しないと思いつつ、そのぉ、つい、面白半分にネットで応募してしまい・・・。よほど応募が少ないのか、3度応募して3度ともに当選した次第で、頂戴したからには読まなければ失礼ってもんでしょ。それにしても、変化がない展開で、起承転結の転が抜けて、起承結、いや承さえ怪しく、始まって終わってたみたいな、起結とも言えるお話でした。
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献本キャンペーンの一冊。
一度死んでしまった恋人同士が再び現代に前世の記憶を片方は持ちながら、もう片方はそれを思い出せずに暮らしていた。急に進行していく二人の運命、正体も知らず自分をさらった誘拐犯のはずなのに止めることのできないこの思い・・・。時を超えた二人の愛はふたたび生まれるのだろうか。
まるで少女漫画にの題材にされるような「前世を持った恋人たち」という設定。もともとぼくたちは恋人同士だったんだ、と見ず知らずの異性に迫られてもすぐ信じられるわけないですよね。主人公も同じ、なかなか彼の言葉を信じることができません。それもなかなか後半になっても信じてくれません。なんとか彼の言葉と自分のフラッシュバックが一致して前世の記憶説を信じますが、彼が好きなのは今の私?それとも前世の私? この辺りも読んでいてドキドキしましたね(^^)
もう一つ余談ですが、主人公のプロデューサーが作りあげた世間に対する主人公のイメージが好きです笑
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スピード感のある話の展開。甘美な陶酔に誘うストーリー。まさかの奇想天外。読んでいくうちに胸キュンが何度も起こる官能とファンタジーの世界に虜になった。名作。
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献本ありがとうございました。
人気歌手のアニー。
拉致されながらも彼に惹かれていくという、サスペンスタッチの内容。
いくら彼が魅力的で親切な人だとしても、ストーカーとしか思えなかった。
ハーレクインって、おとぎ話であっても現実路線かと思っていたら、SF的なものもあるんだと認識した。
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【なくても困らないけどあったら嬉しいものなーんだ】
ブクログさんから献本頂きました。ありがとうございます。
一度も夢を見たことがない人は居るのだろうか。夢の中で見る光景は一度体験した記憶のリライトだという。強い気持ちが引き寄せた幸福な未来。享受するのではなく、悩み苦しみながら受け入れていく強さと弱さ。主人公アニーは抗えない衝動に戸惑い傷つく。
あなたは前世を信じますか?運命が導く未来を受け容れることができますか?運命だからと逃げるのではなく、自分で未来を抜き刺す。
運命の人がいるのなら、早く迎えに来てだなんて、流行歌をアニーは歌わないのだろうな。
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ブクログさんの献本で頂きました。ありがとうございます。
前回頂いた作家さんの作品はオンラインプレゼントの方も含め
2冊とも結構面白いと思えたのですが、
こちらは少し地味かな、と感じました。
ヒロインにひとつのことを信じさせる為だけに
ほぼ一冊使っているような。しかも舞台が変わらないまま。
かつ男キャラに最後まで魅力を感じられず・・・我儘だなあ、と。
ただ設定があらゆる面でとっても少女漫画的なので
少女漫画にしたら凄く良さそうです。
読んでいる間も頭の中で少女漫画絵が飛び交ってましたw
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(2015.06.01読了)(2015.05.30入手)
原題は、Dying for you です。英語が苦手なのですが、「君が欲しい」でしょうか? それとも「君のために死ぬ」でしょうか?
本の内容としては、どちらでも合いそうなのですが。
「今ふたたびの愛」となっていますが、前世では途中で途切れてしまった愛の続きを現世で続けたいという感じの愛です。前世での二人にとっては、一度途切れた愛を続けることができるので、満足でしょうけれど、体と心を前世の先祖に乗っ取られた感じの現世の二人は、自分の人生を生きた感じがするのでしょうか? などと思ってしまいます。
小説のなかでは、二人のこころは、十分満足した状態で終わりになりますが、身体はまだ結ばれておらず、不安を残したまま終わります。うまくゆくのでしょうか?
ロンドン、パリ
アニー 歌手
ダイアナ・アボット 秘書
フィリップ エージェント兼マネージャー
ブリック ドラマー 20歳
バーナード・タイラー アニーの継父
ジョイス アニーの母
マルク・パスカル レコード会社社長(フランス)
マーク・グラント
●永遠の魂(93頁下段)
肝心なのは中身なんだ。人には、永遠に滅びることのない魂というものがあるんだよ
●夢の人(97頁上段)
彼がキスをしているのは私じゃない! 彼女なのよ。長い間恋いこがれてきた夢の人―五十年前、彼が自分の命を捨てて守ったと思いこんでいる女性。この欲望、この情熱はすべて実態のない幻に捧げられているんだわ。
☆関連図書(既読)
「地上より永遠へ」シャロン・サラ著・仁嶋いずる訳、ハーレクイン、2015.04.20
「奥様、お手を」エマ・ダーシー著・高杉啓子訳、ハーレクイン、2015.05.20
内容紹介(amazon)
アニーが初めてその電話を受けたのは、ある深夜のことだった。「覚えているかい?」深みのある男らしい声。いったい誰?だが相手はそれ以上何も話さず、電話は切れた。奇妙な電話はその日からやむことなく続き、アニーは不安にかられた。彼女は11歳で最愛の父を亡くしたあと、継父から邪険に扱われ、実母からも疎まれて、ずっと孤独な人生を送ってきた。今ようやく努力が実り、夢の第一歩を踏みだしたばかりなのに……。そして、ついに恐れていた事態が起きる。電話の主マルクがアニーを連れ去り、人里離れた屋敷に軟禁したのだ。マルクは驚くほど魅力的な唇から、信じがたい話を語り始めた。
■時代を超えて繰り返される男女の不思議な縁を、シャーロット・ラムが情感たっぷりに描きます。
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これは、女性目線と男性目線ではまったく異なる作品になるだろうと。女性目線なので、この男性が気が狂った妄信的な男にしか見えない恐怖。ストックホルム症候群?それとも前世の記憶?A面B面のうらおもてで、男性目線でのより詳しいストーリーがあったらよかった。
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献本企画でいただきました。
ハーレクイン初体験…というか、
読むことになるとは。。
なんだか照れくさかった。
ところが、けっこう面白かった。
ほとんど2日間で運命を知る急展開には
無理はあったのかもしれないが、
アリーのパニックぶりは現実味があった。
何度も受け入れようとしながら、
次の瞬間には運命に抗わずにはいられない。
そんなアリーの葛藤は、もしかしたら
真実なのかもしれない。
転生輪廻を信じたいと、常日頃から思っていた。
やはり信じたい。
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ブクログさん献本です。ありがとうございます!
前回のヒロインのグダグダぶりに比べて、今回はかなり頑張るヒロイン。
17歳で歌手としてデビューし、スターへの階段を駆け上ったアニー。
密かに想っていた彼が親友と結婚式を挙げた傷心の夜にアニーは1本の電話を受ける。
「覚えているかい?」
深みのある男性の声。いたずら?ストーカー?
そんな影に怯えながらもアニーはツアーのためパリへと旅立つが。
一人になった傷心を抱えつつ、美丈夫で色気たっぷりな彼にドキドキ。でもふと彼の正体を考えてはヒヤリとする。
目の前にちょっとしたことが切欠で急激に親しくなって結婚したカップルがいる。「運命」を見せ付けられたようなアニー。
そんなアニーに信じられないような「運命」をささやく男性、マルクが現れる。
彼がみているのは「私」なのか「彼女」なのか。
目まぐるしく凝縮した2日間。
マルクの描写にクラクラ。この外見だからこそ許されるんだろう、この展開。
イケメンって得よねー。
そして、マルクの作る食事が美味しそう。
きつね色のフランスパンとオムレット・オ・ファンザルブが食べたくなる。
そして「汚れものを放っておけない性分なんだ」とまで!
すべてが出来すぎで強引なのは、このシリーズのお約束なんだろうなあ。
とにかくヒロインの純粋で強くあろうとする姿勢が可愛いかったです。
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またまた献本で。
なんだろう?
なんだろう?
強引さと急展開が売りなの?なんて思ってしまう人生2冊目のハーレクインwww
今回は、その強引さがチョットした恐怖、、、。
これが、幼なじみとか昔から自分が好意を寄せてる同士とかなら、良かったんじゃない?なんて思う。
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献本ありがとうございました
ジャーロットラムの中でも異色な所をチョイスで驚きなのだが、ハーレクイン初心者には微妙な感想が多いようですね。
拉致された歌姫が、怯えながらも惹かれ合い、彼の不思議な話を信じるべきか否か、選択を迫られるという物語です。
淡々とした描写ながらも、独特の重厚感のある雰囲気が特徴の作者らしい文章。
彼女が思い出すままに任せ、熱い視線を絡ませながら見守る彼の行動は、読後も考えてしまう読者と作者の関係に近いのかもしれない。
これはこれで良いロマです。
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ハーレクインに関しては、かなり先入観がありました
多分、献本でプレゼントしていただかなかったらきっと向こう10年経っても読んでない自信があります
では読んでみてどうだったかというと私の嫌いな本の形態、つまり字が小さくて1ページ二段書き… その点を除けばすんなり読めて面白かったです
ここしばらく私の生活にLOVEが足りなかったせいか、これでホルモン補充ができた感じ?です
設定はお決まりの美男美女で、前世がどうの、生まれ変わりがどうのって事にしのごの言わずに楽しんでしまえば脳内疑似恋愛完了で楽しかったです
ブクログさんはいつも自分ではチョイスしない世界を見せてくれます
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前世で愛し合った二人が、生まれ変わって再び愛し合う。
仏教の輪廻転生を思わせる内容。作者はイギリス出身で、登場人物の名前はもちろん西洋風だが、邦書のようにスッと心に沁みる。翻訳が優れているのだと思う。
ヒロインの感情の描写が良く、とても共感できる。
心温まるひとときを過ごすことができた。
私は妻子があるが、生まれ変わっても再び愛し合おうと言えるような素敵な家庭を作りたいと改めて感じた。