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紙の本
移民たちの「満州」 満蒙開拓団の虚と実 (平凡社新書)
著者 二松 啓紀 (著)
満州事変以降、日本の大陸政策、昭和恐慌下の農村更生策の一環として遂行された満州移民政策。開拓団体験者から託された資料を軸に、“等身大の満州像”を描く。【「TRC MARC...
移民たちの「満州」 満蒙開拓団の虚と実 (平凡社新書)
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商品説明
満州事変以降、日本の大陸政策、昭和恐慌下の農村更生策の一環として遂行された満州移民政策。開拓団体験者から託された資料を軸に、“等身大の満州像”を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和恐慌下から続く農村疲弊の解決を狙いとして遂行された満蒙開拓移民政策。体験者から託された資料を基に等身大の満州を描く。【本の内容】
目次
- 序章 最も身近な戦争体験としての「満州」
- 消えた同級生/戦争を知らない世代の「戦争」体験/満蒙開拓団の資料を託されて
- 第一章 満州国の誕生と大量移民の幕開け
- 満州事変から満州国誕生へ/五・一五事件と満州移民/日満議定書と平頂山事件
- 第一次武装移民とリットン調査団/第二次武装移民と依蘭事変
- 「満州移民のトーチカ」高橋是清の死/大量送出の時代へ
- 第二章 日中戦争と満州移民
- 満蒙開拓青少年義勇軍/移民の募集担当だった水上勉/教員が教え子を戦場へ
著者紹介
二松 啓紀
- 略歴
- 〈二松啓紀〉1969年京都市生まれ。同志社大学大学院修了(社会福祉学修士)。京都新聞社文化部記者。著書に「裂かれた大地」など。
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国策の誤りここに尽きる
2015/10/15 19:48
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楽隠居 - この投稿者のレビュー一覧を見る
満州が敗戦に至る原点だと言うのは多くの人が指摘する通りだが、そこに取り残された国民のことはあまり触れない。国策の誤りは押並べて国民を蔑ろにし、見殺しにする。この著者の憤りは昔のことではなく、これからも国策の誤りを見逃すと我々が見殺しにされると言っているようだ。原発、安保、基地等々今も国策により犠牲を強いられる国民がいることに思い至るべきだ。著者が満州に残され苦難の道を歩むか亡くなった方のことを書いたのは国策に犠牲を強いられないためには国民が従順に従うことの怖さを知らしめるためだとおもう。