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商品説明
元陸自のヘリパイロット・新居見充は3年前の平成南海トラフ大震災の際に妻と息子を失った。たったひとり残った家族―東京で医師として働く娘とは絶縁状態。今は御殿場の養護老人ホームで働きながら喪失と悔恨の念に苦しんでいる。ある日、旧友の静岡日報の記者・草加が「富士山の噴火が近い」という情報を得る。「御殿場市は、全市民の避難が必要になる!」古巣の自衛隊、消防や警察などを巻き込んで、新居見が中心となった避難計画が動き出す―。噴火予測年は2014年±5年、想定死者数最大1万3千人、被害総額2兆5千億円ともいわれる、直近かつ最大の危機に真っ向から挑むとともに、父と娘の絆の再生を描き出す、感動のノンストップ防災サバイバル・エンタテインメント!【「BOOK」データベースの商品解説】
元陸自のヘリパイロット・新居見は平成南海トラフ大震災で妻と息子を失い、生き残った娘とは絶縁状態にあった。ある日、富士山の噴火が近いという情報を得て、御殿場市の全住民避難に動き出す。『電気新聞』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
元陸自のパイロット・新居見充は平成南海トラフ大地震で家族を亡くした喪失感とともに生きていた。が、迫り来る富士山の噴火に、御殿場市と自衛隊を巻き込んだ全住民避難に動き出す……!
【商品解説】
著者紹介
高嶋 哲夫
- 略歴
- 〈高嶋哲夫〉1949年岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。「メルトダウン」で小説現代推理新人賞、「イントゥルーダー」でサントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。
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電子書籍
避難
2017/05/13 00:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
富士山が噴火する
高嶋先生の小説で言えば
首都圏直下型地震の「M8」
東海・東南海・南海連動地震の「TSUNAMI」
から続く、「富士山噴火」になる。
富士山は、死火山でなく、活火山であることを忘れてはいけない。
とは、よく言われており、噴火はありうるものである。
とはいえ、私の居住地は、富士山から遠く、西側でもあり、
直接的な噴火の影響は考えられず、備えもしていない。
しかしながら、首都圏に火山灰が降り注ぎ、日本の経済活動に
多大な影響を与えることを考えると、他人ごとではないはずだが、
経済となると、個人では・・・
火山の噴火は、
・噴石
・火砕流
・溶岩流
による被害が考えられる。
噴火自体の予知は無理かもしれないが、上記の3つの災害に
ついては、火口を想定し、例えば、溶岩流の流路をシミュレート
できるのではないか。
シミュレートできるのであれば、避難計画が立てられるのではないか。
本書は、富士山のふもとに住む人々の話である。
溶岩流が流れるであろう地域に住む人々が登場する。
富士山噴火の予兆が現れ始め、主人公は、避難計画を立て始める。
避難者は、老人ホームの住人。
観光バス、マイクロバスの手配、自衛隊の輸送車等々の確保・・・
避難先との調整。
看護師の帯同・・・
本書は、富士山噴火、云々というより、避難することのノウハウが詰まった
小説といえる。
老人(病人含む)の移動には、どれだけの準備と配慮が必要なことか。
ただ、自動車に座らせておけば、よいというわけではないのだ。
伊豆大島、三宅島、口永良部島・・・
では、見えてこなかったけど、
お年寄りが元気だったんだなと思ってしまう。