文献資料集成大正新教育 第１期 6巻セット

◆特色
　大正新教育に新たな光をあてる文献資料集成
戦前期日本において、子ども中心主義、自由教育を掲げた「新教育」。戦後の教育改革の礎となり、現在にいたるまで日本の教育界にその精神が脈々と息づいているにも拘わらず、その全体像はいまだ十分に解明されたとはいえない。本資料集成は、運動の担い手であった実践家たちの語った言葉・行動を、現場である「学校」に関する文献・資料を中心に編纂、新教育運動の多様性に迫る。

　現場の熱気を伝える巻構成
新教育の象徴ともいえる「八大教育主張」が提唱されたのは、民間の教育講習会であった。第I期「八大教育主張と公立学校の新教育」には、及川平治、稲毛金七、樋口長市、手塚岸衛、千葉命吉、河野清丸、片上伸、小原國芳ら八名の講演はもちろん、臨場感あふれる講演会の記念絵葉書、風刺漫画、講習会参加者名簿などの資料や、その後の議論を彷彿とさせる同時代の批評を収録。さらに各師範・公立・私立学校における貴重な記録を通して、有名・無名の訓導たちによる、生き生きとした実践の数々！

　入手困難な文献・資料を多数収録
教育改革の旗手として、今もその名が屹立する小原國芳、木下竹次、手塚岸衛、及川平治らはもちろん、東京、奈良、明石、倉敷、大阪など、同時代に日本各地で活躍した実践家たちの試みを網羅！　国家主義的な制約のなか、プロジェクト・メソッド、ダルトン・プランをも受容した現場の教育者たちの試みを、現在では入手困難な文献・資料から再構築する。【商品解説】