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商品説明
「和解」とは何か。朴裕河「帝国の慰安婦」と礼賛論の主張をそれぞれ検証。同書には日本軍慰安婦制度についての日本軍の責任の矮小化、被害者たちの「声」の恣意的な利用などの致命的な問題があることを指摘する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
被害者の声を正確に聞け!
2017/05/19 23:15
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:青い山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
右からも左(?)からも大絶賛されたパクユハ著「帝国の慰安婦」。この著作の問題点を隅から隅まで論証して見せたのが本作である。
そしてなぜ、日本の「知識人」にも嬉しい内容だったのかも紐解いて見せている。相当耳の痛い内容である。
2015年末、だまし討ちのようになされた「日韓和解」。当事者を置き去りにし、「売国的」な態度で臨んだ朴槿恵政権。
何ら義務のない合意内容も詳らかにされていない(しようとしない)ただの口約束のような「和解」を、ヒステリックに履行せよとマスメディアも庶民も大合唱だが、彼らは「和解」内容を把握しているのか?そして何より、高齢の被害者当事者たちの気持ちや現状について、事実をなかったことにして潰したいのだろうか。私はそこまで非道にふるまえる気持ちが全く理解できない。
戦時性奴隷の問題に関心を寄せてきた者が読むと、「帝国の慰安婦」は非常に理解しづらい内容になっている。そうした感想を持った人にも一読をお勧めする。